ワーホリの携帯・SIMガイド|povo維持術から国別おすすめキャリアまで
ワーホリの通信環境を出発前から完璧に準備する方法を解説。povoで日本の番号を年660円で維持する方法、eSIMと物理SIMの選び方、オーストラリア・カナダ・イギリス・NZの格安キャリア比較まで網羅。
このページのポイント
- 1日本の携帯番号はpovoで年660円から維持できる。180日ごとにトッピング購入が必要
- 2eSIMは出発前に購入・設定でき、到着直後から通信開始できるのでおすすめ
- 3オーストラリアはVodafone(70GB/28日/35AUD)がコスパ最強
- 4カナダはPublic Mobile(80GB/月25CAD)が最安クラス
- 5イギリスはThree(80GB/月8GBP)が驚異的なコスパ
ワーホリ生活ではスマートフォンがすべての基盤になります。仕事探し、地図アプリでの移動、銀行アプリの操作、家族への連絡、シェアハウスの内見予約。到着後すぐに通信環境がないと、空港から先の行動が大きく制限されます。この記事では日本の携帯契約をpovoで年660円で維持する方法、eSIMと物理SIMの選び方、オーストラリア・カナダ・イギリス・ニュージーランドの格安キャリア比較まで、ワーホリの通信まわりをすべて整理しました。
日本の携帯番号はpovoで年660円から維持できる
番号維持の3つの選択肢と費用比較
ワーホリ中も日本の携帯番号を維持しておくと、帰国後の再就職やサービスの再開がスムーズです。番号を維持する方法は3つあります。
方法 | 月額費用 | 年間費用 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
povo(基本料0円プラン) | 実質0円 | 約660円〜 | 最安。通信も可能 | 180日ルールあり |
LINEMO ミニプラン | 990円 | 11,880円 | 3GB/月でLINE使い放題 | povoより割高 |
大手キャリア番号保管 | 440〜550円 | 5,280〜6,600円 | 帰国後すぐ復帰 | 保管中は一切使えない |
povoの「180日ルール」とワーホリ中の維持方法
povoは基本料金0円で、使いたいときだけデータ通信や通話の「トッピング」を購入する仕組みです。ただし180日間トッピングの購入も通話もない状態が続くと、利用停止の警告が届き、そのまま放置すると契約が解除される可能性があります。回避方法はシンプルで、180日以内に最安のトッピング(smash.使い放題パック 24時間:330円)を1回購入するだけです。年間でも660円程度の出費でワーホリ中の1年間を乗り切れます。出発前にスマホのカレンダーに5ヶ月ごとのリマインダーを設定しておくと、うっかり忘れるリスクを防げます。
SIMロック解除は出発前に必ず確認する
2021年10月1日以降に購入した端末はSIMロックフリーですが、それ以前に大手キャリアで購入した端末にはSIMロックがかかっています。ドコモ・au・ソフトバンクの各WebサイトまたはMy ページから無料で解除できます。SIMロックが残ったまま渡航すると、現地のSIMカードが使えず通信手段を失う事態になるため、出発前に必ず確認して解除しておきましょう。
eSIMと物理SIMの選び方
eSIMは出発前に設定でき到着直後から使える
eSIMはスマートフォン本体に内蔵された電子的なSIMで、物理カードの差し替えが不要です。最大のメリットは出発前にオンラインで購入・設定を済ませられること。飛行機が着陸して機内モードをオフにした瞬間から現地の通信回線に接続でき、空港でのSIM購入の行列に並ぶ必要がありません。iPhone XS以降、Google Pixel 3a以降、Galaxy S20以降などの機種が対応しています。
デュアルSIMで日本と現地の回線を同時に使う
eSIM対応スマートフォンの多くは「デュアルSIM」に対応しており、物理SIMスロットに日本のSIM(povo)を残したまま、eSIMに現地キャリアのプランを追加できます。日本の電話番号での着信を受けつつ、現地の格安データ通信を使い分ける運用が可能です。通信の切り替えはスマートフォンの設定画面から簡単に操作できます。
物理SIMは空港のショップで即日入手できる
eSIM非対応の端末を使っている場合は物理SIMカードを選びます。主要な国際空港にはキャリアのショップや自動販売機があり、パスポートを提示すればその場でSIMカードを購入・有効化できます。オーストラリアのシドニー空港やメルボルン空港にはOptus・Vodafone・Telstraのショップがあり、プリペイドSIMを10分程度で購入可能です。空港のショップは到着ロビーにあるため、荷物を受け取った後にそのまま立ち寄れます。
渡航先別のおすすめ格安キャリア
オーストラリアはVodafoneの28日プランがコスパ最強
オーストラリアの3大キャリアはTelstra・Optus・Vodafoneです。ワーホリにはプリペイド(前払い)プランが主流で、契約の縛りがなく、28日サイクルで更新する仕組みです。
キャリア | プラン | データ量 | 料金(28日) |
|---|---|---|---|
Vodafone | $35 Prepaid Plus | 70GB | 35AUD(約3,500円) |
Optus | $30 Prepaid Daily Plus | 40GB | 30AUD(約3,000円) |
Telstra | $35 Prepaid | 42GB | 35AUD(約3,500円) |
Optus | $220 Long Expiry | 300GB | 220AUD/365日(月約1,800円) |
