香港大学の校名サインと緑の中庭

🇭🇰 Hong Kong

香港留学完全ガイド

香港留学の語学・交換・大学・大学院・専門・高校を比較。学校と専攻の選び方、入学条件、学生ビザ、就労・インターン、学費・生活費、住居、奨学金、安全・医療、卒業後IANGまで、2026年8月確認の公式情報で解説します。

公式情報確認 2026-08-31学校・費用・ビザ・生活を網羅

Photo: Andy Wang / Unsplash

「英語で専門を学びながら、広東語や中国語圏の暮らしにも触れたい。でも香港留学は、学校の種類や費用、学生ビザの条件が分かりにくい」と迷っていませんか。

香港留学で失敗を減らす近道は、知名度やランキングだけで決めず、学ぶ目的、正確なプログラムの認定、総費用、学生査証、卒業後の資格を一続きで確認することです。

この記事を読めば、語学・交換・大学・大学院・専門・高校の違いから出願、住居、アルバイト、奨学金、卒業後のIANGまで整理でき、自分に合う留学ルートと次に確認する項目が明確になります。学校へ質問する内容まで具体化できるため、比較と準備をすぐ始められます。

香港留学の種類と向いている人

香港留学は「何語を学びたいか」だけでなく、学位、期間、単位、卒業後の進路から選ぶと迷いません。まず留学種別ごとの到達点を比べ、その後に学校とプログラムを絞りましょう。

留学種別は目的と取得資格で比較

選択の基準は、帰国時または卒業時に何を持ち帰りたいかです。語学力なら短期研修、在籍大学の単位なら交換、香港の学位と現地就職の選択肢なら正規課程が合います。期間が短いほど気軽とは限らず、短期コースでも学生査証の対象確認が必要です。

留学ルート

主な目的

期間の目安

修了時の成果

IANGの可能性

語学・短期研修

広東語、普通話、英語、専門テーマ

数週〜1年

修了証、語学力

通常は対象外

交換・Study Abroad

専門科目と異文化経験

1学期〜1年

在籍大学で認定される単位

交換だけでは対象外

学士

香港の大学で学位取得

通常4年

学士号

条件を満たせば対象

修士・博士

専門性、研究、転職

課程による

修士号・博士号

条件を満たせば対象

Higher Diploma等

実務分野の専門教育

例として2年

通常はHKQF Level 4

Higher Diploma単独では通常対象外。別資格がLevel 5以上等の全要件を満たす場合は再判定

高校

IB等の中等教育

学年・学校による

高校卒業資格等

対象外

語学留学は査証対応を先に確認

広東語や普通話を集中的に学びたい人は、大学付属の言語センターや認定されたfull-time courseが候補です。一方、夜間や週末のpart-time classは、受講できても学生査証のスポンサーにならない場合があります。申込金を払う前に、コース名、授業時間、認定区分、学校が学生査証を支援するかを文書で確認してください。

英語力を伸ばしたい場合は、一般英語だけでなく、大学のsummer programmeや交換留学で英語の専門科目を履修し、広東語科目を組み合わせる方法もあります。「英語を学ぶ」のか「英語で専門を学ぶ」のかを決めることが、候補の絞り込みにも有効です。

大学・大学院は英語と専攻で選択

学士・修士は、英語で専門を深め、アジアのビジネスや研究環境に入る人に向きます。大学公式サイトでは授業言語を学部全体ではなく、希望プログラムと各科目のcourse catalogueで確認しましょう。最低英語点を満たしても、専攻別の成績、面接、作品集、職歴などが別に審査されます。

大学院はtaught programmeとresearch programmeを分けて選びます。前者は授業中心で専門性を高め、後者は指導教員と研究計画の適合が中心です。修士から博士へ進む予定なら、教員の研究分野、研究設備、資金、修了要件まで比べる方が、大学名だけで選ぶより進路との適合を判断しやすい設計です。

交換留学は単位認定が出発点

交換留学は、日本の大学を卒業する時期を大きく変えずに香港生活を経験したい学生に適しています。最初に在籍大学の協定校、募集時期、学内選考、学費の扱いを確認し、派遣先では履修可能学部、prerequisite、試験日、寮を調べます。

科目名が似ていても単位が自動で移るわけではありません。syllabus、授業時間、credits、評価方法を日本側へ提出し、渡航前に認定可否を書面で確認するのが安全です。交換学生は一般のアルバイト緩和から除外されるため、就労収入を前提に予算を組まないでください。

