北欧ワーホリ5か国比較|年齢・資金・就労条件で選ぶ
北欧5か国のワーホリを2026年8月27日時点の公的情報で比較。年齢、年間枠、初期資金、申請料、申請経路、就労・就学条件を国別に整理し、デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・アイスランドから自分に合う国を選ぶ手順と予算表を示します。

北欧のワーキングホリデーは、5か国とも最長約1年ですが、申請年齢、年間枠、必要資金、申請窓口、働ける期間は国ごとに異なるため、雰囲気や物価の印象だけでは候補を決めにくい制度です。希望する働き方や準備日程とのずれを避けるには、年齢、期間、枠、最低資金、申請料、保険、就労・就学条件、申請経路に加え、次に開く公式ページ、自分用の準備予算、確認期限を同じ順序で比べる必要があります。
この記事では、2026年8月27日時点の各国政府と日本国外務省の案内を基に5か国を比較し、本文の判断表を使って候補を1〜2か国へ絞れるようにしますので、最新は公式サイトで必ずご確認ください。
- 申請日時点の年齢と日本居住条件を確認する
- 年間枠・過去の許可・最長期間で候補を減らす
- 公式最低資金・申請料・保険を分けて比べる
- 就労・就学の範囲と申請経路を確認する
- 候補を1〜2か国に絞り公式ページを再確認する
北欧ワーホリ5か国の違いを先に比較する
最初に見るべき差は、申請できる年齢、滞在できる期間、年間枠、必要資金、就労と就学の範囲です。国名のイメージではなく、自分が満たせない条件から順に候補を外すと、申請準備のやり直しを減らせます。
基本条件は年齢・期間・年間枠で比べる
日本国籍者向けの基本条件を並べると、5か国とも本文上は18〜30歳を基準にできますが、期間の数え方と再申請の表現は同じではありません。年間枠は日本国外務省の一覧に基づき、枠の残数や受付状況とは分けて読みます。
国 | 申請年齢 | 期間・再申請 | 年間枠 |
|---|---|---|---|
デンマーク | 18〜30歳 | 入国から最長1年・過去WH滞在者は不可 | 無 |
スウェーデン | 18〜30歳 | 最長1年・延長不可・過去発給不可 | 無 |
ノルウェー | 18〜30歳が目安 | 最長合計1年 | 無 |
フィンランド | 18〜30歳 | 発給から最長1年・過去発給不可 | 無 |
アイスランド | 現行詳細は18〜30歳 | 最長1年・更新不可・過去発給不可 | 30 |
デンマークの英語ページは年齢上限の訳に揺れがあり、デンマーク語版と外務省の一般条件を合わせて18〜30歳と整理しています。ノルウェー当局の英語は18歳を超え31歳未満という表現のため、18歳ちょうどで申請する人は当局へ確認してください。
公式最低資金と申請料を比べる
最低資金は渡航後の総生活費ではなく、許可申請で示す最低水準です。航空券、住居の初期費用、保険、VFS(ビザ申請センター)などのサービス料を足し、自分の滞在計画に応じた準備予算を別に作ります。
国 | 公式最低資金 | 申請料 | 申請の起点 |
|---|---|---|---|
デンマーク | 15,000 DKKと帰国券、または20,000 DKK | デンマーク移民当局(SIRI)0 DKK・VFS料別 | SIRIのオンラインまたは紙 |
スウェーデン | 15,000 SEKと帰国券または購入資金 | 現行表示1,500 SEK・協定と不整合 | 電子申請(e-service)または紙 |
ノルウェー | 3か月46,464 NOK | 一般区分6,300 NOK・要画面確認 | ノルウェー移民局(UDI)で登録 |
フィンランド | 約2,450 EURと帰国券または購入資金 | 電子530 EUR・紙630 EUR・VFS料別 | 電子申請「Enter Finland」または紙 |
アイスランド | 3か月779,853 ISKと帰国券または購入資金 | 日本人0 ISK | 紙の原本 |
スウェーデンは移民庁の現行案内に1,500 SEKとある一方、二国間協定には無料とあり、公式情報が一致していません。無料とも1,500 SEKとも断定せず、日本国籍で進めた申請画面の決済表示か移民庁への確認を優先します。
