韓国留学エージェントは必要?語学堂へ自分で申し込む方法と選び方
韓国留学でエージェントを使うか、語学堂へ自分で申し込むかを手続きごとに比べました。エージェントを使ったほうがいい人、選ぶときの5つの基準、手数料の目安と無料の条件、自分で申し込む流れ、契約前に確かめたい質問まで分かります。

「韓国留学のエージェントって、本当に必要なのかな」。ランキングを見ても似た社名ばかりで違いが分からず、手数料を払う意味があるのか迷う人は多いものです。一方で、韓国語の書類やビザ、家探しを1人でこなせるか不安だという気持ちも重なります。
そこで本記事では、韓国の語学堂へ自分で申し込む場合とエージェントを使う場合を、手続きごとに比べて、分かりやすく整理しました。エージェントを使ったほうがいい人の特徴と、選ぶときの5つの基準から、自分に合う進め方を決められるはずです。
あわせて、手数料の目安と、契約前にエージェントへ確かめたい質問も、同じ流れで紹介します。
韓国留学はエージェントなしでも語学堂に申し込める
韓国の主な語学堂は、公式サイトから本人が直接出願でき、語学研修ビザも本人が申請できます。エージェントは必須ではなく、使うかどうかは「どの手続きを任せたいか」で決めるのが近道です。
主な語学堂は公式サイトで本人が出願できる
延世大学・高麗大学・西江大学・ソウル大学の語学堂は、どれも公式サイトのオンライン出願で本人が申し込めます。2026年10月20日時点の各校の案内に、エージェントを通すことを条件にした記述はありません。
出願料は10万〜13万ウォンで、出願が終わってから返ってこない点はどの学校も同じです。1学期10週の授業料は165万〜196万ウォンほどで、払い方は海外送金やクレジットカードなど学校ごとに違います。高麗大学は日本語の案内ページを用意し、延世大学も日本からの問い合わせ窓口を設けています。出願料や手順は学校ごとに変わるため、最新は各語学堂の公式サイトでご確認ください。
語学研修ビザも本人が公館で申請できる
2学期以上通うときに必要な語学研修ビザ(D-4)も、エージェントを通さずに本人が申請できます。申請先は、住んでいる地域を管轄する駐日韓国大使館か総領事館です。韓国法務部の案内では、語学研修は電子ビザの対象外なので、公館の窓口で申請することになります。
東京の大使館は本人による予約制の申請を基本とし、予約が取りにくい人には登録旅行会社による代理申請も認めています。一方、新潟の総領事館は語学研修ビザを本人の来館に限るなど、受付の形は公館ごとにさまざまです。2026年10月時点の各公館の案内によるもので、最新は管轄の公館の公式サイトでご確認ください。
エージェントが代わりに進めてくれる手続き
エージェントに頼めるのは、出願の代行から現地での生活の立ち上げまでです。当サイトが2026年10月に韓国留学を扱うエージェント9社の公式サイトを確かめたところ、料金プランに含まれる内容は主に次のとおりでした。
- 願書の作成とオンライン出願の代行
- 授業料の海外送金の代行
- ビザ書類の案内や添削
- 寮やコシテルなど住まいの手配
- 空港送迎や銀行口座の開設の付き添い
どこまでが基本料金に入り、どこからが別料金になるかは会社やプランで分かれます。比べるときは、手数料の額より先に、自分が任せたい手続きが含まれているかを見ましょう。
エージェント利用と自分で手配を比べる表
手続きごとに、自分で手配する場合とエージェントを使う場合の違いをまとめました。
手続き | 自分で手配する場合 | エージェントを使う場合 |
|---|---|---|
学校選び | 公式サイトで比べる | 提携校を中心に提案 |
出願 | オンラインで本人が出願 | 願書作成と出願を代行 |
授業料の支払い | 海外送金を自分で行う | 送金を代行 |
ビザ | 管轄の公館で本人が申請 | 書類の案内や添削 |
住まい | 寮に先着で申込・部屋探し | 寮やコシテルを手配 |
渡航後の相談 | 学校や公的な窓口 | プランによって現地で支援 |
かかるお金 | 出願料と送金手数料 | 上記に加えて手数料 |