専門・高校は制度区分に注意

実務を学びたい人にはHigher Diplomaなどの職業・専門教育があります。たとえばVTCの非香港学生向けHigher Diplomaは通常2年で、高校教育修了相当、英語資格または英語評価を求め、中国語力も審査します。専攻によって普通話・広東語の高い力が必要なため、授業言語を必ず確認しましょう。

香港教育局・CSPEの共通記述子では、一般的なHigher DiplomaはHKQF Level 4です。IANGの非学位資格要件はLevel 5以上なので、Higher Diploma単独では通常対象になりません。卒業後の香港就職を重視するなら、学士など別の対象資格へ進む経路を確認し、その資格自体のaward title、QF Level、credits、学習期間、local accreditation、authorized institutionを照合してください。

高校留学は、国際学校、ESF、DSS、登録私立学校などが候補です。香港入境事務處は一般のpublic・aided schoolへの学生としての入境を原則認めておらず、secondary educationの申請者は20歳未満としています。カリキュラム、卒業資格、空席、学費、後見人、住居を家族で一体にして比較する必要があります。

馬料水の緑豊かな大学キャンパスを歩く学生たち
馬料水の大学キャンパス。寮から教室までの移動や通学動線も比較したいポイントです。Photo: Sugarman Joe / Unsplash

香港留学の学校・専攻の選び方

学校選びで最優先するのは、希望する正確なプログラムが認定され、学生査証と卒業後の目的につながることです。ランキングは最後の比較材料に回し、次の順序で候補を絞ると見落としを減らせます。

大学22校とUGC8大学の違い

香港教育局は、香港に22の学位授与高等教育機関があると案内しています。そのうちUGCの公的資金対象大学は、CityU、HKBU、Lingnan、CUHK、EdUHK、PolyU、HKUST、HKUの8校です。

UGC-fundedかself-financingかだけで教育の良し悪しは決まりません。希望専攻、授業言語、年間総費用、寮、internship、修了資格を同じ表に並べてください。特に継続教育部門や海外大学との共同課程は、本体大学と査証・就労・IANGの扱いが異なる場合があります。

認定・査証・進路の4層確認

候補は「教育機関」「正確なプログラム」「学生査証」「卒業後資格」の4層で確認します。学校名が有名でも、全課程が同じ条件ではないからです。検索結果や代理店資料だけで決めず、次の順番で公式記録を残しましょう。

  1. 教育局の一覧で学位授与機関や学校種別を確認する
  2. Hong Kong Qualifications Registerで正確なコース名、QR Registration No.、QF Level、status、開始日を確認する
  3. 受入校に学生査証のスポンサー可否とapproved course名を確認する
  4. 香港就職を考えるなら、IANGの資格条件を照合する

HKQRのstatusがArchivedで、学習開始日がその状態に入った後ならQF上の認定資格になりません。スクリーンショットを保存し、入学年が変わるたびに再確認すると、古い募集ページによる誤認を防げます。

日本の学歴と英語要件

日本の高校から学士へ出願する場合は、各大学のInternational QualificationsでJapanを選び、卒業資格、成績、外部試験、専攻別科目を確認します。HKUSTのように、高校卒業に加えてgeneral、school・programme-specific、Englishの全要件を満たす構造が一般的です。

英語要件の一例として、PolyUの非香港資格向け学士はIELTS Academic 6.0を掲げ、オンライン版やOne Skill Retakeを認めない条件があります。同じ6.0でも学部や大学院が上乗せする場合があるため、点数、受験形式、有効期限、各技能の下限を一緒に確認してください。

キャンパスと通学圏の選択

香港では別の都市を選ぶというより、キャンパスと住居を結ぶ通学線が判断軸です。朝夕の混雑、乗換え、最終交通、寮退去後の住居まで考えると、同じ家賃でも暮らしやすさが変わります。