ノルウェーの46,464 NOKは月額15,488 NOKを3か月分にした額で、銀行資金と具体的な有給雇用オファーを組み合わせられます。費用6,300 NOKはUDIの一般的な成人就労在留許可区分の表示なので、WHに適用される区分を申請画面で確定してください。
就労・就学と申請経路を比べる
就労可能という共通点だけで判断せず、制限が働く単位と、就学を主目的にできるかを確認します。電子申請に対応していても、旅券確認や生体情報(指紋・顔写真)の登録、紙原本の提出が別途必要な国があります。
国 | 就労 | 就学 | 申請時の注意 |
|---|---|---|---|
デンマーク | 給与雇用は12か月中合計6か月・自営不可 | デンマーク語・文化講座可 | 日本ではVFS提出と生体情報 |
スウェーデン | 旅行に付随・雇用主上限の記載なし | WHページに時間上限の記載なし | 出頭が必要な場合あり |
ノルウェー | 同一雇用主6か月まで | 3か月超は就学許可が必要 | 原則国外申請・国外待機 |
フィンランド | 協定上、日本人の就労権は雇用主期間制限なし | WHページに時間上限の記載なし | 国外申請後にVFSで本人確認 |
アイスランド | 別の労働許可なく雇用主変更可 | WHページに時間上限の記載なし | オンラインではなく紙原本 |
フィンランドとアイスランドの柔軟な就労権は、労働法、職業資格、雇用契約まで無制限という意味ではありません。スウェーデンとアイスランドで就学上限の記載が見当たらないことも、長期就学を無条件で認める根拠にはならず、学位取得などが主目的なら学生許可を確認します。
比較表の枠なしと制限なしを読み違えない
枠なしは人数上限が一覧にないという意味で、許可の自動発給、審査の省略、常時受付を示しません。同様に、雇用主の期間上限が書かれていないことと、就労に一切の条件がないことは別です。
- 枠なしでも年齢、資金、保険などの審査はある
- 受付中の表示は将来の受付や残数を保証しない
- 就学上限の記載なしは無制限の意味ではない
- 金額、手数料、受付状態は提出直前に再確認する
アイスランドは5か国のうち年間30人の上限が明記された国ですが、応募者数や倍率は公開されていないため、最も競争率が高いとは断定できません。枠を理由に急いで送るのではなく、現行要件、必要書類、受付状態をそろえて確認します。
自分が申請できる国を先に判定する
比較表で候補が見えても、申請日時点の年齢、日本居住、過去の許可、扶養家族、旅券、帰国手段、保険を満たさなければ申請先にはできません。渡航希望月から逆算する前に、各条件を可・要確認・不可の3段階で記録します。
年齢は申請日を基準に各国ページで確認する
年齢は渡航日ではなく、各国ページが指定する申請時点の条件で確認します。30歳前後だけでなく18歳ちょうどの人も、申請日、受付日、旅券情報のどの日付を使うかを当局へ確認してから予定を固定してください。
アイスランドの現行の詳細要件は日本人を18〜30歳とし、日本国外務省も2026年1月の対象年齢拡大を確認しています。ただし、政府の適格性チェッカーには旧条件の18〜26歳が残っているため、詳細要件を優先しつつ申請直前に表示の統一を確認します。
日本居住・過去許可・扶養家族の条件を確認する
日本国籍だけでなく、日本に居住していることを要件にする国があり、海外滞在中に同じ手順で出せるとは限りません。デンマーク、スウェーデン、フィンランド、アイスランドは過去の同国WH許可や滞在に関する不可条件があり、ノルウェーは公式どおり最長合計1年として確認します。
扶養家族の扱いも国別で、本人のWH許可に家族が自動で含まれるとは考えません。配偶者や子と渡航する場合は、各人に必要な在留根拠、資金、保険、申請時期を別に確認し、本人だけの条件表で判断を終えないことが大切です。
旅券・帰国券・保険の条件を国別に確認する
デンマークでは旅券の有効期間が短いと許可期間が短縮される場合があり、帰国券は券そのものか購入資金で示せる国があります。保険はスウェーデンとフィンランドが全滞在期間、ノルウェーが滞在全体、アイスランドが住民登録から少なくとも3か月かつ最低2,000,000 ISK補償を求めます。
