トロント大学の語学学校の評判は中身で判断|課程・期間・授業料
トロント大学の語学学校(School of Continuing Studiesの英語課程)を公式の情報で整理しました。4週間の一般英語と12週間の学術英語の授業時間・授業料・出願料、進学に使える成績、ビクトリア大学の付属校との違いまで分かります。

「トロント大学の語学学校が気になるけれど、口コミだけでは中身がよく分からない」。大学の付属なら授業の質が高そうに思えても、何週間通えるのか、授業料はいくらか、大学に進む道はあるのか。私立の語学学校と比べてどうなのかも、迷うところでしょう。
そこで本記事では、トロント大学の英語課程を、課程の種類・期間・授業時間・授業料・進学への使い方の順に、公式の情報で整理します。評判ではなく中身で判断できるので、自分に合うかを落ち着いて決められるはずです。
あわせて、同じカナダの大学付属のビクトリア大学の英語学校との比べ方や、申し込む前に確かめたい点も同じ流れで見ていきましょう。
トロント大学の英語課程の全体像
トロント大学の語学学校にあたるのは、大学の生涯学習の部門(School of Continuing Studies)が開く英語課程(English Language Program)です。会話を中心に学ぶ一般英語と、大学進学を目指す学術英語の2つの系統があります。
課程 | 期間 | 授業時間 | 授業料 |
|---|---|---|---|
English for Effective Communication | 4週間 | 80時間 | 2,162カナダドル |
Academic English | 12週間 | 232時間 | 6,486カナダドル |
どちらも2027年1月の回の金額で、課程ページには必須の保健料も表示されているので注意が必要です。2027年1月以降の回は、初めての登録時に返金されない出願料150カナダドルもかかります。2026年10月28日にトロント大学の公式サイトで確かめた内容で、最新は公式サイトでご確認ください。
生涯学習の学部が英語課程を開いている
トロント大学の英語課程は、社会人向けの講座を開く生涯学習の部門が運営しています。授業はトロント中心部のセントジョージ・キャンパスで行われ、一年を通して開講されています。
大学の正規の学生ではなく、英語を学びに来た人が受講する形です。大学の学部に入学するわけではない点を押さえたうえで、学びたい内容と期間に合う課程を選びましょう。
一般英語と学術英語の2つの系統がある
課程は、話す・聞く力を中心に伸ばす一般英語と、大学で学ぶための読み書きを鍛える学術英語に分かれます。一般英語には、仕事の場面で使う英語を学ぶビジネス英語の課程も用意されています。
数週間で英語に慣れたい人は一般英語、トロント大学など英語圏の大学に進みたい人は学術英語が向いているでしょう。目的に合わせて選ぶと、短い期間でも成果を感じやすくなります。
レベルは初日の試験で決まる
授業のレベルは、初日に受けるクラス分けの試験の結果で決まります。トロント大学のよくある質問のページは、この試験の結果をもとにレベルを決めると案内しているので安心です。
出発前に自分の英語力を細かく判定してもらう必要はありません。ただ、上のレベルから始めたい人は、日本で文法や単語を復習しておくと試験で力を出しやすくなります。
4週間の一般英語は2,162カナダドル
一般英語のEnglish for Effective Communicationは、2027年1月の回で4週間・80時間、授業料は2,162カナダドルです。平日の午前に授業があり、課程ページには必須の保健料52.40カナダドルも表示されています。
平日の8時半から12時半まで学ぶ
English for Effective Communicationの2027年1月の回は、1月11日から2月5日までの4週間です。月曜から金曜の8時半から12時半まで授業があり、合計80時間学びます。
話す力と聞く力を伸ばすことに重きを置いた課程で、さまざまな場面で英語を使う活動に取り組みます。午後は自由に使えるので、街に出て英語を使う時間を作れるのも利点です。
ビジネス英語の課程も選べる
仕事で英語を使いたい人向けに、English for Business Communicationという課程が選べます。国際的なビジネスの場面を想定した課題を通して、読む・書く・聞く・話すの4つの力を伸ばす内容です。
課程の一覧では、English for Effective Communicationと同じく「2,140カナダドルから」と表示されています。社会人で、帰国後の仕事に英語を生かしたい人は、こちらの課程も比べてみましょう。
授業料とは別に保健料がかかる
トロント大学の課程ページには、授業料と並んで必須の保健料が表示されています。4週間のEnglish for Effective Communicationでは52.40カナダドルです。合計にどこまで含まれるかは、申し込みの画面で確かめましょう。
