2026年5月30日

ワーホリ1年の費用は100〜250万円|出発前60万+現地月13万の完全内訳

ワーホリ1年の総費用は100〜250万円。出発前60〜100万円と現地月13〜18万円の積み上げ、現地収入で実質負担を半額にする5つの行動を主要4カ国(豪/加/NZ/愛)の最新相場で項目別に公開。

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ワーホリ1年の総費用は100万〜250万円が相場で、出発前に約60万〜100万円、現地で月13万〜18万円の積み上げで決まります。多くの人が選ぶオーストラリアとカナダは150万〜220万円が中心ライン。ただし現地収入とタックスリターンを加味すれば、実質負担は半額以下になるケースも珍しくありません。この記事では主要4カ国(オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・アイルランド)の最新相場をもとに、項目別の内訳と実質負担を下げる5つの行動を表で整理しました。

ワーホリ1年の総費用と内訳の全体像

1年で必要な総額は100万〜250万円が目安

結論から言うと、ワーホリ1年の総費用はおおむね100万円から250万円のレンジに収まります。最低ラインは韓国・台湾・ニュージーランドなどでつましく暮らした場合、最高ラインはイギリスやアイルランドの都市部で語学学校に長く通う場合です。多くの人が選ぶオーストラリアとカナダはこの中間で、150万〜220万円前後を目安に準備しておけば、現地で大きく困ることは少なくなります。

ただしこの金額は「出発前に全額用意しないと行けない」という意味ではありません。後述するとおり、現地で働いた収入で半分以上を回収できるため、実際の手出しはこの数字より小さくなります。

費用は出発前と現地で大きく2つに分かれる

ワーホリの費用は「出発前にまとめて払うお金」と「現地で毎月かかるお金」の2層で考えるとシンプルになります。出発前にはビザ申請料・航空券・海外保険・資金証明の残高など、合わせて約60万〜100万円が必要です。一方、現地に着いてからは家賃や食費といった生活費が毎月かかり、都市部なら月13万〜18万円が標準的なラインになります。

この2層を分けて見積もると、「とりあえず出発までにいくら貯めれば動けるか」と「現地で何か月分の生活費を持って行くか」を別々に管理でき、貯金計画が立てやすくなります。

国別に総額が変わる主な理由

同じ1年でも国によって総額が変わる理由は、主に物価・最低賃金・ビザ申請料・保険料の4つです。たとえばオーストラリアは物価が高い分、最低賃金も世界トップ水準のため、稼ぎでカバーしやすい構造になっています。逆にヨーロッパ圏は物価が高めで賃金も国によりばらつきがあり、出発前の準備金を多めに用意したほうが安心です。アジア圏のワーホリ国は物価も賃金も低めで、総額は抑えやすい一方、稼ぎでの回収は限定的になります。

想像を絶する物価の高さと円安の影響で、常に金銭的なプレッシャーがあったことです。

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出発前にかかる初期費用5項目の内訳

ビザ申請料は国によって0円〜10万円超

ワーホリビザの申請料は国ごとに大きく違います。ニュージーランドは申請料そのものが無料で、別途必要な国際観光税が35NZドル(およそ3,000円台)だけ。一方でオーストラリアはビザ申請料がA$670(およそ7万円台)、カナダは「観光査証+就労許可+生体認証」の3点を合わせて約4万円かかります。アイルランドは50ユーロ台と比較的安く、イギリスは医療付加金を含むため10万円を超えることもあります。

金額だけ見ればニュージーランドが圧倒的に有利ですが、ビザの抽選有無や定員枠の競争率も国ごとに違うため、申請料だけで国を決めるのは早計です。

航空券は時期と片道往復で大きく変動

航空券は季節と予約タイミングで2倍近く差が出る項目です。日本からオーストラリア・カナダへは片道で8万〜12万円が標準で、繁忙期(年末年始・GW・夏休み)は15万〜18万円まで上がります。逆に1〜2月や9〜11月のオフシーズンを狙えば、7万円台で押さえられることもあります。

