英文レジュメ(Resume)の書き方|セクション別テンプレと国別の違い
英文レジュメ(Resume)は、海外で仕事を見つけるための「最初の関門」。
日本の履歴書とは構成・書き方・ルールがまったく違うため、日本式で書くと採用率が下がります。
この記事では、セクション別の書き方、Action Verbsの使い方、国別ルール(豪・加・英・米)の違い、よくある間違いまで、実例付きで完全解説します。
目次(8項目)▼
日本の履歴書との5つの違い
まず「日本式の感覚で書かない」ことが鉄則。下記5つの違いを押さえましょう。
① 写真は載せない
日本の履歴書とは違い、Resumeに写真は載せません。年齢・性別・人種による差別を防ぐためです。
② 生年月日・性別・既婚未婚は書かない
個人情報の差別を避けるため、これらの情報は記載NG。
③ A4縦・1〜2ページに収める
日本のA4横とは違い、A4縦が標準。職務経歴が多くても2ページ以内に絞る。
④ 学歴より職歴を上に
逆三角形構造(最新の職歴を上に)。学歴は職歴の下、または併記。
⑤ 自己PRは「Summary」として冒頭3行で
冒頭に「Profile」または「Summary」セクションで自己PRを3行程度で要約。
Resumeのセクション構成(標準8項目)
上から下へ「個人情報 → Summary → 職歴 → 学歴 → スキル → 資格 → 言語 → References」の順序が標準。各セクションのサンプル英文を見ながら作りましょう。
1. Personal Information(個人情報)
名前・メール・電話・LinkedIn・滞在都市。住所は番地まで書かず「Sydney, NSW」で十分。
John Tanaka | john.tanaka@email.com | +61 412 345 678 | Sydney, NSW | linkedin.com/in/johntanaka
2. Professional Summary(自己PR・3行)
冒頭で「あなたは何ができる人か」を3行で要約。職歴の長さ、得意分野、応募職種への意欲。
Experienced barista with 3+ years in specialty coffee shops in Tokyo, seeking a full-time position in Sydney to leverage my latte art skills and customer service experience.
3. Work Experience(職務経歴)
逆時系列(最新が上)。各職務は「会社名・職位・期間・3〜5の成果」。数字を入れる。
Barista, Starbucks Tokyo (2022.4 - 2024.3) • Served 150+ customers per day during peak hours • Trained 5 new staff members on espresso techniques • Achieved 98% customer satisfaction score
4. Education(学歴)
大学名・学位・卒業年。最終学歴のみで十分(中高は不要)。
Bachelor of Arts in Economics, Waseda University (Tokyo, Japan), 2018 - 2022
5. Skills(スキル)
言語スキル(Native/Fluent/Intermediate/Basic)、PCスキル(Excel・Photoshop等)、専門スキル。
Languages: Japanese (Native), English (Intermediate, IELTS 6.5) Technical: MS Office, POS systems, latte art
6. Certifications(資格)
RSA(豪)、Barista Certificate、Food Handler、IELTS/TOEICスコア。発行機関・取得年も。
RSA (Responsible Service of Alcohol), NSW Liquor & Gaming, 2024 IELTS Academic 6.5, British Council, 2024
7. Languages(言語スキル)
Skillsとは別セクションで強調。レベルは Native / Fluent / Intermediate / Basic で表現。
Japanese: Native English: Intermediate (IELTS 6.5) Mandarin: Basic
8. References(推薦人)
「Available on request」のみ書くのが慣例。具体的な推薦人情報は面接後に提示。
Available on request
Action Verbsで職務経歴を強くする
職務経歴は「Action Verb(動詞)+ 数字 + 成果」のフォーマットが鉄則。例えば「I was responsible for sales」より「Achieved 120% sales target by leading a team of 5」の方が圧倒的に強い。下記カテゴリ別のAction Verbsから選んで使いましょう。
達成・成果
マネジメント
クリエイティブ
コミュニケーション
分析・改善
💡 強い職務経歴の例
❌ Before: I worked as a barista at Starbucks.
⭕ After: Served 150+ customers per day during peak hours at Starbucks Tokyo, achieving 98% customer satisfaction score and training 5 new staff members on espresso techniques.