主なエリア

大学の例

住居検討の視点

香港島

HKU

MTR・バスの通学時間と学外家賃

Hung Hom・Kowloon Tong周辺

PolyU、CityU、HKBU

都心アクセスと乗換え、周辺の生活費

Sha Tin・Ma Liu Shui

CUHK

広いキャンパス内移動と寮の条件

Clear Water Bay

HKUST

バス・ミニバスを含むdoor-to-door時間

Tuen Mun・Tai Po

Lingnan、EdUHK

中心部への距離と日常の買い物動線

学校の所在地はUGC公式一覧から各大学サイトへ進み、最新キャンパスマップで確認できます。寮が初年度だけなら、2年目の家賃と通学時間も合格受諾前に試算しましょう。

合格後に比べる条件

複数のofferを比べるときは、授業料の安さだけで決めないでください。次の項目を一枚に転記すれば、学位全体の価値と負担が明瞭です。

  • 正確なaward title、QF Level、修業年限、取得credits
  • 必修・選択科目、授業言語、履修制限、卒業要件
  • internshipが必修か任意か、学校の承認方法
  • 授業料の総額、deposit、返金条件、毎年の改定
  • 寮の保証年数、食事、保険、career service
  • 学生査証スポンサーとIANG対象可能性の回答

最後に、卒業時に得たいものを一文で書き、各offerとのつながりを点数にしてください。「有名だから」ではなく、希望職種や研究テーマに必要な科目と経験がある学校こそ、比較の中心です。目的の整理から始めたい場合は留学先マッチングも使えます。

出願と学生査証・就労条件

出願と学生査証は別手続ですが、合格後に慌てないよう同じ工程表で管理します。就労条件はプログラム種別とNOLで変わるため、アルバイトを資金計画の前提にしないことが安全です。

出願は12〜18か月前から逆算

学位留学は入学の12〜18か月前、交換は在籍大学の学内締切から準備を始めると余裕があります。大学はrolling basisで審査し、枠が埋まると公式締切前に実質的な選択肢が減る場合もあるため、希望年度の募集開始日を確認しましょう。

時期の目安

行うこと

12〜18か月前

目的・予算設定、学校候補、英語試験、奨学金確認

9〜12か月前

成績証明、推薦状、志望理由、作品集、研究計画を準備

6〜9か月前

出願、面接、条件付き合格の対応、資金確保

3〜6か月前

offer受諾、学生査証、寮・保険・航空券

渡航前

e-Visa、原本、連絡先、履修、到着手続を再確認

日程は学校・年度で変わります。締切日を一つだけ控えるのではなく、奨学金、寮、査証書類、depositの期限も同じカレンダーに入れてください。

学生査証は学校合格後に申請

香港で学ぶ非香港居住者は、原則として学生査証またはentry permitが必要です。香港入境事務處のStudentsページは、合格通知、学費・生活費・住居費を就労や公的扶助なしで負担できる資力、香港のlocal sponsorを主な条件に挙げています。

申請者はID 995A、スポンサーはID 995Bを使い、パスポート、acceptance letter、資金証明などを提出します。中国語・英語以外の文書には、認められた翻訳者等による中国語または英語の翻訳が必要です。受入校がスポンサーなら、その案内と締切を優先してください。

必要書類がすべて届いてから通常6週間ですが、承認を保証する期間ではありません。承認後に案内された方法で料金を支払い、e-Visaを取得します。航空券は査証の見通しと変更条件を確認してから手配する方が安心です。

短期コースも観光扱いにしない

日本旅券には観光等を目的とする90日以内の査証免除がありますが、留学の許可ではありません。入境事務處のVisit FAQは、visitorが学校、大学、教育機関の学生になることを滞在条件で禁止しています。

「3か月未満の語学講座だから大丈夫」と自己判断せず、運営者へ学生査証を支援するcourseか尋ね、曖昧なら入境事務處へ確認してください。full-timeの認定短期課程と、趣味のpart-time classでは扱いが異なります。申込規約のvisa refusal時の返金条件も保存しておきましょう。

就労緩和とNOLの原則

学生の就労は原則禁止で、例外はNo Objection Letter、通称NOLが基準です。入境事務處のStudy FAQによると、2024年11月1日から、対象となるfull-time、locally-accredited、local programmeの学士以上で1 academic year以上学ぶnon-local studentは、従来の就労制限から一時的に除外されています。

一時的な緩和は将来変わる可能性があります。勤務開始前に、自分のNOLに書かれた活動、期間、滞在期限を在籍校のinternational officeと確認してください。