帰国日を決めず片道で買うか、安心料として往復で買うかは個人の判断によりますが、片道のほうが現地での予定変更に柔軟に対応できます。ヨーロッパ方面は同じ条件でも片道12万〜18万円とアジア・オセアニアより高めなので、予算の上振れに注意してください。

海外保険の1年プランは20〜35万円が中心

海外保険は1年プランで20万円台後半が中心価格帯です。オーストラリアやニュージーランドの代表的なプランはおおむね24万〜26万円、カナダ向けはやや高めの28万〜35万円が相場になります。これは現地の医療費水準の違いを反映したもので、特にカナダはワーホリビザの条件として民間保険加入が事実上必須であるため、削れない固定費と考えるのが現実的です。

節約のため未加入で出発する選択もありますが、虫垂炎の手術1回で100万円以上請求される国もあるため、保険料の20万円台はリスク回避コストとして妥当な金額です。

資金証明の残高基準は国ごとに異なる

ワーホリビザの申請時には、自分で生活できる残高があることを示す資金証明(残高証明)が必要です。オーストラリアはA$5,000(およそ50万円)、ニュージーランドはNZ$4,200(およそ37万円)、アイルランドは€4,000(およそ65万円)が代表的な基準です。カナダは公式の数字は2,500CAD相当ですが、実務上は40万〜50万円の残高証明を求められるケースが多いと案内されています。

この残高は「申請時点で銀行口座にあること」を示すだけで、現地に着いてから自由に使えるため、出発前の準備金の一部として活用できます。

現地に持ち込む手持ち金の目安

資金証明とは別に、現地に着いた直後の2〜3か月をしのぐ手持ち金として20万〜30万円を確保しておくと安心です。仕事が決まるまでの家賃・食費・通信契約・交通費・初期の家具購入などで、最初の月は想定の1.5倍はかかるのが実態だからです。

クレジットカードや国際デビットカードで現地ATMから引き出す方法が一般的で、Wiseなど低手数料の海外送金サービスを併用すると両替コストを抑えられます。海外送金の使い分けについては、Wiseの活用ガイド海外口座開設のポイントのページで詳しく触れています。

現地での1か月の生活費を項目別に積み上げ

家賃はシェアハウスで月5〜10万円が標準

現地生活で最大の固定費は家賃で、シェアハウスなら月5万〜10万円がボリュームゾーンです。オーストラリアのシドニーやメルボルンでは1室をシェアして週A$180〜375(月7万〜15万円)、カナダのトロント・バンクーバーではCAD 600〜1,500(月7万〜17万円)が中心レンジになります。同じ都市でも中心部か郊外か、何人で1室をシェアするかで2倍近く変わるため、家賃を抑えたい人ほど郊外+複数人シェアを選ぶ傾向があります。

都市別の家賃相場の細かい違いは、シドニートロントバンクーバーといった都市別ページで具体的な金額帯を載せていますので、住みたい街が決まっている人はそちらも参考にしてください。

バンクーバーは家賃が高く、条件の良い物件はすぐに埋まるため、到着直後はかなり焦りました。

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食費は自炊中心なら月3〜5万円に収まる

食費は自炊か外食かで2倍以上の差が出ます。スーパーで食材を買って自炊中心の生活なら、月3万〜5万円に収まります。一方、ランチを毎日外で食べると豪・加では1食2,000〜2,500円が当たり前で、外食中心だと食費だけで月10万円を超えることも珍しくありません。

シェアハウスで共用キッチンを使う人は、ハウスメイトとまとめ買い・作り置きの分担をする工夫で、食費を月2万円台まで落としている例もあります。アジア食材店を活用すれば米・調味料・冷凍食品が日本より安く手に入る都市もあり、料理が苦手な人でも工夫の余地は多くあります。