出発前に予算を組むときは、授業料と保健料に加えて、住まいや食費、航空券も足して総額を見積もりましょう。トロントの暮らしの費用はカナダ短期留学の記事でも整理しています。
12週間の学術英語は進学の準備になる
学術英語のAcademic Englishは、2027年1月の回で12週間・232時間、授業料は6,486カナダドルです。最上位のレベル60でB以上の成績を取れば、トロント大学の学部とほとんどの大学院の英語力の条件を満たせます。
232時間で授業料は6,486カナダドル
Academic Englishの2027年1月の回は、1月11日から4月2日までの12週間で、平日の8時半から12時半まで合計232時間の授業です。授業料は6,486カナダドルで、課程ページには必須の保健料157.20カナダドルも表示されています。
大学の授業に必要な読む・書く・聞く・話す力を、まとめて鍛える課程です。2月15日のファミリーデーと3月26日の聖金曜日は授業がない点も、日程を組むときに知っておきましょう。
最上位でB以上なら英語力の条件を満たす
トロント大学によると、Academic Englishのレベル60でB以上の成績を取ると、トロント大学の学部とほとんどの大学院の英語力の条件を満たせます。ほかの大学やカレッジの中にも、この成績を英語力の証明として認めるところがあります。認めるかどうかは志望校で確かめましょう。
ただし、大学院の課程によっては独自の入学条件があります。進学を目指す人は、志望する課程の英語の条件を先に確かめておきましょう。
2027年は1月・4月・9月に始まる
教室で学ぶAcademic Englishは、2027年は1月11日、4月5日、9月27日に始まる回があります。4月と9月の回は授業時間が236時間です。
大学の入学時期から逆算して、どの回に通うかを決めると計画を立てやすくなります。オンラインで学ぶ学術英語の課程もあり、日本にいながら準備を始めることも可能です。
ビクトリア大学の付属校と比べる
ブリティッシュ・コロンビア州のビクトリア大学にも、English Language Centreという付属の英語学校があります。12週間の集中英語は2027年の回で授業料4,680カナダドル、教室の授業は272時間です。
比べる点 | トロント大学 | ビクトリア大学 |
|---|---|---|
12週間の課程 | Academic English | Intensive English |
教室の授業 | 232時間 | 272時間 |
授業料 | 6,486カナダドル | 4,680カナダドル |
出願料 | 150カナダドル | 150カナダドル |
トロント大学の出願料は2027年1月以降の回の初回登録時にかかります。ビクトリア大学の授業料には活動費も含まれ、別に学生サービス費532カナダドルが必要です。トロント大学の課程ページには必須の保健料も表示されています。
12週間の集中英語は授業料4,680カナダドル
ビクトリア大学のIntensive Englishは、1月・4月・9月に始まる12週間の課程で、授業料は活動費込みで4,680カナダドルです。2027年1月の回は1月4日から3月31日までの日程が組まれています。
授業は午前か午後に分かれ、基本の授業227時間と、発音や文法などを学ぶ授業45時間で、教室の授業は合計272時間です。ほかに言語と文化の体験の時間が70時間あり、すべて合わせると342時間になります。
ホームステイ代も学校の表に載っている
ビクトリア大学は、ホームステイの費用も料金表に載せています。2027年1月の回では、12週間のホームステイ(住まいと食事)が4,050カナダドルです。
ホームステイを申し込む場合は、別に申込料が300カナダドルかかります。住まいまで含めた総額を見積もりやすいので、初めての留学で予算をはっきりさせたい人には分かりやすい仕組みです。
18歳以上で基礎の英語力が条件
ビクトリア大学のIntensive Englishは、開始日までに18歳になっていて、基礎の英語力があることが条件です。学校の無料の英語テストで、最低限のレベルに達しているかを確かめられます。
レベルは100から600までの6段階で、大学進学の準備のクラスも含まれます。ビクトリア大学の学位課程への仮の入学(preliminary admission)につながる道も案内されているので、条件は公式サイトで確かめましょう。
申し込む前に確かめたいこと
6か月以内の課程なら、カナダの就学許可は要りません。2027年1月以降の回は両校とも出願料150カナダドルがかかり、トロント大学には奨学金や学費の援助がないので、全額を自分で用意する前提で計画しましょう。
6か月以内の課程なら就学許可は要らない