デンマークの日本人向け必須書類には民間医療保険証明の記載が見当たりませんが、これは無保険を勧める意味ではありません。申請時の必須添付と、渡航後の医療費リスクに備える保険選びを分けて検討します。
申請可能性チェック表を完成させる
候補国ごとに未確認項目を一つでも残したまま航空券や住居を確定すると、許可期間や提出場所とのずれが起きます。次の表を埋め、要確認が残る国は公式窓口への問い合わせ内容まで記録してください。
国 | 年齢 | 居住・過去許可 | 自己判定 |
|---|---|---|---|
デンマーク | 申請時18〜30歳 | 日本居住・過去の同国WH滞在不可 | 可・要確認・不可 |
スウェーデン | 18〜30歳 | 日本居住・過去発給不可 | 可・要確認・不可 |
ノルウェー | 18〜30歳目安 | 日本居住・最長合計1年 | 可・要確認・不可 |
フィンランド | 申請時18〜30歳 | 国外から初回申請・過去発給不可 | 可・要確認・不可 |
アイスランド | 現行詳細18〜30歳 | 日本居住・過去発給不可 | 可・要確認・不可 |
自己判定が可でも、許可を保証するものではありません。候補を1〜2か国に絞ったら、必要資金を自分の通貨で管理し、申請日、旅券期限、保険期間、提出予約日を一つの予定表へ移します。
5か国を国別に確認する
最後に、各国で間違えやすい制限と申請の完了条件を確認します。自分の計画に合うかは、仕事の見つけやすさなど未確認の期待ではなく、許可上可能な働き方、学び方、提出方法で判断してください。
デンマークは給与雇用の合計6か月を基準にする
SIRIの日本人向け案内では、最長1年のうち給与所得者として働けるのは合計6か月までで、同一雇用主ごとに6か月ではありません。雇用主から給与報告があった月は勤務日数や時間にかかわらず1か月として数え、自営業は認められません。
そのため、通年で給与収入を得る計画より、就労月と無就労月の両方を先に配置する計画に向きます。申請はSIRIのオンラインまたは紙から始められますが、日本ではVFS東京での提出と生体情報の手続きがあり、SIRIと大使館の手数料が0でもVFS料は別です。
候補として残すなら、15,000 DKKと帰国券、または20,000 DKKの資金、本人名義の証明、給与雇用6か月分の配分、VFS予約まで確認します。一般の学位課程を希望する場合は、デンマーク語・文化講座を認めるWH条件から広げず、別の学生許可を検討してください。
スウェーデンは電子申請後の出頭可能性を残す
スウェーデンは電子申請(e-service)を利用できますが、デジタル旅券確認の対象外なら公館での旅券提示が必要です。指紋・顔写真の提出場所と時期は、入国ビザの要否を含む移民庁の個別案内に従います。
就労は休暇に付随する活動で、現行案内に同一雇用主の期間上限は見当たりませんが、仕事を滞在の主目的にはできません。就学時間の上限もWHページに明記されていないため、長期就学や学位取得が目的なら高等教育の在留許可を確認します。
15,000 SEK、帰国手段、全滞在期間の包括的医療保険をそろえ、申請画面で手数料と本人確認方法が確定した時点を準備完了とします。1,500 SEK表示と協定上の無料規定の不整合が解消されるまでは、申請料を0として予算を組まないのが安全です。
ノルウェーは雇用主6か月と就学3か月で考える
UDIの日本人向け条件では、同じ雇用主の下で働けるのは6か月までで、3か月を超える就学を予定する人はWH許可の対象になりません。1年間に複数の職場を検討する人や、語学などの学びを3か月以内に収める人は計画と照合しやすい条件です。
資金は当初3か月46,464 NOKで、全滞在期間の医療保険も必要です。UDIで申請登録後、原則として日本の大使館または申請センターへ提出し、ノルウェー国内での申請や審査待ちを前提にしません。
最長は生涯1回と一括表現せず、公式どおり合計1年として管理します。申請画面で費用区分、提出先、予約日を確定し、同一雇用主の終了月と就学期間を予定表に入れたら候補判定を完了できます。
フィンランドは協定上の就労権と国外申請を確認する
