海外でパスポートを紛失・盗難したら?今すぐやる5ステップと再発行手順
海外でパスポートを失くした瞬間、頭が真っ白になるのは普通のことです。
でも大丈夫。正しい手順で動けば、最短即日〜翌日で帰国できます。
この記事では、緊急時に今すぐやる5ステップ、再発行と帰国のための渡航書の違い、主要国の日本大使館連絡先、費用と日数の目安まで、必要な情報を一気にまとめました。
🚨 緊急の方へ
まずは深呼吸。「今すぐやる5ステップ」を読んで順番に対応してください。最寄りの日本大使館・領事館に電話するのが最速ルートです。
目次(8項目)▼
【緊急】まず今すぐやる5ステップ
パニックにならず、上から順番に進めてください。1〜2時間で初動が完了します。
- 1
まず深呼吸して、最後に持っていた場所を思い出す
カバンの中・前日宿泊のホテル・直近の交通機関・両替所・空港セキュリティ。「ない」と決め込む前に5分使って探す。
- 2
地元の警察に届け出てPolice Report(盗難・紛失証明書)を取得
在外公館で再発行・帰国渡航書の申請時に必須。盗難の場合は特に重要。Police Stationで「I lost my passport」「My passport was stolen」と伝える。控えは必ず保管。
- 3
最寄りの日本大使館・領事館に電話 or 訪問
24時間対応の緊急連絡先がある国も多い。営業時間外でも対応してくれるので焦らず連絡。次セクションに主要国の連絡先一覧あり。
- 4
帰国予定日を確認し「再発行」か「帰国のための渡航書」を選ぶ
時間があるなら「再発行」、すぐ帰国するなら「帰国のための渡航書」。判断基準は次セクションで詳しく解説。
- 5
クレジットカード会社・保険会社・家族・職場に連絡
クレカ不正利用防止、海外保険のサポート利用、家族へ状況共有。海外旅行保険には「身分証明書再発行費用」の補償が含まれる場合あり。
「再発行」と「帰国のための渡航書」の違い
パスポートを失くしたあと、選べるオプションは2つ。あなたの状況に合わせて選びましょう。
① パスポートの再発行(Reissue)
時間に余裕がある場合(最短1〜2週間、通常2〜4週間)
メリット
- ・完全な新しいパスポートを取得
- ・帰国後も継続使用可能
- ・次回渡航にもそのまま使える
注意点
- ・発行に時間がかかる(戸籍謄本を日本から取り寄せる必要)
- ・費用がやや高い(10年16,000円、5年11,000円相当)
- ・滞在を延長する必要がある場合あり
こんな方におすすめ: ワーホリ・留学中で現地に1ヶ月以上いられる方
② 帰国のための渡航書(Travel Document for Returning to Japan)
すぐに帰国したい・帰国便が迫っている場合
メリット
- ・即日〜翌日発行可
- ・費用が安い(2,500円程度)
- ・戸籍謄本がなくても申請可(家族からのメール写真でもOK)
注意点
- ・日本への直接帰国のみに使用可
- ・他国への観光・乗継には使えない
- ・帰国後にパスポート再発行が必要
こんな方におすすめ: すぐに帰国したい方・滞在期限が迫っている方
必要書類とその準備方法
在外公館での申請には、以下の書類が必要です。一覧で確認しましょう。
1. Police Report(盗難・紛失証明書)
現地の警察署で発行。「Passport was lost/stolen」を明記。盗難の場合は犯罪レポートとしても重要
2. 紛失届出書(旅券失効届)
在外公館で記入。氏名・生年月日・パスポート番号(覚えていれば)・紛失場所・状況
3. 一般旅券発給申請書 or 渡航書発給申請書
在外公館で記入 or 外務省サイトから事前ダウンロード可
4. 戸籍謄本(再発行のみ)
6ヶ月以内に発行されたもの。日本の家族に取り寄せてもらい、国際郵便で送付。再発行のみ必須
5. パスポート用写真(縦4.5cm×横3.5cm、6ヶ月以内)
現地の写真店・パスポートフォトサービスで撮影可。1枚〜2枚必要
6. 本人確認書類
運転免許証のコピー・マイナンバーカードのコピー・既存パスポートのコピー(あれば)
7. 帰国便のチケット(渡航書のみ)
帰国のための渡航書を申請する場合、帰国便のe-Ticketを提示
主要国の日本大使館・領事館連絡先
ワーホリ・留学先として人気の主要国を中心に整理しました。最新の電話番号・住所は外務省 在外公館リストで必ず確認を。
🇦🇺 オーストラリア
大使館:在オーストラリア日本国大使館(キャンベラ)
領事館:シドニー総領事館・メルボルン総領事館・ブリスベン総領事館・パース総領事館
💡 24時間緊急連絡先あり。ワーホリ最多渡航国のため、日本人スタッフ対応が充実。
🇨🇦 カナダ
大使館:在カナダ日本国大使館(オタワ)
領事館:バンクーバー総領事館・トロント総領事館・カルガリー総領事館・モントリオール総領事館
💡 各都市の領事館はオンライン予約制が増加。緊急時は電話連絡を。