手数料の目安は、後半の「手数料と無料の条件」の章で紹介します。自分で手配する場合は手数料がかからない代わりに、締切や書類の確認をすべて自分で進めることになります。
韓国留学エージェントを使ったほうがいい人
エージェントが役に立つのは、書類や海外送金を1人でこなす自信がない人と、住まい探しや現地の契約に不安がある人です。反対に、学校の案内を読んで自分で進められる人や、大学の制度を使える学生は、エージェントなしでも十分に準備できます。
書類や海外送金を1人でこなす自信がない人
語学研修ビザで2学期以上通う人は、出願の段階で書類が一気に増えるため注意が必要です。延世大学の場合、1万米ドル以上の残高証明書(書類の到着から30日以内に発行したもの)や、アポスティーユという外国向けの公的な証明を付けた卒業証明書の原本を、締切日必着で郵送する必要があります。アポスティーユは日本の外務省が出す証明で、取るまでに日数がかかります。
授業料の支払いも、海外送金サービスや銀行の送金を使うのが基本です。延世大学は海外からの支払いに専用の送金サービスを指定しており、入金の確認には最低1週間かかると案内しています。英語や韓国語の案内を読み、締切に合わせて書類と送金をそろえる自信がなければ、出願と送金の代行を頼むと安心です。2026年10月時点の延世大学の案内によるもので、最新は公式サイトでご確認ください。
住まい探しや現地の契約に不安がある人
語学堂の寮は枠が少なく、入れなかったときは自分で部屋を探すことになります。延世大学の寮は各学期の学生の約10%分しかなく、受付の初日に埋まることが多いとの案内です。
30歳でソウルに約1年間語学留学した人も、現地での契約に苦労したと振り返っています。
またどうしても言葉の壁が大変で自分で銀行や役所など手続きにいくのは難関でした。携帯や家などの契約などは日本語可能なエージェントなどを利用することになるので無駄な費用もかかってしまいました。
Study Work Hubに寄せられた体験談です(体験談を読む)。韓国語に自信がないうちは、学校の手続きだけでなく住まいや携帯の契約まで支えてくれるプランかどうかも、エージェントを選ぶ基準になります。
案内を読んで進められる人は自力でも足りる
学校の案内を読んで締切どおりに書類をそろえられる人なら、エージェントを使わなくても準備は十分に可能です。日本学生支援機構(JASSO)の海外留学情報サイトも、自分で手続きをすると学校を自由に選べ、判断して動く力や語学力が身につくといった利点を挙げています。
海外留学協議会(JAOS)の留学情報サイトによると、自分で手配すれば手続きやサポートの料金がかからず、その分を留学の費用に回せるとのことです。ただし手続きのミスなどが起こることもあるため、1年ぐらい前から余裕をもって準備を始めるよう勧めています。浮いたお金と、自分で確かめる手間のどちらを重く見るかで決めるとよいでしょう。
在学中なら大学の協定や短期プログラムもある
大学生なら、エージェントを探す前に、在籍している大学の国際交流の窓口を確かめるのが先です。JASSOが全国の大学などの報告をまとめた2024年度の調査では、日本の学校から韓国へ留学した8,360人のうち、5,640人が大学間の協定などに基づく留学でした。
たとえば京都大学は、延世大学で3週間ほど学ぶ春の短期プログラムを2026年3月に用意していました。大学の協定や研修を使えば、出願や現地での受け入れを大学どうしの枠組みで進められます。単位が認められるかどうかも含め、まずは自分の大学の募集を確かめておきましょう。
韓国留学エージェントを選ぶ5つの基準
韓国留学エージェントは、知名度や手数料の安さより、行きたい学校を選べるか、任せたい手続きと現地の支えがそろっているかで選ぶのが基本です。認証の有無は目安の1つにとどめ、最後は2〜3社を同じ質問で比べて決めましょう。
行きたい語学堂を提携校以外からも選べる
最初に確かめたいのは、自分が行きたい語学堂を扱っているかどうかです。エージェントには提携している学校があり、提携校なら手数料を無料にし、提携校以外は有料にしている会社もあります。