フィンランド移民局と協定では、日本人の就労権に雇用主ごとの期間上限を置いていません。ただし、採用や収入を保証する制度ではなく、労働法、職業資格、雇用契約上の条件は別に満たす必要があります。
初回許可は国外から、Enter Finlandまたは紙で申請し、日本ではVFSで本人確認と生体情報を提出します。必要資金は当初3か月約2,450 EURと帰国手段、保険は全滞在期間の疾病・入院をカバーするものです。
同じ雇用主で6か月を超える可能性を残したい人には、許可上の期間制限を理由に候補から外す必要がない国です。電子530 EURまたは紙630 EURにVFS料を加え、申請方式、予約、保険期間まで確定してから提出準備を終えます。
アイスランドは年間枠と紙申請を先に確認する
アイスランド政府の申請案内では申請が受け付けられる表示でも、日本人の年間枠は30人で、公開ページに使用済み数は示されていません。倍率は不明なので狭き門とは断定せず、提出前に受付状況と枠の案内を確認します。
申請はオンラインではなく、署名した紙の原本を移民局へ郵送または投函する方法が基本で、国内の指定窓口も案内されています。日本人の手数料は0 ISKですが、3か月779,853 ISKと帰国手段、最低2,000,000 ISKを補償する所定期間の保険が必要です。
許可に含まれる就労権により、別の労働許可なしで雇用主を変更できますが、日本人のWHは更新できません。現行詳細要件の18〜30歳、旧チェッカーの18〜26歳という不整合を再確認し、紙原本、資金、保険、年間枠の4点がそろった時点で申請へ進みます。
公式最低資金と本人予算を分ける
申請要件にある最低資金は、渡航後1年間の生活費を保証する金額ではありません。申請前の支払い、住居の初期費用、仕事が決まるまでの生活費、帰国用資金、予備費を分けて本人予算を作ります。国ごとの通貨額だけを比べるより、資金不足を早く発見できます。
公式最低資金は1年間の総費用ではない
公式最低資金は、各国が許可審査で求める資力の基準です。対象期間や帰国券の扱いは国ごとに違い、家賃、敷金、航空券、保険、申請センターのサービス料まで全て含むとは限りません。
デンマークは帰国券の有無で必要額が変わるため、SIRIの日本人向け案内で資金証明の対象を確認してください。スウェーデンは移民庁のワーキングホリデー案内にある資金、帰国券、保険を一組で確認します。
ノルウェーは当初3か月分を資金または具体的な有給雇用オファーで示せるため、UDIの日本人向け条件を本人の状況に当てはめます。フィンランドはフィンランド移民局(Migri)の申請条件、アイスランドは政府の詳細要件を使い、同じ円換算だけで順位を作りません。
申請前支払・住居初期費用・無収入期間を見積もる
本人総予算は「申請前の未払い費用+住居初期費用+無収入期間の支出+帰国用資金+予備費」で作ります。家賃は国平均ではなく、候補都市、住居タイプ、入居時期を決めて、最初に必要な月数とデポジットを募集情報から記録してください。
無収入期間は、到着後すぐに採用される前提を置かず、生活費を何か月分持つかを本人が決めてください。航空券、保険、申請料、VFSなどのサービス料、現地交通、通信、生活用品も、支払通貨と支払日を分けると為替変動を見落としにくくなります。
北欧以外も含む費目の洗い出しにはワーホリ1年の費用内訳を参照してください。ただし、そこで示す金額を北欧5か国の制度上の必要額として転記せず、自分の都市と生活条件で置き換えます。
本人予算ワークシートを完成させる
次の表は、比較表の最低資金をそのまま合計するためではなく、これから支払う金額だけを整理する欄です。金額が未定ならゼロにせず「未確認」と書き、調査先と確認期限も記入してください。
費目 | 算定根拠 | 自分の金額 | 支払時期 |
|---|---|---|---|
申請・提出 | 当局、VFS、公館の表示 | 通貨と金額を記入 | 申請前・提出時 |
渡航・保険 | 航空券見積、必要補償 | 未払い分だけ記入 | 渡航前 |
住居初期費用 | 候補物件の家賃、敷金 | 初月合計を記入 | 契約時・入居時 |
無収入期間 | 月支出×備える月数 | 本人の前提で計算 | 到着後 |
帰国・予備費 | 帰国便、緊急時の余力 | 使わない資金を記入 | 全期間 |