コスパだけで見るとVodafoneの$35プラン(70GB/28日)が最強です。1年間フルに滞在する方にはOptusの365日プラン(300GB/220AUD)も選択肢に入ります。月あたり約1,800円で25GBを使える計算になり、Wi-Fi環境がある生活なら十分な容量です。ALDI MobileやAmaysimなどの格安ブランドもOptus回線を利用しており、さらに安いプランが見つかることもあります。
カナダはPublic Mobileが月25CADで80GBと最安
カナダの通信費は先進国の中でも高額で、大手キャリア(Rogers・Bell・Telus)は月50〜70CADが相場です。費用を抑えたいワーホリメーカーには格安ブランドがおすすめです。
キャリア | プラン | データ量 | 月額 |
|---|---|---|---|
Public Mobile | $25プリペイド | 80GB | 25CAD(約2,700円) |
Fido | $34プラン | 50GB | 34CAD(約3,700円) |
Koodo | $40プラン | 60GB | 40CAD(約4,300円) |
Public MobileはTelus回線を使ったオンライン専用キャリアで、店舗サポートがない代わりに圧倒的なコスパを実現しています。25CADで80GBは他社を大きく引き離す価格設定です。実店舗でのサポートが必要な方はFidoやKoodoを選びましょう。カナダではeSIM対応が進んでおり、Public MobileもeSIMでの契約が可能です。
イギリスはgiffgaffとThreeが価格競争の恩恵大
イギリスは通信費が安く、ワーホリの通信コストを最も抑えやすい国の一つです。
キャリア | プラン | データ量 | 月額 |
|---|---|---|---|
Three | £8 SIM Only | 80GB | 8GBP(約1,500円) |
giffgaff | £10 goodybag | 20GB | 10GBP(約1,900円) |
Vodafone UK | £12 Pay as you go | 25GB | 12GBP(約2,300円) |
Threeは月8ポンドで80GBという驚異的なコスパで、イギリスのワーホリメーカーに最も人気のキャリアです。giffgaffはO2回線を利用したオンライン専用キャリアで、契約の縛りがなく、毎月プランを変更できる柔軟さが魅力です。giffgaffのSIMカードは日本にいる間にイギリスの住所がなくても公式サイトから注文でき、出発前に手元に届けてもらえます。
ニュージーランドは2degreesが安くてエリアも広い
ニュージーランドの3大キャリアはSpark・Vodafone NZ・2degreesです。2degreesはワーホリに人気で、プリペイドプランが19NZD(約1,700円)/28日からと手頃な価格設定です。国内通話と200MBのデータが含まれ、追加データは1GBあたり10NZDで購入できます。長期滞在向けには月29NZD(約2,600円)で無制限データのプランもあります。ニュージーランドは都市部以外では通信エリアが限られる場合があるため、ファームジョブなど地方で働く予定の方はSparkの回線が最もカバー率が高いことを覚えておきましょう。
到着初日に使えるeSIMサービス
AiraloとHolaflyで到着直後の通信を確保
現地キャリアのSIMを購入するまでのつなぎとして、短期eSIMサービスを利用する方法があります。Airaloは200以上の国に対応し、オーストラリア7日間1GBが4.50USDから購入可能です。Holaflyは無制限データプランが特徴で、オーストラリア7日間無制限が19USDです。いずれも日本にいる間にアプリで購入・設定を完了でき、到着後に通信をオンにするだけで使い始められます。到着初日〜3日程度のつなぎ用途であれば、Airaloの最小プランで十分です。
通信費の節約テクニック
Wi-Fiの活用と公共Wi-Fiのセキュリティ対策
シェアハウスやホステルにはWi-Fiが含まれているケースがほとんどです。自宅ではWi-Fiに接続してモバイルデータの消費を抑え、外出時にモバイルデータを使う運用で通信費を最小限に抑えられます。カフェや図書館の無料Wi-Fiも活用できますが、公共Wi-Fiではオンラインバンキングや個人情報の入力を避けましょう。どうしても必要な場合はVPN(仮想プライベートネットワーク)を使うことで通信を暗号化し、情報漏洩のリスクを下げられます。
まとめ
日本の携帯番号はpovoに乗り換えれば年660円程度で維持できます。渡航先の通信手段はeSIMを出発前に設定しておくのがベストで、到着直後から地図アプリやタクシー配車アプリが使えます。長期の通信費を抑えるにはオーストラリアならVodafone(70GB/28日で35AUD)、カナダならPublic Mobile(80GB/月25CAD)、イギリスならThree(80GB/月8GBP)がそれぞれコスパ最強です。出発前にSIMロックの解除、povoへの乗り換え、eSIMの購入を済ませておけば、到着初日から快適な通信環境でワーホリ生活をスタートできます。
povoの180日ルールを忘れないよう、スマホのカレンダーに5ヶ月ごとのリマインダーを設定しておきましょう。最安330円のトッピング購入で維持できます。
SIMロックが残ったまま渡航すると現地SIMが使えません。2021年9月以前に購入した端末は出発前に必ず解除してください。
デュアルSIM対応スマホなら、物理SIMにpovo、eSIMに現地キャリアを入れて日本と現地の回線を同時に使えます。
オーストラリアに1年間滞在するなら、Optusの365日プラン(300GB/220AUD)が月あたり約1,800円で最もお得です。