🇳🇿 ニュージーランド
大使館:在ニュージーランド日本国大使館(ウェリントン)
領事館:オークランド総領事館・クライストチャーチ領事事務所
💡 オークランドが地理的に便利。
🇮🇪 アイルランド
大使館:在アイルランド日本国大使館(ダブリン)
領事館:—(領事館は単一)
💡 人口が少なく、ダブリン大使館でほぼ全件対応。
🇬🇧 イギリス
大使館:在イギリス日本国大使館(ロンドン)
領事館:エディンバラ総領事館
💡 ロンドン中心地。地方滞在者は事前予約を。
🇵🇭 フィリピン
大使館:在フィリピン日本国大使館(マニラ)
領事館:セブ領事事務所・ダバオ領事事務所
💡 セブ留学者多数のため、セブ事務所の対応が早い。
🇰🇷 韓国
大使館:在韓国日本国大使館(ソウル)
領事館:釜山総領事館・済州出張所
💡 即日対応も可能なケース多い。
※ 各在外公館には緊急連絡先(24時間対応)が設定されています。営業時間外でも電話を遠慮せず、状況を伝えてください。
費用と所要日数の目安
| 種類 | 費用 | 日数 | 備考 |
|---|---|---|---|
| パスポート再発行(10年・成人) | 在外公館手数料 約16,000円相当 | 通常2〜4週間(戸籍謄本の取り寄せ含む) | 戸籍謄本は日本の家族にお願いして国際郵便で送付してもらう |
| パスポート再発行(5年・20歳未満) | 約11,000円相当 | 通常2〜4週間 | 同上 |
| 帰国のための渡航書 | 約2,500円相当 | 最短即日〜翌日 | 戸籍謄本はメール写真でOKな在外公館も多い |
| パスポート用写真撮影 | 現地で500〜2,000円程度 | 即日 | 街中の写真店・コンビニタイプの機械でも可 |
※ 在外公館の手数料は現地通貨建てで、最新の為替レート次第。最新情報は各在外公館の公式サイトでご確認ください。
パスポート紛失・盗難を防ぐ予防策
出発前と滞在中に以下を意識すれば、紛失・盗難のリスクを大幅に下げられます。
- ✓パスポートは原則ホテル・宿の金庫 or 部屋の隠し場所に保管。外出時はコピーのみ持参
- ✓ICチップ部分のカラーコピーを2部作成(1部は荷物に、1部はクラウド保存)
- ✓パスポート番号・発行日・有効期限をGoogleドライブやEvernote等にメモ
- ✓緊急連絡先(家族・大使館・保険会社)をスマホとメモ帳の両方に
- ✓パスポートホルダーは肌身離さないタイプ(ネックポーチ・腹巻型)を選ぶ
- ✓盗難多発エリア(市場・観光地・夜の繁華街)では特に注意
- ✓クレジットカードのコピーもパスポートとは別の場所に保管
体験談から見るトラブル実態
体験談 77件 のうち、 3件(4%)が「パスポート・盗難・紛失・警察」関連について言及していました。
※ advice/pros/cons から関連キーワードを含む体験談を抽出(参考値)。実際にトラブルに遭った方は少数派ですが、発生時の影響は大きいため予防策が重要です。
お客様に申し訳ない気持ちになることもあり、自信をなくしかけた時期もありました。(一部抜粋)
よくある質問
パスポートをなくしました。明日のフライトに間に合いますか?▼
通常のパスポート再発行は2〜4週間かかるため、明日のフライトには間に合いません。即日対応が必要なら「帰国のための渡航書」を申請してください。日本への直接帰国便のみ使用可で、最短即日〜翌日発行されます。費用は約2,500円。
Police Report(警察証明書)は必須ですか?▼
はい、在外公館での申請時に提出が求められます。特に盗難の場合は犯罪記録としても必要。最寄りの警察署(Police Station)で「I lost my passport」「My passport was stolen」と伝えれば数十分で発行されます。控えは必ず保管しましょう。
戸籍謄本が日本にしかない場合は?▼
パスポート再発行には必須ですが、日本の家族に取り寄せてもらい国際郵便(DHL・FedEx等)で送付するのが一般的。3〜7日程度かかります。「帰国のための渡航書」なら戸籍謄本のメール写真でOKな大使館もあるので、急ぐ場合はそちらを選択。
クレジットカードや海外保険は使える?▼
海外旅行保険には「身分証明書再発行費用」の補償が含まれる場合があり、再発行手数料が補償対象になることも。クレカの付帯保険も同様。出発前に保険のSchedule of Benefitsをチェック。盗難の場合は警察証明書が補償申請に必須。
紛失後、再発行までの滞在ビザはどうなる?▼
旧パスポートに貼付されていたビザは無効。新パスポート発行後、ビザのリラベル(再貼付)または再申請が必要な国があります。オーストラリアのワーホリビザは電子発給のためビザ自体は有効ですが、新パスポート情報を移民局のVEVO等で更新が必要。
※ 本記事は2026年5月時点の一般情報です。最新の手数料・必要書類は外務省公式サイトおよび在外公館へ必ずご確認ください。