支払済み費用と資金証明を二重加算しない
航空券や保険をすでに支払ったなら、本人総予算には未払い分だけを入れます。資金証明額は「支出項目」ではなく、口座等で保有を示す金額なので、同じ生活費を別行で再び足すと過大な見積もりです。
現在の流動資金(すぐ使える預貯金)から本人総予算を引き、足りない場合だけ不足額として残します。不足額は「本人総予算-現在の流動資金」が正のときの金額で、資金証明に使えない資産や帰国用に確保するお金を自由に使える前提にはしません。
仕事の許可と採用・収入を分ける
就労できる在留資格でも、求人、採用、勤務時間、賃金、必要言語は職種、地域、季節、本人の経験で変わります。フィンランドの協定上の就労権やアイスランドの雇用主変更可能な労働許可は、仕事が決まることや生活費を賄えることの保証ではありません。
応募前には仕事内容、契約期間、労働時間、税引前賃金、必要言語、資格条件を求人ごとに確認します。デンマークは12か月中の給与雇用が合計6か月で、自営は認められないため、都市の暮らしを調べるデンマーク完全ガイドと就労許可の根拠を混同しないでください。
自社94件では本人明記の北欧WH体験が0件だった
当サイトが公開する体験談94件を調べたところ、北欧5か国での滞在・就労を本人が明記したものはデンマーク1件でした。ただし、その本人はビザ種別をワーキングホリデーと明記していないため、確認済みの北欧WH体験は0件です。
この結果は当サイトの公開収録範囲だけを示し、北欧WH経験者の総数、平均的な求職期間、許可取得率を示しません。年齢、11か月という期間、就労経験からビザ種別を推定せず、個人記述を制度や仕事ランキングの根拠にも使いません。
本人予算ワークシートの「未確認」をなくし、不足額と各費目の確認期限を記入できたら、この章の作業は完了です。
3ステップで候補を1〜2か国へ絞る
選び方は、最初に申請できない国を外し、次に資金不足と準備期間を比べ、最後に就労・就学・申請経路で決める3段階です。人気や印象で先に1位を決めず、自分が満たせる条件を順番に消し込むと、比較結果を次の行動へつなげられます。
Step1 申請条件で候補を消す
各国について、日本国籍・居住、申請時年齢、過去の許可、扶養家族、旅券、帰国券、保険、年間枠を確認します。「枠なし」は無条件発給を意味せず、年齢を満たすだけでも許可は確定しません。
条件を一つでも満たせない国は、無理に残さず理由と確認元を記録します。アイスランドは政府内の年齢表示に不整合があるため、前章で示した現行の詳細要件と申請フォームをStep1で再確認します。
Step2 資金不足と準備期間を比べる
残った国ごとに本人予算ワークシートを作り、不足額と支払期限を並べてください。最低資金の円換算が小さい国でも、航空券、保険、住居のデポジット、申請センター費用、無収入期間を含めると準備期間が長くなることがあります。
不足額だけでなく、毎月の貯蓄可能額、申請から渡航までに確保できる月数、為替が動いたときの余力も記録してください。「行けば働いて補える」という計画は採用時期がずれたときに崩れるため、到着直後の収入をゼロとして耐えられる範囲を先に決めます。
Step3 就労・就学・申請経路で決める
仕事を優先するなら、雇用主の上限だけでなく、給与雇用のみか、雇用主変更ができるか、希望職種に資格や現地語が必要かを確認します。学びを組み合わせるなら、就学期間の上限が明記された国と、WHページに上限記載がない国を同じ「自由」と扱わず、長期課程は学生許可も比較対象です。
申請経路はオンライン画面の有無だけでなく、旅券確認、生体情報、紙原本、VFSや公館への出頭まで含めて比べます。ノルウェーの都市・生活はノルウェー完全ガイド、フィンランドの都市・生活はフィンランド完全ガイドで補えます。
冬の生活と心身の備えを別軸で確認する
制度条件を満たしても、寒さ、日照、移動、住居、人とのつながり方が本人の計画に合うとは限りません。候補都市の冬の明るい時間帯、通勤手段、相談先、緊急連絡先を調べ、仕事が未定の期間にも生活のリズムを保てる予定を作ってください。
冬や孤独への一般的な備えはワーホリ中のメンタルヘルス対策も参考になります。医療上の判断や制度条件は内部記事だけで決めず、現地の医療機関、自治体、保険会社など本人の状況に合う窓口へ確認します。