プログラム別の就労条件

働ける範囲は、localかnon-localか、学士以上かsub-degreeか、交換かによって異なります。代表的な区分は次のとおりです。

学生区分

主な扱い

確認する書類

対象のlocal学士以上・1年以上

一時的な就労制限緩和の対象。滞在期限またはNOL期間の短い方まで

自分のNOLとlimit of stay

対象の学士以上

学校が手配・承認するcurriculum-related internship。最長1 academic yearまたは通常課程の3分の1の短い方

学校承認とNOL

non-local programme

条件を満たすcurriculum-related internshipが基本

program区分とNOL

交換

一般のpart-time・summer jobは不可。1 academic year以上で課程上必要なcurriculum-related internshipに限定

学校承認とNOL

Higher Diploma等

対象の2年以上課程で必修・curriculum-related internshipを最長6か月申請可能

学校経由の許可

無給の活動もemploymentに当たる場合があります。友人の許可条件を自分へ当てはめず、internshipは学校の指定担当者による承認を得てから始めてください。

18歳未満は後見人と住居を準備

18歳未満の学生査証では、保護者が香港のスポンサーまたは親族・友人をguardianとして承認した書面と、住居手配の証明が必要です。高校の出願では入学審査だけでなく、学校がスポンサーになるか、boardingの有無、guardianの責任範囲、休暇中の滞在先を確認します。

香港教育局の国際学校案内は、curriculum、授業言語、場所などで学校を探せます。学校情報は各校の申告を含むため、空席、学費、入学学年、英語支援、特別支援、卒業資格は学校へ直接確認してください。

油麻地の横断歩道で信号を待つ人々と高層ビル
油麻地の日常風景。混雑や公共交通を含む都市生活も具体的に想定しておきましょう。Photo: Quan Jing / Unsplash

香港留学の費用・住居・奨学金

香港留学の予算は、授業料だけでなく、寮を出た後の家賃と初年度費用まで含めて作ります。大学公式の金額は相場ではなく個別例として使い、自分のofferと住居条件へ置き換えてください。

2026年度の学費例

2026/27の非香港学士の公式例では、HKUが非STEMで年HK$224,000、STEMで年HK$249,000、PolyUが年HK$200,000です。専攻・入学年で変わるため、香港全体の平均としては使えません。

大学・条件

授業料

公式の住居・生活費例

HKU 非STEM、2026/27

HK$224,000/年

大学住居HK$17,290〜37,940/年、学外住居HK$30,000〜50,000/年、生活費最大約HK$50,000/年

HKU STEM、2026/27

HK$249,000/年

同上

PolyU 非香港学生、2026/27

HK$200,000/年

年間支出例HK$287,655。住居HK$17,305は2025/26額

PolyUの例は食費HK$52,000、個人費HK$18,350も含み、大学管理住居は2026/27入学者に通常1年目のみです。初年度の安い寮費を学位全期間へ掛けず、2年目以降の学外家賃を別に見積もりましょう。

年間予算は10項目で計算

予算は香港ドルを正本にし、日本円は支払時の為替で更新してください。次の10項目を月額と一時費用に分け、さらに緊急予備費を置くと、学費以外の不足が見えます。

  1. 授業料と大学諸費用
  2. 寮または家賃
  3. 保証金と仲介・契約費用
  4. 光熱費と通信費
  5. 食費
  6. 交通費
  7. 保険と医療費
  8. 教材・端末・実習費
  9. 査証、翻訳、証明、送金手数料
  10. 往復航空券と一時帰国費

初年度はdeposit、寝具、端末、健康診断などが重なります。大学の「living expenses」に何が含まれるかを確認し、含まれない項目だけを足してください。表とofferを照合すれば、同じ費目の二重計上も防げます。

寮と学外住居の比較

初めての香港なら、通学が安定し、学生同士のつながりを作りやすい寮を第一候補にすると生活を立ち上げやすくなります。ただし、寮の保証は全学年とは限りません。入寮期間、休暇中の利用、食事、相部屋、退去日、再申請の条件を確認してください。

学外住居では、広告の月額だけで決めず、deposit、管理費、光熱費、家具、契約期間、途中解約、subletting、通学時間を確認します。内見できない場合は、家主や代理人の本人確認、物件の権限、契約書、支払先を大学のhousing office等へ相談し、確認前に送金しないことが大切です。

香港と日本の奨学金

奨学金は、大学への出願と同時に調べると選択肢が広がります。香港政府のStudy in Hong Kongでは、UGC-funded 8機関、HKAPA、VTCが提供するfull-time publicly-funded programmeで学ぶ対象non-local studentへのScholarship for Outstanding Performanceを年HK$80,000と案内しています。self-financingを含む全課程が対象ではありません。自動選考か申請制か、継続条件は受入校へ確認してください。

