🇩🇪 ドイツベルリン1年1ヶ月

常識を脱ぎ捨てたベルリンの1年。アートと自由が私に教えてくれたこと

4.0
26歳で出発2026年4月5日
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基本情報

出発時の年齢26
渡航先🇩🇪 ドイツ
主な滞在都市ベルリン
滞在期間1年1ヶ月

投稿者: なお

日本でグラフィックデザイナーとして働いていた私は、「正しい生き方」を求める社会の空気に息苦しさを感じていました。そんな時、偶然訪れたベルリンの、荒削りだけどエネルギッシュな雰囲気に魅了され、ワーホリを決意しました。

語学学校に通いながら、後半は現地のヴィーガンカフェでアルバイトを始めました。そこでは、性別も国籍も年齢もバラバラなスタッフが、対等に意見を言い合いながら働いていました。「仕事は人生の一部であって、すべてではない」という彼らのスタンスに、私の仕事観は180度変わりました。

特に印象的だったのは、夏のベルリンです。冬の厳しさが嘘のように、人々は公園でピクニックをし、運河沿いで音楽を楽しみます。見ず知らずの人がスピーカーを持ち寄って即興のダンスパーティーが始まるなど、街全体が「生きている喜び」に包まれる瞬間は、言葉にできない感動がありました。

また、シェアハウスの仲間たちと、政治や哲学、アートについて夜通し語り合ったことも忘れられません。彼らは常に「あなたはどう思う?」と問いかけてきます。自分の意見を持つこと、そしてそれを拙い言葉でもいいから伝えることの大切さを、ベルリンの荒々しい風の中で学びました。

帰国した今、私は以前のように周囲の評価を気にしなくなりました。ベルリンで得た「自分だけの物差し」を持って、新しいプロジェクトに挑戦しています。

良かった点

  • ベルリンの最大の魅力は、圧倒的な「自由さ」と「寛容さ」です。ここでは、どんな格好をしていても、どんなライフスタイルを選んでいても、誰もあなたをジャッジしません。街中がストリートアートに溢れ、古い廃墟がギャラリーやクラブに生まれ変わっている光景は、クリエイティブな刺激に満ちていました。 また、他のヨーロッパ諸国の大都市に比べて、自炊中心の生活であれば食費をかなり抑えることができます。スーパーの野菜やパン、そしてビールが驚くほど安く、生活の質を保ちながら自分の好きなことに時間を投資できる環境があります。 歴史の重みを感じる場所も多く、週末に博物館島を巡ったり、冷戦時代の名残を感じる壁の跡を散歩したりするだけで、深い学びがありました。さらに、ベルリンは世界中からアーティストや起業家が集まるため、ネットワーキングの機会も非常に多く、日本では出会えないような型破りな人々と友人になれたことが最大の財産です。

大変だった点

  • 最も苦労したのは、ドイツの「官僚主義」と「役所の手続き」です。滞在許可(ビザ)の取得や住民登録のために役所の予約を取るのが至難の業で、サイトを毎日チェックし続ける日々は非常にストレスフルでした。また、役所の担当者が不愛想なことも多く、ドイツ語が堪能でないと厳しい対応をされることもあり、精神的なタフさが求められました。 言葉の壁も高く、ベルリンは英語が通じるとはいえ、現地のコミュニティに深く入り込んだり、賃貸契約をしたりするにはドイツ語の理解が不可欠です。ドイツ語特有の複雑な文法には最後まで苦しめられました。 また、冬のベルリンは非常に過酷です。午後4時には真っ暗になり、太陽を拝めない日が何週間も続くこともあります。この「グレーな冬」をどう乗り切るかは、ベルリン生活において避けては通れない課題です。さらに、最近の家賃高騰と物件不足も深刻で、条件の良いシェアハウス(WG)を見つけるために、何十通ものメッセージを送り、厳しいオーディションを勝ち抜く必要がありました。

これから行く人へのアドバイス

ドイツ、特にベルリンは「自立していること」を求める街です。困った時に誰かが助けてくれるのを待つのではなく、自分から情報を掴みに行く姿勢が不可欠です。渡航前に少しでもドイツ語の基礎を勉強しておくことを強く勧めます。A1レベルでも知っているだけで、役所やお店での対応が劇的に変わります。また、冬に行くなら、防寒着だけでなく、良質なビタミンDのサプリメントと、趣味に没頭できる何かを持っていくことを忘れないでください!

6軸評価

費用内訳(月額)

月間生活費¥180,000
月間家賃¥80,000
月間食費¥30,000
月間収入¥150,000
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