内部記事は都市・生活の補足。年齢・資金・料金・申請経路は本記事の公的一次リンクを優先してください。
候補国決定表を完成させる
最後に、残す理由と外す理由を同じ表に書き、候補を1〜2か国にします。「なんとなく不安」のまま外さず、未確認事項なら次に開く公式ページと完了日を決めます。
候補国 | 残す・外す理由 | 次の公式確認 | 完了日 |
|---|---|---|---|
第1候補 | 条件、資金、目的との一致 | 当局ページと申請画面 | 年月日 |
第2候補 | 比較して残す理由 | 未確認の条件 | 年月日 |
外す国 | 満たせない条件 | 再検討条件があれば記入 | 年月日 |
表が完成した時点で、申請可能性、本人予算、渡航目的の三つを一文で説明できれば選定は完了です。説明できない項目が残るなら、国を増やすのではなく未確認欄を埋めてください。
北欧ワーホリのよくある質問
ここでは、5か国を比べるときに判断を止めやすい質問を5つに絞ります。申請しやすさ、言語、就労自由度、アイスランドの年齢、最低資金を、単純な国ランキングにせず整理します。
5か国で一番申請しやすい国はどこですか
全員にとって一番申請しやすい国は決められません。年齢、日本居住、過去許可、年間枠、資金、保険、提出方法が本人ごとに違い、枠が明記されていない国でも審査や書類確認はあります。
まずStep1で申請できない国を外し、Step2で不足額と準備期間を比べてください。残った国の申請経路を最後に比べると、「一般に簡単」ではなく「自分が条件をそろえやすい国」を選べます。
英語だけで仕事と生活ができますか
英語だけで仕事や生活が成り立つとは保証できません。必要言語は職種、雇用主、都市、住居契約、行政手続き、医療で変わるため、国全体の英語力の印象から本人の採用可能性を推定しないでください。
希望職種の求人を複数確認し、必要言語、資格、経験、契約条件を記録してください。住居、銀行、税、医療についても、候補都市の公式窓口が対応する言語と通訳の要否を先に調べます。
就労期間の自由度が高い国はどこですか
制度上の違いだけなら、フィンランドは日・フィンランド協定上、日本人の就労権に雇用主期間制限がなく、アイスランドは雇用主変更可能な労働許可を含みます。一方、デンマークは12か月中の給与雇用が合計6か月、ノルウェーは同一雇用主6か月までです。
スウェーデンの現行案内には同一雇用主の上限記載がありませんが、仕事は旅行の副目的です。いずれも就労の自由度と、求人量、採用、賃金、生活費を賄えるかは別問題として比べます。
アイスランドは18〜26歳までではないのですか
現行の詳細要件では、日本人は申請時18〜30歳です。対象年齢は2026年1月から拡大されましたが、同じ政府サイトの適格性チェッカーには旧18〜26歳の表示が調査時点で残っていました。
年齢判定では政府のワーキングホリデー詳細要件を優先し、申請フォームの現行表示も照合します。古い解説記事や検索結果の抜粋だけで対象外と判断しないでください。
公式最低資金だけあれば1年暮らせますか
公式最低資金だけで1年間暮らせるとは限りません。最低資金は許可要件であり、渡航費、保険、住居初期費用、無収入期間、帰国費、予備費を含む本人総予算とは目的が違います。
本人予算ワークシートで未払い費用を合計し、現在の流動資金との差を不足額にします。仕事がすぐ決まる想定や、資金証明額を二重に足す計算を避け、候補都市の募集情報と本人の生活条件で更新してください。
まとめ:今日やる3ステップ
北欧ワーホリの国選びは、申請条件、本人予算、就労・就学と申請経路の順で進めれば、印象だけの比較から具体的な準備へ移れます。今日のうちに次の3項目を終え、候補国決定表へ結果を移してください。
- 年齢・居住・過去許可・年間枠で申請可能国を残す
- 未払い費用と無収入期間を含む本人予算を計算する
- 就労・就学・提出経路を比べて候補を1〜2か国にする
完了条件は、残した国の理由、必要な追加資金、次に確認する公式ページを本人の言葉で説明できることです。答えが埋まらない国は「おすすめ」へ飛びつかず、候補のまま保留して確認事項を一つずつ消します。