カナダ移民局によると、6か月以内で終わる課程なら就学許可(学生ビザ)を取らずに学べます。トロント大学の4週間や12週間の課程は、どちらもこの範囲に収まる長さです。ただし、続けて受講して6か月を超える場合は就学許可が必要で、トロント大学はオンタリオ州の証明書(PAL)も要ると案内しています。
日本人が飛行機で入国するときは、電子渡航認証(eTA)が必要です。期間や働ける条件の違いは社会人のカナダ留学の記事で詳しく整理しています。
出願料はどちらも150カナダドル
トロント大学の英語課程は、2027年1月以降の回から、初めての登録時に返金されない出願料150カナダドルがかかります。課程ページに案内があり、出願料がないと書かれた古い説明のページもあるので、申し込みの画面で確かめましょう。
授業料はすべての受講者で同じで、教室の教材も授業料に含まれます。ビクトリア大学も、登録時に150カナダドルの出願料がかかります。
奨学金や学費の援助はない
トロント大学の英語課程には、奨学金や学費の援助がありません。授業料と保健料、住まいや生活費は自分で用意する必要があります。
トロント大学の英語課程の受講者がホームステイを使う場合は、Canada Homestay Networkが後見人の役割を引き受けることもできると案内されています。住まいの探し方は、公式サイトの住まいのページで確かめましょう。
よくある質問
トロント大学の語学学校について、よく出る質問への答えをまとめました。
英語が苦手でもトロント大学の語学学校に通えますか?
初級から受けられるのは、一般英語のEnglish for Effective Communicationです。学術英語のAcademic Englishは中級から上級の人向けなので、英語が苦手な人は一般英語から始めましょう。
トロント大学の語学学校から大学に進学できますか?
語学学校を修了しても自動的に入学できるわけではありません。ただし、Academic Englishのレベル60でB以上を取れば、トロント大学の学部とほとんどの大学院の英語力の条件を満たせます。
トロント大学の語学学校は何週間から通えますか?
一般英語のEnglish for Effective Communicationは4週間の課程です。大学進学を目指す学術英語のAcademic Englishは12週間です。
トロント大学とビクトリア大学はどう選びますか?
短い期間で英語に慣れたい人や大都市で学びたい人はトロント大学、12週間しっかり学び、住まいまで学校の料金表で見積もりたい人はビクトリア大学が向いているでしょう。
まとめ
トロント大学の英語課程は、4週間・80時間の一般英語が2,162カナダドル、12週間・232時間の学術英語が6,486カナダドル(いずれも2027年1月の回)です。学術英語のレベル60でB以上を取れば、トロント大学の英語力の条件を満たせます。
次にやることは、英語に慣れたいのか大学に進みたいのかを決め、通いたい回の日程と授業料を公式サイトで確かめることです。12週間しっかり学ぶなら、教室の授業が272時間あるビクトリア大学とも比べてみましょう。
この記事の出典
課程・日程・授業料は2026年10月28日に各校の公式サイトで確認しました。最新は各公式サイトでご確認ください。
- University of Toronto School of Continuing Studies「English Language Program」
- University of Toronto School of Continuing Studies「Frequently Asked Questions」
- University of Toronto School of Continuing Studies「English for Academic Purposes」
- University of Toronto School of Continuing Studies「English for General and Professional Purposes」
- University of Toronto School of Continuing Studies「0150 Academic English」
- University of Toronto School of Continuing Studies「2868 English for Effective Communication」
- University of Victoria English Language Centre「Intensive English ELPI」
- University of Victoria English Language Centre「Fees & Dates」
- IRCC「Study permit: Who can study without a permit」