博士志望者はHong Kong PhD Fellowship Schemeも候補です。2026/27は400枠、年stipend HK$340,800、conference・research-related travel allowance HK$14,200を最長3年としています。年度ごとに金額と締切が変わるため、RGCの最新Guidance Noteが正本です。

交換留学ではJASSO海外留学支援制度・協定派遣があります。対象は日本の在籍大学等が実施する採択プログラムで、学生個人からJASSOへ直接申請できません。希望者は在籍校の国際担当へ、派遣募集と同時に問い合わせましょう。

資金計画は就労収入を除外

学生査証の申請では、働かず公的資金に頼らず、学費・生活費・住居費を負担できることが求められます。アルバイトは対象学生に緩和があっても、採用、勤務時間、学業、制度変更に左右されるため、出発前の必要資金から差し引かないでください。

資金は「確定済みの自己資金・奨学金」と「未確定の奨学金・収入」を分けます。前者だけで初年度を賄えるか、為替が不利に動いた場合も払えるかを確認しましょう。送金時期を分散する場合も、授業料期限と銀行の上限・手数料を先に調べます。

授業・生活・安全と卒業後IANG

香港留学の価値は、英語の授業だけでなく、広東語の生活圏、専門分野、人とのつながりをどう組み合わせるかで変わります。同時に、医療・安全・卒業後資格は渡航前から準備しておきましょう。

英語・広東語・普通話の使い分け

英語開講の学位や交換科目は多いものの、香港で使う言語は一つではありません。授業、論文、教員との連絡では英語、日常の買い物や住居、地域交流では広東語、場面によって普通話も使われます。「英語だけで生活できる」と「現地で関係を深められる」は別の目標です。

専門科目を英語で取り、初級広東語を選択科目や大学の言語センターで加えると、学業と生活の両方に効果があります。授業言語は大学全体の説明ではなく、各科目のcatalogueで確認し、中国語科目は繁体字、普通話、広東語のどれを扱うかまで見ましょう。

授業と学生支援の活用

学期の最初に、履修登録、add・drop、出席、引用、生成AI、再試験の規則を確認してください。英語力だけでなく、reading量、group project、presentation、期末試験の比重も学習負担を決める要素です。分からない点はoffice hoursやtutorialで早めに相談する方が、締切直前の修正より負担が小さくなります。

international office、academic adviser、writing centre、counselling、career service、student societiesは目的別の窓口です。交換学生は履修と単位、正規学生は卒業要件とinternship、就職希望者は早い段階からCV、career fair、alumni networkを活用すると、留学期間を進路へつなげやすくなります。

安全・医療・台風への備え

外務省の香港安全対策基礎データは2026年5月26日更新で、香港を比較的安全な都市とする一方、2025年の詐欺43,212件が犯罪全体の48.5%を占めたとしています。偽の住居deposit、求人、学校・銀行を装う連絡は、既知の公式連絡先へ折り返して確認しましょう。

医療費は資格区分で差があります。2026年1月1日からのHospital AuthorityのNon-eligible Person料金では、公立病院のA&Eが1回HK$2,100、general hospitalの入院が1日HK$7,400です。自分がどの区分か確認し、大学指定保険に加え、治療、入院、救援者費用を補える保険を選びます。

緊急電話は999です。台風や大雨ではHong Kong Observatoryと大学の授業・試験通知を優先し、自己判断で登校しないでください。抗議活動や大規模集会には近づかず、香港の法律、大学規則、外務省・在香港日本国総領事館の最新情報を確認します。

IANGの対象資格

IANGは、香港で対象資格を得たnon-local graduateが就職するための制度で、就職保証ではありません。入境事務處によると、香港のfull-time、locally-accredited programmeでundergraduate以上の資格を得た人が主な対象です。

制度定義には、学士・修士・博士に加え、QF Level 5以上、120 QF credits以上、1 academic year以上等をすべて満たす資格も含まれます。ただし、一般的なHigher DiplomaはHKQF Level 4のため、creditsや期間を満たしてもHigher Diploma単独では通常対象外です。別のLevel 5以上の資格を検討するときは、申込前にaward title、QF Level、credits、学習期間、local accreditation、authorized institutionを照合してください。

