2026年10月27日

スペイン語留学メキシコの費用と学校|UNAM講座と中南米比較

スペイン語留学をメキシコでするなら、国立大学UNAMの外国人教育センターの講座が代表的です。集中講座と3か月講座の料金、180日までのビザなし滞在と学生ビザ、都市ごとの危険レベル、中南米やスペインとの比較、DELE・SIELEまで分かります。

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スペイン語留学メキシコの費用と学校|UNAM講座と中南米比較

「スペイン語留学をメキシコでしたいけれど、治安は大丈夫なのか、スペインや中南米のほかの国と比べてどうなのか」。費用が安いと聞いて気になる一方で、どこの学校に通えばよいのか、ビザなしでどれくらい滞在できるのかも分からず、決めきれない方は多いはずです。家族に反対されそうだという迷いも重なります。

メキシコは、日本人がビザなしで180日まで滞在でき、国立大学UNAMの外国人教育センターで初心者からスペイン語を学べる国です。本記事の比較表で中南米の国と並べ、スペインとも生活費やワーホリの有無で比べれば、自分の予算と目的に合う留学先を選べます。

あわせて、都市ごとの治安の確かめ方や、スペイン語の力を測る検定も同じ流れで紹介します。

メキシコのスペイン語留学で通える学校と費用

メキシコでスペイン語を学ぶなら、国立大学UNAMの外国人教育センター(CEPE)が代表的な学校です。約7週間で集中して学ぶ講座と、夕方に3か月かけて学ぶ講座があり、まったくの初心者向けのレベルから始められます。

国立大学UNAMの外国人教育センターが代表的

メキシコ国立自治大学(UNAM)の外国人教育センター(CEPE)は、外国人にスペイン語やメキシコ文化を教える大学の機関です。本部はメキシコシティの大学キャンパスにあり、市内のポランコと、ゲレロ州のタスコにも拠点があります。

授業のレベルは、まったくの初心者向けの「Iniciación」から「Español 8」まで分かれ、各レベルにヨーロッパの言語の基準(CEFR)の目安が付いています。たとえばEspañol 1はA1、Español 3はB1の前半です。大学の機関で学びたい人は、まずCEPEの講座日程から探すのが近道です。民間の語学学校もあり、Study Work Hubの学校データベースではメキシコシティの学校も紹介しています。

集中講座は約7週間・126時間で学ぶ

CEPEの対面の集中講座は、約7週間で126時間を学ぶ課程です。2027年冬の講座は1月11日から2月25日までで、料金は17,360メキシコ・ペソです。

初心者レベルの午前クラスの例では、平日の9時から12時までスペイン語の授業があり、週に2回ずつ発音などの練習と文化の授業が加わります。休学や長期休暇で2か月ほど時間を取れる人なら、この集中講座で一気に基礎を固めるのが効率的です。

夕方の3か月講座は長く通う人向け

夕方に週3回通う3か月の講座もあり、2027年冬は1月11日から4月5日まで、月・水・金の16時から19時に授業があります。授業時間は90時間と78時間の2種類で、料金は90時間が12,400ペソ、78時間が10,750ペソです。

講座

期間の例

授業時間

料金

集中講座

約7週間

126時間

17,360ペソ

3か月講座

約3か月

90時間

12,400ペソ

3か月講座

約3か月

78時間

10,750ペソ

料金は2026年秋〜2027年冬の講座の公式の表示で、3か月講座と学期講座の申し込みでは、1,000ペソの仮登録料を払ってから、クラス分けのテストを受けます。2月から5月までの学期講座も同じ料金で開かれています。最新の日程と料金はCEPEの公式サイトでご確認ください。

メキシコ留学のビザと入国の準備

日本国籍の人は、観光や商用など報酬を受けない目的なら180日までビザなしでメキシコに滞在できます。180日を超えて学ぶ場合は、渡航前にメキシコの大使館で学生ビザを取る必要があります。

観光と同じ扱いなら180日までビザ不要

外務省によると、日本とメキシコの間にはビザ免除の取り決めがあり、観光や商用など報酬を受けない目的で180日以内滞在する場合はビザが要りません。ただし、入国時に必ず180日の滞在が認められるとは限らず、延長もできません。半年ちょうど前後の滞在を考える人は、在日メキシコ大使館で扱いを確かめましょう。

短期の語学学習がこのビザ免除の範囲に入るかは、公式の案内で明記されていません。数週間〜数か月の語学留学を考える人は、出発前に在日メキシコ大使館の案内を確かめ、学校にも入国の方法を相談しておきましょう。

180日を超えて学ぶなら学生ビザを取る

メキシコに180日を超えて滞在する場合は、入国前にメキシコの大使館か領事館でビザを取る必要があります。メキシコの領事館は、180日を超えて学ぶ外国人は、本人が出向いて学生の一時居住ビザを申請するよう案内しています。

申請には、メキシコの学校の受け入れ通知と資金の証明などが必要です。ビザで滞在する人は入国後30日以内に外国人登録をする決まりもあるため、半年を超える留学は、学校選びと同時にビザの準備を始めましょう。