JASSOの海外留学情報サイトは、業者を使うときの確認項目に「業者が紹介する学校の選択基準」を挙げています。相談の前に行きたい学校を2〜3校決めておき、その学校の手続きを受けてもらえるか、料金は変わるかを聞くと、提案が自分に合っているか判断しやすくなるはずです。
任せたい手続きが料金に含まれている
次に、出願・送金・住まい・現地の付き添いのうち、自分が任せたい手続きが料金に含まれているかを確かめます。消費者庁も2010年の資料で、自分でできることと業者に頼むべきことを、あらかじめ分けて考えるよう勧めていました。
当サイトが2026年10月に9社の公式サイトを確かめたところ、出願と送金の代行が基本料金に入り、寮やコシテルの手配、空港への同行、外国人登録や銀行口座の開設の付き添いが別料金になっている会社がありました。任せたい手続きを先に書き出しておけば、プランどうしを同じ物差しで比べられます。
渡航後に現地で相談できる窓口がある
韓国に着いてからの困りごとに備えるなら、現地に相談できる窓口があるかも大切な基準です。在大韓民国日本国大使館は、通訳や翻訳、役所への届け出の代行、民事トラブルの仲裁はできないと明示しています。
そのため、住まいの契約や外国人登録で言葉の壁にぶつかったときは、学校の留学生窓口や韓国の公的な窓口、エージェントの現地サポートなどに相談することになります。韓国政府が電話番号1345で運営する外国人総合案内センターは、日本語での相談も受け付けている窓口です。エージェントを選ぶときは、現地の拠点の有無と、緊急時に連絡がつく時間帯を聞いておきましょう。
業界団体や第三者認証は目安の一つになる
業界団体への加盟や第三者の認証は、会社を見るときの目安の1つになります。留学サービス審査機構(J-CROSS)は、契約や解約の決まり、学校への確実な支払いなどを毎年審査して認証する団体で、2026年10月20日時点で認証事業者の一覧に載っているのは18社でした。
当サイトが2026年10月に韓国留学を扱うエージェント9社の公式サイトを確かめたところ、J-CROSSの認証の表記がある会社はなく、海外留学協議会(JAOS)の会員の表記があったのは3社でした。JASSOも、認証は留学プログラムの内容を保証するものではなく、経営の健全性を判断する目安だとしています。認証がないことだけで判断せず、契約書や解約の条件とあわせて見ましょう。認証の状況は2026年10月時点のもので、最新は各団体の公式サイトでご確認ください。
2〜3社に同じ質問をして比べる
候補が決まったら、2〜3社に同じ質問をして、答えを並べて比べると判断しやすくなります。消費者庁の2010年の資料も、複数の会社を比べることと、大事な点は書面でもらうことを勧めています。
カナダに約1年語学留学した人も、これから行く人へのアドバイスとしてこう書いていました。
エージェントを使い倒す: 無料エージェントを賢く活用しつつ、最終的な意思決定は必ず自分で行うこと。
韓国ではなくカナダの体験談ですが、エージェントとの付き合い方は同じです(体験談を読む)。説明の分かりやすさ、自分の目的に合った提案か、総額の3つで比べると、決め手が見えやすくなります。
韓国留学エージェントの手数料と無料の条件
韓国留学エージェントの手数料は、2026年10月時点の各社の公式サイトで、有料のプランが1万〜7万円台です。無料のプランもありますが、提携校に限るなどの条件がつくことが多く、送金手数料やキャンセル料は別にかかる場合があります。
有料の手数料は1万〜7万円台が目安
当サイトが2026年10月20日に、韓国留学を扱うエージェント9社の公式サイトで料金を確かめたところ、料金プランの手数料は次のとおりでした。
サポートの範囲 | 手数料の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|
入学手続きだけ | 約1.3万〜3.9万円 | 願書作成・出願・送金代行 |
入学手続きと住まい | 約2.6万〜7.2万円 | 上記に寮やコシテルの手配 |
提携校の無料プラン | 0円 | 提携校の出願と案内 |