光熱費・通信費・交通費の合計目安

家賃・食費以外の固定費は光熱費・通信費・交通費を合わせて月3万円前後が目安です。光熱費はシェアハウスなら家賃に含まれることも多く、別払いでも月5,000〜10,000円程度。通信費は現地SIMで月2,000〜4,000円のプランが主流で、日本の半額以下で済むケースもあります。交通費は都市の公共交通機関を週単位・月単位のパスで使うと、月1万円台に抑えられます。

渡航前のSIM準備についてはSIM/eSIMの選び方のページで、現地の銀行・送金については海外口座のガイドでそれぞれ詳しく解説しています。

交際費を含めた月13〜18万円のリアル

以上を合計すると、都市部の標準的な月額生活費は13万〜18万円に落ち着きます。下表は都市部で標準的な節約をした場合の積み上げ例です。

項目

節約ライン

標準ライン

家賃(シェアハウス1室)

5万円

8万円

食費(自炊中心)

3万円

5万円

光熱費・通信費

1万円

1.5万円

交通費

1万円

1.2万円

交際費・娯楽

1万円

2万円

予備費

1万円

0.3万円

月額合計

約12万円

約18万円

地方や郊外、または地方の農場系の仕事をしながら住み込みで暮らす場合、月の出費を8万円前後まで圧縮している例も実際にあります。

主要4カ国のワーホリ費用を比較表で公開

オーストラリアの1年費用と特徴

オーストラリアの1年総費用は140万〜200万円がボリュームゾーンです。物価は世界トップクラスで高い一方、最低賃金がA$24前後と高水準のため、フルタイムで働けば月35万〜40万円の収入も現実的です。仕事の選択肢が広く、農場・カフェ・ホテル・倉庫など職種別の求人も豊富。セカンドビザ・サードビザの延長制度があり、最大3年間滞在できる点も予算計画に影響します。

都市ごとの違いについてはシドニーとメルボルンの比較、ファーム仕事の実情は地方ファーム情報、税金の戻りは退職年金返還ガイドタックスリターン解説でそれぞれ詳しく扱っています。

カナダの1年費用と特徴

カナダの1年総費用は150万〜220万円が目安です。家賃と保険料が他国より高めですが、英語圏としての就労機会が豊富で、CAD 15〜18/hの時給を週40時間確保できれば月25万〜35万円の収入が見込めます。冬季の暖房費が家計に乗ること、寒冷地仕様の衣類など初期の追加出費があることは注意点です。

カナダのビザ抽選制度(IEC)の通り方はカナダIECビザの解説、現地通信はカナダのSIM事情、確定申告はタックスリターン手順のページにまとめています。

ニュージーランドの1年費用と特徴

ニュージーランドは1年総費用 100万〜180万円と主要英語圏のなかでは比較的抑えめです。ビザ申請料が実質無料で、物価は豪・加よりやや低め。最低賃金はNZ$23.15前後で、地方の農場やパッキングハウスでの仕事も豊富です。人口規模が小さいぶん都市の選択肢は限られますが、自然環境が良く生活コストとのバランスが取りやすい国です。

アイルランドの1年費用と特徴

アイルランドは1年総費用 170万〜250万円とやや高めです。資金証明の基準額が€4,000(およそ65万円)と他国より高く、都市部の家賃も近年急上昇している点が予算面のハードル。一方でEU圏でありながら英語が公用語、IT・グローバル企業の拠点が集まるなど、キャリア面での魅力で選ばれることが多い国です。

4カ国の一覧比較は下表のとおりです。

ビザ申請料

資金証明

1年総費用

月収目安

オーストラリア

約7.5万円

約50万円

140〜200万円

30〜40万円

カナダ

約4万円

約40万円

150〜220万円

25〜35万円

ニュージーランド

無料+3,000円台

約37万円

100〜180万円

25〜35万円

アイルランド

約1万円

約65万円

170〜250万円

25〜35万円

現地収入と実質負担額を下げる方法

現地でフルタイム就労すれば月25〜40万円

ワーホリでは現地での就労が原則認められており、フルタイムで働けば月25万〜40万円の収入が現実的に得られます。最低賃金が高いオーストラリアでは、農場や倉庫のフルタイム勤務で月40万円台、カフェやサービス業のシフトワークで月30万円前後が一般的なライン。カナダやニュージーランドはこれよりやや低めの25万〜35万円が目安になります。

