オーストラリア年金(Super)還付申請DASP完全ガイド

9分で読めます更新 2026年5月オーストラリアWH/学生で帰国予定の方/帰国済みでまだ申請していない方

オーストラリアで働いていた給与の11%は強制的に年金(Superannuation、通称Super)口座に積立されています。これは日本帰国後にDASP(Departing Australia Superannuation Payment)申請で約65%を取り戻すことが可能です。
意外と知らない人が多く、申請しないまま放置すると数十万円を失います。この記事で完全網羅。

目次(9項目)

Superannuationとは?なぜ還付されるのか

Superannuation(通称Super)はオーストラリアの強制年金制度。雇用主は給与の11%(2026年現在)をSuper口座に積立する義務があります。

・通常は退職時(60歳以降)に受給開始

・ただし「永住権を持たない外国人」は出国時に DASP として一括還付申請が可能

・ワーホリ・学生ビザ・その他一時滞在ビザ保持者が対象

・約65%が手元に戻る(残り35%は出国時税金で徴収)

還付税率は65%(残り35%は税金)

DASP税率は「Working Holiday Maker」区分により決められています。

標準DASP税率(ワーホリ含む)

35%

手取り還付額は積立額の65%。例:5,500豪ドル積立→3,575豪ドル還付

未請求から6ヶ月経過した場合

65%

税率が大幅アップ。手取り35%まで減るため、早期申請推奨

申請できるタイミング

  • ✓ オーストラリアを永久に離れ、ビザが失効した後
  • ✓ ビザ失効から早ければ早いほどよい(6ヶ月以内が標準税率)
  • ✓ ビザ自主放棄(IMMI Online)でも可能、出国翌日から申請可
  • ✓ 日本帰国後でも、オーストラリア国内でも申請可能
  • ✓ 複数のSuper口座あっても一括申請OK

DASP申請手順5ステップ

STEP 1: オーストラリア出国+ビザ失効を確認

DASP申請にはビザの失効が必要。ワーホリビザ満了 or 自主放棄(DepartureからのVisa Cancellation申請)

STEP 2: ATOのDASPオンラインフォームにアクセス

www.ato.gov.au/dasp。日本からでもオンライン申請可能。所要時間20〜30分

STEP 3: TFN・パスポート・Super口座情報を入力

TFN、パスポート番号、複数のSuper口座がある場合は全て入力

STEP 4: Super運営会社の確認・送金処理

通常28日〜3ヶ月。Super会社により処理速度差大

STEP 5: 日本の銀行口座に受領(豪ドル → 円換算)

Wise受取推奨。為替手数料を最小化できる

必要書類リスト

TFN(Tax File Number)

取得していない場合は還付申請ができない

パスポート(コピー)

帰国時のパスポート。期限切れでもOK

Super口座番号(USI)

雇用主から発行されるPay Slipに記載

オーストラリア国内銀行口座

日本の銀行口座でも可能だが豪口座推奨

ビザ番号・失効確認証明

IMMI Online等で出力可能

実際の還付額シミュレーション

年収別の積立額・還付額・円換算(1豪ドル=100円換算)。

年収・期間Super積立DASP還付円換算
AUD 30,000 / 6ヶ月AUD 3,300約AUD 2,145約21万円
AUD 50,000 / 1年AUD 5,500約AUD 3,575約36万円
AUD 70,000 / 1年AUD 7,700約AUD 5,005約50万円
AUD 100,000 / 2年AUD 11,000約AUD 7,150約71万円

よくあるトラブルと対処法

  • ⚠️Super口座を複数持っていて全部把握できない → MyGovログインで一括確認可能
  • ⚠️TFNがない → 還付申請不可、現地滞在中に取得必須
  • ⚠️6ヶ月以内に申請しないと税率が65%に上がる(DASPで失う額大)
  • ⚠️受領銀行口座が間違っていて送金失敗 → ATOに再依頼必要、数ヶ月遅延
  • ⚠️Super運営会社の処理遅延 → 3ヶ月経っても来ない場合は会社に直接問い合わせ

体験談から見るリアル

オーストラリア渡航者の体験談 n=31。 年金・Super関連の言及は全体験談から 14 抽出。

※ サンプル数が少ない場合は参考値として捉えてください。

また、アジアのスーパーマーケットが近くにあると、食事の面でのストレスが減るかと思います。(一部抜粋)
29歳アメリカ・カリフォルニア1年1ヶ月★4.02026年7月体験談を読む →

よくある質問

還付額はいくらくらい?

積立額の約65%が手元に戻ります。例えば1年間オーストラリアで働きSuperが5,500豪ドル積立されていた場合、約3,575豪ドル(約36万円)が還付されます。残り35%は税金として源泉徴収。給与の11%が雇用主からSuper積立されているので、帰国前に必ず申請を。

いつ申請できる?

オーストラリアを永久に離れ、ビザが失効してから申請可能。WHV満了で自動失効、もしくは自主放棄申請(IMMI Online)でビザを早期キャンセル後、即申請可能。失効から6ヶ月以内が標準税率(35%)、6ヶ月超過すると65%課税に上がるため早めの申請を。

日本帰国後でも申請できる?

可能です。むしろ多くの人は帰国後に日本からオンラインでDASP申請しています。ATO(オーストラリア税務署)の公式サイトから24時間アクセス可能、すべて英語ですが定型フォームなのでGoogle翻訳で十分対応できます。

受領した還付金は日本で課税される?

日本の所得税法上「一時所得」扱い。年50万円の特別控除があるため、多くのケースで非課税。控除後の金額×1/2が課税対象。確定申告(雑所得 or 一時所得)で対応します。心配なら税理士に相談を。

Super口座が複数あるけど一括で還付できる?

はい。複数の雇用主で働いた場合、複数のSuper口座ができていることが多い。DASP申請時に全ての口座番号を入力すれば、一括で還付処理されます。MyGovアカウントにログインして「Super」タブで全口座を一覧確認可能。

※ 税率・申請手順は2026年5月時点の情報です。最新情報はATO公式(www.ato.gov.au/dasp)でご確認ください。日本国内での課税扱いは税理士・税務署に個別ご相談ください。

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