金額は税込で表示している会社の例で、期間の長さで料金が変わる会社では1万〜4万円でした。コシウォンやワンルームは、手配料とは別に現地の仲介手数料がかかる例もあります。同じ「入学手続き」でも、海外送金の代行や現地の案内を含むかどうかは会社ごとに違います。料金は2026年10月20日時点の各社の公式サイトによるもので、最新は各社にご確認ください。
無料は提携校に限るなど条件つきが多い
手数料が無料のエージェントもありますが、多くは「提携校に申し込む場合」などの条件つきです。当サイトが2026年10月20日に9社の公式サイトで確かめたところ、無料のプランがあったのは条件つきを含めて3社でした。
無料にできる理由について、あるエージェントは公式サイトで、語学学校から受け取る紹介料で運営しているため、と説明しています。留学サービス審査機構(J-CROSS)も、提携校の手続き代行料を無料とするエージェントがあると案内しています。
そのため、提携校以外を希望すると有料になる例もあり、最大で7万円台の手数料を定めている会社がありました。無料のプランでも、申し込みのときに留学費用の一部として6万円を先に払う決まりの会社もあります。JASSOも、提携校制度などをうたう業者には、それを説明する学校発行の公文書を確かめるよう勧めています。無料という言葉だけで選ばず、行きたい学校が対象か、先に払うお金があるかを確かめましょう。2026年10月20日時点の各社の公式サイトによるもので、最新は各社にご確認ください。
送金手数料やキャンセル料は別にかかる
手数料とは別に、送金やキャンセルにかかるお金が上乗せされる例があります。当サイトが2026年10月に9社の公式サイトで確かめた例は、次のとおりです。
- 授業料の送金手数料:1回5,500〜7,000円
- 空港への同行:2万2,000円
- 8日目〜出発30日前の取消:2万円
語学堂の出願料の10万〜13万ウォンは、エージェントを使っても使わなくても学校に払うお金です。消費者庁も2010年の資料で、見積書の内訳と、為替レートの扱いを確かめるよう注意を呼びかけていました。見積もりを比べるときは、手数料だけでなく、学費・住まい・保険・送金の費用まで合わせた総額で並べると、実際の差が分かります。キャンセル料は取り消す時期で変わり、金額は2026年10月時点の各社の公式サイトによるものなので、最新は各社にご確認ください。
語学堂へ自分で申し込むときの流れ
自分で申し込むときは、出願、授業料の支払い、ビザの申請、住まいの確保の順に進めるのが基本です。どの段階にも締切や先着順があるため、情報集めは出発の半年〜1年前から、書類の準備は遅くとも開講の3〜4か月前から始めると慌てずに済みます。
出願は開講の1か月半〜2か月半前に締め切る
出願の締切は開講の1か月半〜2か月半前です。2027年3月に始まる春学期の場合、各校の公式サイトの日程は次のとおりでした。
- 延世大学:2026年12月7日〜2027年1月15日
- 西江大学:2026年12月14日〜2027年1月15日
- ソウル大学:2026年11月2日〜12月24日
延世大学は、定員に達すると締切より前に受付を終えることがあると案内しています。日程は2026年10月時点の各校の案内なので、最新は公式サイトでご確認ください。
授業料を払うと入学許可書が出てビザを申請できる
合格して授業料を払うと入学許可書が発行され、それを使ってビザを申請します。延世大学は、海外からの授業料の入金を確かめるのに最低1週間かかるとしているため、支払いは早めに済ませましょう。
ビザの必要書類や審査にかかる日数は、管轄の公館ごとに違います。たとえば審査の目安は、横浜の総領事館が約7〜10日、広島の総領事館が約21〜40日です。大阪の総領事館は2026年11月30日からオンラインの事前予約制にする予定と告知しており、東京の大使館は2026年9月に申請が急増して審査が大幅に遅れていると告知しました。
公館が残高証明書を求めない場合でも、学校は出願のときに語学研修ビザ用の残高証明書を求めます。2026年10月時点の各公館の案内によるもので、最新は管轄の公館の公式サイトでご確認ください。