入国審査では帰りの航空券と滞在先を示す

外務省は、入国審査で疑問を持たれると、メキシコでの住所や滞在期間、滞在中の生活手段、出国のための航空券などの裏付けを求められることがあると案内しています。帰りのEチケットや滞在先の住所、学校の入学許可書を、すぐに見せられるよう準備しておきましょう。

一部の空港にある自動化ゲートは観光目的の人だけが使え、旅券に入国スタンプが押されない代わりに紙のレシートが出ます。レシートは出国まで保管し、書かれたURLから入国の記録(FMMD)を取り出して保管します。学生ビザで入国する人は、有人の審査窓口を通りましょう。1万米ドル相当以上の現金を持ち込むときは申告も必要なため、学費は送金やカードで払う方法を学校に確かめておくと安心です。

メキシコで留学する都市と治安の確かめ方

メキシコの治安は地域によって大きく違うため、留学する都市は外務省の危険レベルで確かめてから選びます。学校の多いメキシコシティや、文化の豊かなオアハカは、2026年4月の危険情報でレベル1(十分注意)です。

メキシコシティとオアハカは危険レベル1

外務省の2026年4月8日の危険情報では、メキシコ市、オアハカ州、CEPEの拠点があるタスコ市は、いずれもレベル1です。レベル1は「十分注意してください」という段階で、渡航を止める呼びかけではありません。ただし外務省は、オアハカ州は全般的に治安が悪い状況が続き、教員組合の抗議活動もあると伝えており、タスコへは昼間に高速道路で移動し夜の外出を避けるよう求めています。

都市

州・地域

危険レベル

メキシコシティ

メキシコ市

レベル1

オアハカ

オアハカ州

レベル1

タスコ

ゲレロ州タスコ市

レベル1

グアダラハラ

ハリスコ州

南部を除きレベル1

ただし外務省は、メキシコ市の殺人や強盗は減ってはいるものの、劇的な改善は見られないとして、ソカロ北側のテピート地区には立ち入らないよう求めています。比較的安全と言われる地区でも日中に犯罪が起きているため、住む地区は学校と相談して決めましょう。

グアダラハラのあるハリスコ州は南部に注意

グアダラハラがあるハリスコ州は、南部地域がレベル2(不要不急の渡航は止めてください)に引き上げられ、それ以外の地域はレベル1です。外務省は、グアダラハラ市を含む周辺都市でも事件が起き、日本人が被害に遭った例もあると伝えています。

同じ州の中でも地域によって危険度が違うため、都市名だけで判断せず、外務省の危険情報の地図と本文で、住む場所と通学路を確かめましょう。留学中も危険情報は変わることがあるため、外務省の最新の情報を定期的に確かめましょう。

タクシーは予約制か配車アプリを使う

外務省はメキシコでの移動について、流しのタクシーはできるだけ使わず、無線タクシーや空港タクシーなど予約制のものを使うよう案内しています。配車アプリは比較的安全とされていますが、車のナンバーと運転手を必ず確かめることが条件です。

小型の乗合バスは避け、地下鉄はスリが多いので通勤時間や夜は使わないよう勧めています。誘拐や、電話で家族をだます偽装誘拐の被害もあるため、日本の家族とは連絡の取り方を出発前に決めておきましょう。

中南米やスペインと比べたメキシコの特徴

メキシコは、日本人がビザなしで滞在できる期間が180日と長く、生活費の目安もスペインのおよそ半分です。一方で、働きながら学べるワーキングホリデーの協定はなく、働く経験も求めるならスペインやアルゼンチンなどが候補になります。

ビザなしの滞在はメキシコとコスタリカが長い

日本国籍の人がビザなしで滞在できる期間は、国によって30日から180日まで差があります。外務省と各国大使館の情報で比べると、次のとおりです。

国

ビザなしの滞在

ワーホリ協定

メキシコ

180日以内

なし

コスタリカ

180日以内

なし

グアテマラ

中米4か国で合計90日

なし

コロンビア

90日・延長で最大180日

なし

アルゼンチン

90日・90日延長可

あり

キューバ

ツーリストカードで30日

なし

どの国も、ビザなしで認められるのは観光や商用など報酬を受けない短期の滞在に限られます。コスタリカは出国用の航空券がないと入国を断られることがあり、コロンビアは入国前にアプリへの登録が必要です。語学学校に通えるかは、ビザなしの滞在の扱いを各国大使館で確かめてください。2026年10月時点の情報によるもので、最新は各国大使館の公式サイトでご確認ください。

ワーホリで行けるのはスペインなど4か国

日本とワーキングホリデーの協定があるスペイン語圏の国は、スペイン・アルゼンチン・チリ・ウルグアイの4か国です(外務省、2026年4月1日現在)。メキシコやコロンビア、コスタリカ、グアテマラ、キューバは協定がありません。

ワーホリは原則18〜30歳が対象で、1年の滞在中に語学学校に通いながら働くこともできます。学ぶだけでなく現地で働く経験も積みたい人は、スペインのワーホリや南米の協定国と比べて選びましょう。メキシコで学ぶ場合は、働くことを前提にしない計画を立てる必要があります。