仕事が決まるまでに1〜2か月かかるケースも多いため、最初の数か月は貯金からの取り崩しで暮らす前提で予算を組むのが現実的です。職種別の体験例は料理人保育士エンジニアバリスタなどのページでまとめています。

とりあえず留学行く前にしっかりと貯金をして余裕をもって行ったほうが良いです。

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タックスリターンで税金が戻る仕組み

ワーホリ中に給与から天引きされた所得税は、確定申告(タックスリターン)で一定額が戻ってくるのが原則です。オーストラリアでは年間A$45,000以下の所得なら源泉徴収分の多くが還付される仕組みで、申請手続きは現地の税理士やオンラインサービスで完結できます。さらに豪では雇用主が積み立てる退職年金(Superannuation)が、ワーホリビザでも条件付きで帰国後に返還される制度があり、滞在期間によっては数十万円が戻るケースもあります。

申請の段取りは国別に異なるため、タックスリターン総合ガイド帰国後の日本の税務のページで具体的な手順を確認しておくと、取りこぼしが減ります。

費用を抑える具体的な5つの行動

節約効果が高い行動は次の5つです。

  1. オフシーズン航空券の活用: 1〜2月や9〜11月に渡航し、片道5万円台で押さえる
  2. 渡航前の英語スコア確保: 語学学校の通学期間を短縮し、就労を早めに開始する
  3. 自炊と作り置きの習慣化: 食費を月3万円台に抑える
  4. 郊外+複数人シェア: 家賃を中心部相場の60〜70%まで圧縮する
  5. 低手数料の送金サービス: WiseやRevolutで両替・送金コストを年数万円単位で削る

この5つを組み合わせると、標準ラインと比べて年間40万〜60万円の支出を抑えられる計算になります。100万円の予算で渡航する具体例は100万円ワーホリの予算組みのページに、節約のさらなる細かい工夫はワーホリ節約TIPSのページにまとめています。

よくある質問(FAQ)

貯金はいくらあれば安心して出発できる?

初期費用 60万〜100万円に加え、現地で仕事が決まるまでの2〜3か月の生活費 30万〜40万円を持っておくのが安心ラインです。総額で90万〜140万円があれば、最初の3か月に焦らず生活立ち上げに集中できます。それを超える分は現地で稼ぐ前提でも、現実的にやりくり可能です。

現地で思うように稼げないとどうなる?

仕事が決まらない期間が3か月を超えると、貯金の取り崩しでメンタルへのプレッシャーが大きくなります。対策は、出発前に英語スコアと業務経験の棚卸しをして応募の準備をしておくこと、最初の数か月は英語不要の職種で生活基盤を作ることの2つです。職種選びは英語ゼロでも採用される仕事7選のページで詳しく扱っています。

為替変動の影響を抑える方法は?

大きな出費を一度に円→現地通貨に換えるのではなく、Wiseなど低手数料サービスで月単位で分散して送金するのが基本対策です。航空券や保険など出発前の固定費は早めに確保し、生活費は現地で稼いだ通貨でそのまま使う設計にすると、為替リスクを最小化できます。

まとめ

ワーホリ1年の費用は、出発前の初期費用 約60万〜100万円と、現地での月額生活費 13万〜18万円の積み上げで決まります。総額の目安は国によって100万〜250万円とブレますが、現地で働く収入とタックスリターンを加味すれば、実質負担はその半分以下に抑えられるケースも珍しくありません。具体的な国や都市が決まっている人は、国比較や都市別の生活費ページで自分のパターンに数字を当てはめてみてください。一歩踏み出すかどうかの判断材料が、ぐっと具体的になるはずです。

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