寮は先着順で外れたら自分で部屋を探す
語学堂の寮は出願とは別の申し込みで、多くは先着順です。高麗大学は新入生だけが1学期に限って入れる仕組みで、西江大学は正規課程の学生向けの寮を用意していません。
寮に入れなければ、コシウォンと呼ばれる小さな個室や下宿、ワンルームを自分で探します。ソウル大学の案内では、コシウォンは月20万〜60万ウォン、ワンルームは月30万〜60万ウォンに加えて200万〜1,000万ウォンの保証金がかかります。金額は2026年10月時点のソウル大学の案内で、最新は公式サイトでご確認ください。33歳でソウルの語学堂に5か月通った人も、住まいについてこう書いていました。
また、生活面では部屋探しや契約の仕組みが日本と違う部分もあり、事前に調べておかないと不安を感じやすいと思いました。
Study Work Hubに寄せられた体験談です(体験談を読む)。自分で探すときは、ソウル市が指定する外国語対応の不動産仲介事務所も活用しましょう。
契約前にエージェントへ確かめる質問
契約の前には、見積もりの中身、契約が成立する時点と解約したときの返金、学校への送金の流れの3つを必ず聞いておきましょう。2026年10月時点で、留学のあっせんを規制する法律や登録の制度はないため、自分で確かめることがトラブルを防ぐうえで大切です。
見積もりに含まれる費用と含まれない費用
見積もりをもらったら、含まれる費用と含まれない費用を分けて書いてもらいましょう。JASSOの海外留学情報サイトも、業者の知名度や支払う金額だけで判断せず、料金の明細やサービスの内容で選ぶよう勧めています。
相談の場では、次のように聞くと答えを比べやすくなります。
- 手数料に含まれる手続きはどれか
- 送金手数料と為替レートはどうなるか
- 住まいや空港送迎は別料金か
- あとから増える費用はあるか
契約が成立する時点と解約したときの返金
いつ契約が成立し、解約したらいくら戻るかは、書面で確かめておくべきいちばん大事な点です。留学サービス審査機構(J-CROSS)は、留学のトラブルで最も多いのは契約の解除に関することで、いつ契約が成立するかは事業者によって違うと説明しています。
JASSOによると、留学のあっせんには、業者が自主的に定めている場合を除いて、基本的にクーリング・オフが適用されません。申込書にサインしただけで契約が成立する場合もあるため、「とりあえず名前を」と急かされても、その場で書かないようにしましょう。
全国の消費生活センターと国民生活センターには、2021〜2024年度に留学のあっせんに関する相談が約1,300件寄せられたと、JASSOが紹介しています。解約の条件と返金の割合を、契約書で事前に読んでおくことが欠かせません。2026年10月時点のJASSOの案内によるもので、最新は公式サイトでご確認ください。
学校への送金と入学許可書の受け取り方
授業料をエージェントに払う場合は、いつ、どうやって学校へ送金されるのかを聞いておきましょう。東京都武蔵野市は2016年に、アメリカの高校留学で授業料を含めて300万円を業者に払ったのに、現地の学校に支払われていなかったという相談事例を紹介しています。同市によると、留学あっせんの業者を規制する法律はなく、旅行業者のような登録制度や営業保証金の制度もありません。
韓国の語学堂は、授業料の入金を確かめてから入学許可書を発行します。学校が発行した入学許可書や領収書を自分の手元で確認できるか、送金の時期はいつかを契約前に聞いておけば安心です。契約書や領収書、やりとりしたメールは、帰国するまで保管しておきましょう。
よくある質問
韓国留学のエージェント選びで、出発前によく出る疑問をまとめました。
韓国語が話せなくても自分で申し込めますか?
韓国語が話せなくても、語学堂へ自分で申し込むことは可能です。主な語学堂は英語の出願ページを用意しており、高麗大学には日本語の案内ページもあります。JASSOも、日本語で情報を出している学校なら、語学力が足りなくても自分で手続きできる場合があるとの見方です。
手数料無料のエージェントは本当に無料ですか?