生活費の目安はスペインの約半分

Study Work Hubの国データの目安では、生活費がメキシコは月7万円(家賃3.5万円)、スペインは月14万円(家賃7万円)で、目安の上ではメキシコがスペインのおよそ半分です。

メキシコの最低賃金は2026年1月1日から一般地域で日額315.04ペソと、前年から13%引き上げられました。これは物価の水準を知る参考で、留学生がこの賃金で働けるわけではありません。生活費は住む都市や部屋の種類で大きく変わるため、メキシコの国ページで都市ごとの目安も確かめておきましょう。

キューバは30日のツーリストカードが基本

キューバは観光ならツーリストカードで1回30日以内の滞在が基本で、2025年7月からは電子ビザでの入国に切り替わると発表されています。旅行期間全体の医療保険への加入も義務です。外務省は、入国後に留学のビザへ切り替えるには時間がかかり手続きも複雑なため、留学を考える人は事前に駐日キューバ大使館に問い合わせるよう案内しています。

2026年6月には、停電や必需品の不足を理由に、キューバ全土が危険レベル1になりました。日本からの送金も難しいため、初めてのスペイン語留学では、学校の選択肢が多く滞在の自由度が高いメキシコなどから選ぶほうが準備しやすいと編集部は考えます。

スペイン語の力を測るDELEとSIELE

留学の前後にスペイン語の力を証明したいなら、スペインの公的な検定DELEか、試験会場のパソコンで受けるSIELEを使います。DELEは一度合格すれば一生有効で、SIELEは点数で力を測り5年間有効です。

DELEは有効期限のないスペイン語の検定

DELEは、スペインの教育・職業訓練省のもとで、スペイン国外ではセルバンテス文化センターが実施する検定です。レベルはヨーロッパの言語の基準(CEFR)に合わせたA1からC2までの6段階で、合格した資格に有効期限はありません。

メキシコの留学で学んだ力も、DELEで同じ物差しで示せます。留学の前にA1かA2に合格しておくと、現地のクラス分けで自分の位置をつかみやすく、帰国後に進学や就職で力を示す材料にもなります。

日本のDELEは5月と11月が中心

2026年の日本国内のDELEは、5月・10月・11月に行われ、受験地は東京・大阪・名古屋・京都など8都市です。2026年11月の試験は11月13日と14日で、申し込みは10月7日に締め切られています。

受験料はレベルによって11,000円から25,000円です。大阪・名古屋・京都は5月と11月、ほかの都市はどちらか一方の開催なので、留学の出発時期から逆算し、半年ほど前に受ける回を決めておくと計画が立てやすくなります。日程はセルバンテス文化センター東京の公式サイトでご確認ください。

SIELEは1〜1000点で測り5年有効

SIELEは、セルバンテス文化センターとメキシコ国立自治大学(UNAM)などが共同で進めるスペイン語の試験で、2016年に始まりました。レベルはA1からC1までで、結果は1〜1000点の点数で示されます。

証明書の有効期限は5年です。UNAMが振興に加わっている試験なので、メキシコで学ぶ人の目標にも使えます。合否ではなく点数で伸びを確かめたい人は、留学の前と後に受けて比べる使い方もできます。

よくある質問

メキシコのスペイン語留学について、よく出る質問への答えをまとめました。

スペイン語ゼロでもメキシコで学べますか?

学べます。UNAMの外国人教育センター(CEPE)には、まったくの初心者向けの「Iniciación」のレベルがあり、申し込み後のクラス分けテストで自分に合うクラスに入ります(2026年10月時点)。

メキシコでアルバイトしながら留学できますか?

ビザなしの滞在で報酬を受ける活動はできません。外務省は、就労できるビザがないままアルバイトをして身柄を拘束され、強制送還された例があると注意しています。学生ビザでも、語学学校の学生が働くことは原則できません。働く計画を前提にしないで予算を組みましょう。

メキシコとスペインはどちらが向いていますか?

長くビザなしで滞在し生活費を抑えて学びたいならメキシコ、働きながら学びたいならワーホリができるスペインが候補になります。目的と予算、都市の治安を外務省の情報で比べて決めましょう。

ワーホリでスペイン語を学べる国はどこですか?

日本とワーホリの協定があるスペイン語圏は、スペイン・アルゼンチン・チリ・ウルグアイの4か国です(外務省、2026年4月1日現在)。メキシコは協定国ではありません。

まとめ

メキシコのスペイン語留学は、UNAMの外国人教育センターで約7週間の集中講座や3か月の講座から選べ、日本人は報酬を受けない目的なら180日までビザなしで滞在できます。ワーホリの協定はないため、働きながら学ぶならスペインなど協定国と比べ、都市は外務省の危険レベルで確かめて選びましょう。

次にやることは、行きたい時期のCEPEの講座日程と、住む都市の危険情報を確かめることです。メキシコの暮らしの費用はメキシコの国ページで比べられます。

この記事の出典

制度・料金・危険情報は2026年10月28日に各公式サイトで確認しました。最新は各公式サイトでご確認ください。

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