国別ルール(豪・加・英・米)の違い
基本構造は共通ですが、ページ数・呼び方・細かい慣習に違いがあります。
| 国 | ページ数 | 写真 | 住所 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 🇦🇺 オーストラリア | 1〜2ページ | 不要 | 都市・州(Sydney, NSW)まで | カジュアル系職場では「Hobbies」セクションも好まれる。RSA資格は必須レベル。 |
| 🇨🇦 カナダ | 1ページ推奨 | 不要 | 都市のみ(Vancouver, BC) | 簡潔さ重視。1ページに収める文化。州別の労働許可(IEC番号)も記載。 |
| 🇬🇧 イギリス | CV(2〜3ページOK) | 不要 | 都市まで | Resumeではなく「CV(Curriculum Vitae)」と呼ぶ。より詳細な職務経歴が好まれる。 |
| 🇺🇸 アメリカ | 1ページ厳守 | 不要 | 都市・州(New York, NY) | 極めて簡潔。USAでは「Resume」と呼び、1ページに収めるのが鉄則。 |
よくある間違い10選
下記10個は、日本人が英文レジュメを書くときにやりがちなミス。提出前にチェック。
- 1日本式の自己PRを長文で書く(→3行に圧縮)
- 2写真・年齢・性別を載せる(→差別防止のため削除)
- 3「Achieved success」など曖昧表現(→数字で具体化)
- 4受動態・形容詞多用(→Action Verbsで能動表現)
- 5日本の住所をフル記載(→都市・州まででOK)
- 6英語名と日本名の表記混在(→統一)
- 73ページ以上(→1〜2ページに圧縮)
- 8スペルミス・文法ミス(→Grammarly等で必ずチェック)
- 9応募職種ごとにカスタマイズしない(→1社1版作る)
- 10メールアドレスがフォーマルでない(→nickname@ではなくfullname@に)
カバーレターとの違いと使い分け
ResumeとCover Letter(カバーレター)は別物。両方提出するのが標準的です。
📄 Resume(履歴書)
- 客観的な「事実」を箇条書きで列挙
- 職歴・学歴・スキル・資格を時系列で
- 1〜2ページ、テーブル形式・箇条書き中心
- 標準テンプレートで使い回し可
✉️ Cover Letter(カバーレター)
- 主観的な「志望動機」を文章で
- 「なぜこの会社・職種か」をストーリーで
- 1ページ、3〜4段落の英文ビジネスレター形式
- 応募先ごとにカスタマイズが必須
※ 飲食・カジュアル職ではCover Letter省略可。オフィスワーク・専門職では必須。
体験談から見るResume活用の実態
体験談 77件 のうち、 21件(27%)が「レジュメ・履歴書・面接・応募」について言及していました。
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よくある質問
ResumeとCVの違いは?▼
北米(米・加)では「Resume」=簡潔な1ページ、欧州(英・愛・独)では「CV」=詳細な2〜3ページ、オーストラリア・NZでは両方OKだが「Resume」呼びが一般的。応募する国に合わせて呼び方も意識しましょう。
日本の職歴が活かせる職種に応募する場合、どこまで詳しく書く?▼
直接関連する経験は具体的に(数字+成果+使ったスキル)、関連が薄いものは「Other Experience」として2行程度に圧縮。応募職種ごとにResumeを調整する「カスタマイズ」が、採用率を大きく上げます。
TOEIC/IELTSのスコアは必ず書く?▼
書いたほうが有利。特にカフェ・接客系では「英語力の証明」として有効。スコアを書くなら受験日と受験機関も併記。最新スコア(2年以内)を推奨。スコアが低い場合は「English: Intermediate」のみで可。
英語が完璧でない私のレジュメ、誰にチェックしてもらえる?▼
語学学校のキャリアサポート(無料)、Fiverrやネイティブ友人(有料/無料)、Grammarly Premium(年間1万円)が定番。最低でもGrammarlyの文法・スペルチェックは必須。
Photoshop・Wordどっちで作るべき?▼
Canva(無料)が現在の主流。プロっぽいテンプレートが豊富で、PDF出力もできる。Wordでもよいが、ATS(採用管理システム)対策で「シンプルな1カラム」が好まれる。Canvaの「Resume」テンプレートから選ぶのがおすすめ。