イギリス YMS ビザ完全ガイド|抽選・申請・費用・最大2年滞在
イギリスにはワーホリ協定がない代わりに、「YMS(Youth Mobility Scheme)」というワーホリ相当のビザがあります。
特徴は「年2回の抽選制」「最大2年滞在可能」「申請費用15万円超と高め」の3点。
この記事では、抽選の仕組み・申請手順・費用・渡英後にやること・ロンドン以外のおすすめ都市まで完全解説します。
目次(8項目)▼
YMSとは?オーストラリア・カナダとの違い
YMS(Youth Mobility Scheme)は、イギリスのワーホリ相当ビザ。EU離脱後、英国に若年層を呼び込むためのプログラムです。日本との協定で、年間1,500人の枠が設定されています。
| 項目 | 🇬🇧 YMS | 🇦🇺 ワーホリ | 🇨🇦 IEC |
|---|---|---|---|
| 滞在期間 | 最大2年 | 最大1年(延長可) | 1〜2年 |
| 申請方式 | 年2回抽選 | 随時申請 | 抽選制 |
| 年齢制限 | 18〜30歳 | 18〜30歳(一部35歳) | 18〜30歳 |
| 申請費用 | 約42万円(IHS込) | 約4.8万円 | 約3万円 |
| 就労制限 | 原則制限なし | 同一雇用主6ヶ月 | 制限なし |
※ YMSは費用が高い分、2年滞在と原則就労制限なしのメリットあり。
年2回の抽選と倍率の実態
YMSは1月と7月に各750人ずつ、年間1,500人の枠を抽選で配分。応募はオンラインで簡単(氏名・パスポート番号・誕生日のみ)。当選通知は応募から2週間以内にメールで届きます。
💡 当選率を上げるコツ: (1) 1月・7月の応募開始日にすぐ応募(締切は数日以内)、(2) 外れたら次回再応募、(3) 抽選後30日以内に申請完了する準備を事前に整えておく。
応募条件と必要書類
- ・年齢: 申請時18〜30歳(31歳の誕生日前まで)
- ・残高証明: £2,530以上(約47万円相当)。申請日から28日以上前の最終残高
- ・パスポート: 残存期間6ヶ月以上
- ・健康診断書: 一部条件で必要(過去にUKや特定国に長期滞在歴がある場合)
- ・結核検査証明書: 過去6ヶ月以内にUK指定機関で受診(特定国経由の渡英者向け)
- ・抽選当選通知: メールのプリントアウト
申請費用と滞在費
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 申請料 | £298(約55,000円) | gov.ukで支払い |
| IHS(移民健康サーチャージ) | £1,552(約28万円) | 2年分一括支払い |
| バイオメトリクス費用 | £19.20(約3,500円) | VACで支払い |
| TLS(VAC手数料) | £55〜(約10,000円) | 東京/大阪VACで支払い |
| 渡航費(航空券) | 15〜30万円 | 時期により変動 |
| 初期滞在費(ロンドン1ヶ月) | 40〜60万円 | 家賃・保証金・食費 |
※ ビザ関連費用合計約42万円、初期費用全部で約100万円が必要。
申請から渡英までの8ステップ
- 1
年2回の抽選エントリー(1月・7月)
gov.uk経由でオンライン応募。氏名・パスポート番号・誕生日のみで応募可能。
- 2
抽選結果通知(応募から2週間以内)
メールで「You have been selected」と通知。当選後30日以内に申請開始が必要。
- 3
オンライン申請+費用支払い
gov.uk のVisa Application Centreで申請。費用とIHS(医療費負担金)を同時支払い。
- 4
バイオメトリクス(生体情報)登録
東京・大阪のVAC(ビザ申請センター)で指紋・写真撮影。事前予約必須。
- 5
書類提出
パスポート・残高証明・抽選結果通知をVACに提出 or 郵送。
- 6
審査(通常3週間)
審査結果のメール待ち。承認されればパスポート+ビザシール返送。
- 7
BRP(生体認証ID)の受け取り準備
入国後10日以内にBRPを指定郵便局で受け取る必要あり。
- 8
渡英+BRP受け取り
入国時にパスポートとビザを提示。指定郵便局でBRPを受け取って完了。
渡英後にやること
- ・入国後10日以内に指定郵便局でBRP(Biometric Residence Permit)を受け取る
- ・National Insurance Number(NIN)を申請(仕事に必須)
- ・銀行口座開設(Monzo・Revolut等のオンライン銀行が便利)
- ・GP(家庭医)に登録(NHSを使うため)
- ・住居の確定(初期はAirbnbや短期ホステル→シェアハウス)
- ・SIMカード契約(GiffGaff・Vodafone等)
ロンドン以外のおすすめ都市
ロンドンは家賃高すぎ問題があります。生活費を抑えたいなら地方都市も検討を。
マンチェスター
ロンドンの半額の家賃・スポーツ・音楽の街。ホスピタリティ求人多数。
エディンバラ(スコットランド)
古城と自然・観光業強い。家賃ロンドンの60%。
ブリストル
クリエイティブ・テック企業集積。学生街で活気あり。
リバプール
音楽・サッカーの街。家賃ロンドンの50%。
ブライトン
ロンドンから電車1時間の海辺の街。LGBTQフレンドリー。
よくある質問
YMSの当選確率はどれくらい?▼
日本人向け年間枠は1,500人。応募者数は毎年2,000〜4,000人と推定され、倍率1.5〜3倍。1月・7月の年2回応募可能なので、外れても次回再応募できます。
なぜYMS応募者数は公開されない?▼
UK政府は応募者総数を公式に発表していません。SNSや留学エージェントの統計では「日本人は当選率比較的高い」と言われ、しっかり書類が揃っていれば当選可能性は高いとされます。
IHSとは?▼
Immigration Health Surcharge(移民健康サーチャージ)。UK滞在中のNHS(国民保健サービス)利用権の事前支払い。年間£776(約14万円)、2年で£1,552(約28万円)。申請時に一括で支払う必要あり。
YMSビザで取れる仕事は?▼
原則どんな仕事もOK(医療・公務員など一部除く)。ホスピタリティ(パブ・カフェ・レストラン)、リテール、コールセンター、IT・クリエイティブ系まで幅広い。最低時給£11.44(2024年4月時点、約2,150円)。
BRPは何?必ず受け取らないとダメ?▼
Biometric Residence Permit。UK滞在の身分証となるカード。入国後10日以内に指定郵便局で受け取り必須。受け取らないとビザ違反となり、その後の更新やUK内移動で問題が発生します。
※ 本記事は2026年5月時点の情報です。最新のビザ条件・費用はgov.uk公式サイトでご確認ください。