IANG申請時期と就職条件

卒業証明書の日付から6か月以内に申請するrecent graduateは、job offerなしで申請でき、通常24か月の滞在が認められます。6か月を超えるnon-recent graduateには、学位取得者が通常就く水準かつ市場水準の報酬を持つjob offerが必要です。

IANGはquota-free、non-sector specificで、認められた人は許可された滞在中に事前承認なしで就職・転職できます。ただし、採用選考は別です。卒業前からcareer serviceを使い、IANG申請書類と就職活動を並行して準備しましょう。

留学前から作る進路設計

進路は「香港に残る」「日本へ戻る」「第三国へ進む」の三つを並行して準備すると選択肢が広がります。希望職種の求人を留学前に読み、必要な専攻、技術、英語・広東語、internship、資格を逆算して科目を選びましょう。

日本へ戻る場合は、香港での学位名やQF Levelだけで国内資格が自動認定されるとは限りません。医療、教育、法律など規制職種は日本の所管機関への事前確認が必要です。学校候補は香港の学校一覧で比較し、国の暮らし全体は香港の国ページも併せて確認できます。

香港留学のよくある質問

よくある疑問の答えは、プログラム種別と自分の書類を基準に確かめることです。条件は年度で変わるため、次の回答を出発点に受入校と公式機関へ確認してください。

英語だけで留学できますか?

英語で修了できる学位・交換プログラムはありますが、大学や専攻の全科目が英語とは限りません。希望コースの授業言語、必修科目、実習先を科目単位で確認してください。生活は英語でも対応できる場面が多い一方、広東語を少し学ぶと住居、買い物、交流の幅が広がります。英語要件を満たした後も、授業で使う読解・発表の練習を続けると安心です。

香港留学は年間いくら必要ですか?

一律の金額は出せません。2026/27の非香港学士の例は、PolyUの授業料が年HK$200,000、HKUが専攻により年HK$224,000またはHK$249,000です。ここへ住居、食費、保険、教材、航空券等を加え、大学公式の内訳と自分の生活条件で計算してください。寮が初年度だけなら、2年目以降の学外家賃も別枠で見積もります。

学生ビザでアルバイトできますか?

全学生が自由に働けるわけではありません。対象となるfull-time、locally-accredited、local programmeの学士以上で1年以上学ぶ学生には一時的な緩和がありますが、交換等は除外されます。自分のNo Objection Letterと滞在期限を確認し、学校の担当部署へ相談してから働き始めてください。

短期語学でも学生ビザは必要ですか?

期間だけでは判断できません。visitorは学校・大学・教育機関の学生になることを禁止されているため、日本旅券の90日査証免除を留学許可として使わないでください。コースが学生査証の対象か、学校がスポンサーになるかを申込み前に確認します。学校の回答が曖昧なら、支払い前に入境事務處へcourse名を示して問い合わせましょう。

卒業後は香港で働けますか?

対象となるfull-time、locally-accredited programmeで学士以上等の資格を得れば、IANGを申請できます。卒業日から6か月以内のrecent graduateは申請時のjob offerが不要ですが、制度の承認や就職は保証されません。交換や短期語学に加え、通常HKQF Level 4のHigher Diploma単独でも対象外です。非学位資格はLevel 5以上、120 QF credits以上、1 academic year以上等の全要件を個別に確認しましょう。

まとめ

香港留学は、語学・交換・学位・専門・高校で得られる成果と制度が大きく異なります。特に通常HKQF Level 4のHigher Diplomaは単独ではIANG対象外なので、香港就職を望む人は学士または全要件を満たすLevel 5以上の別資格まで進路に入れてください。候補を決める前に、正確なプログラムの認定、学生査証スポンサー、総費用、NOL、卒業後IANGを一続きで確認し、3校程度の公式情報を同じ比較表へ転記しましょう。

香港の学校を比較する

Study Work Hubに掲載中の9校から、学校名と都市で候補を絞れます。 コース、授業料、認定、入学可否は変わるため、比較の最終段階で必ず各校の公式情報を確認してください。

香港の掲載校をすべて見る
掲載校
9
掲載都市
1都市
留学体験談
募集中
公式参考先
8

香港留学体験談

香港留学体験談を募集しています

学校選び、授業、住まい、現地で困ったことなど、これから留学する人の参考になる体験をお寄せください。

体験談を投稿する

公式出典と確認日

変動する制度・料金・就労条件は、公開前と申請前に各公式ページを再確認してください。

体験談を投稿口コミを投稿