手数料は無料でも、提携校に申し込む場合に限るなどの条件がつくことが多く、送金手数料やキャンセル料は別にかかる例があります。無料のプランを選ぶときは、行きたい学校が対象か、ほかに払うお金はないかを見積もりで確かめましょう。2026年10月時点の各社の公式サイトによるもので、最新は各社にご確認ください。
契約したあとにクーリング・オフはできますか?
JASSOによると、留学のあっせんには、業者が自主的に契約書へ定めている場合を除いて、基本的にクーリング・オフは適用されません。契約の前に、解約したときの返金の条件を書面で確かめておくことが大切です。2026年10月時点の案内で、最新はJASSOの公式サイトでご確認ください。
準備は出発の何か月前から始めればいいですか?
自分で手配するなら、情報集めは出発の半年〜1年前から、書類の準備は遅くとも開講の3〜4か月前から始めると安心です。語学堂の出願は開講の1か月半〜2か月半前に締め切られ、その前に残高証明書や、アポスティーユ付きの卒業証明書をそろえる必要があります。海外留学協議会(JAOS)も、自分で手配する場合は1年ぐらい前から余裕をもって準備を始めるよう勧めています。
まとめ
韓国の主な語学堂は自分で出願でき、ビザも本人が申請できるので、エージェントは必須ではありません。書類や送金、住まいの契約に不安があるなら、任せたい手続きが料金に含まれ、現地で相談できる会社を2〜3社比べて選ぶのが安心です。手数料の目安は2026年10月時点で有料のプランが1万〜7万円台で、無料のプランは対象の学校と別にかかる費用を確かめることが欠かせません。
次にやることは、行きたい語学堂を2〜3校に絞り、出願の締切を公式サイトで確かめることです。学校ごとの特徴は韓国留学のガイドで比べられます。
この記事の出典
制度・料金・日程は2026年10月20日に各公式サイトで確認しました。最新は各公式サイトでご確認ください。
- 延世大学 韓国語学堂「Regular Program」
- 延世大学 韓国語学堂「FAQ」
- 高麗大学 韓国語センター「正規課程 登録案内」
- 高麗大学 韓国語センター「寮の案内」
- 西江大学 韓国語教育院「登録案内」
- 西江大学 韓国語教育院「寮・住まい」
- ソウル大学 言語教育院「Application」
- ソウル大学 言語教育院「Regular Program」
- ソウル大学 言語教育院「Registration」
- ソウル大学 Office of Global Affairs「Off-Campus」
- 韓国法務部(ハイコリア)「査証民願 資格別案内マニュアル」
- 駐日韓国大使館「ビザ申請手続きのご案内」
- 駐日韓国大使館「査証審査の遅延に関するご案内」
- 駐大阪韓国総領事館「査証申請事前予約制実施に関するご案内(2026.11.30~)」
- 駐横浜韓国総領事館「査証申請のご案内」
- 駐広島韓国総領事館「ビザ申請について」
- 駐新潟韓国総領事館「査証(VISA)業務総合案内(2026.1.6付施行)」
- 日本学生支援機構 海外留学情報サイト「留学あっせん業者(留学エージェント)の利用について」
- 日本学生支援機構「2024(令和6)年度日本人学生留学状況調査結果」
- 京都大学「延世大学 春季プログラムの案内」
- 海外留学協議会(JAOS)留学情報サイト「留学サポート機関を利用するメリットは?」
- 消費者庁「留学等あっせんサービスをめぐるトラブルと消費者へのアドバイス」(2010年)
- 在大韓民国日本国大使館「大使館のできること・できないこと」
- 韓国 出入国・外国人政策本部「外国人総合案内センター1345」
- 留学サービス審査機構(J-CROSS)
- 留学サービス審査機構(J-CROSS)「認証基準」
- 留学サービス審査機構(J-CROSS)「認証事業者一覧」
- 留学サービス審査機構(J-CROSS)「よくある問い合わせ事例」
- 留学サービス審査機構(J-CROSS)「留学のトラブルを防ぐために」
- 武蔵野市「留学あっせんサービスの利用は慎重に」
- 韓国 法制処「外国人留学生 住まい探し」