2026年7月28日

アイルランドワーホリ体験談5人|★2と★5を分けたものは何か

同じダブリンに渡った5人の体験談を横断して読み解きました。5段階評価は★2から★5まで割れています。分けたのは苦労の量ではなく、住まいと働く場所が最終的に安定したかどうかでした。唯一★2をつけた方の記述も含め、渡航前の準備を逆算します。

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アイルランドワーホリ体験談5人|★2と★5を分けたものは何か

「実際に行った人は、どう感じたのだろう」。アイルランドワーホリの体験談は良い話ばかりが並んでいて、かえって信じきれなくなる瞬間があります。誰の話も本当なのでしょうが、自分に合うのかどうかは結局わからないままです。

当サイトには、同じダブリンに渡った5人の体験談が届いています。5段階の評価は★2から★5まで割れました。同じ街に行って、ここまで差が出たのです。

この記事では5人の記述を一人ずつ追い、評価を分けたものが何だったのかを整理します。先に答えを書いておくと、苦労の量ではありませんでした。読み終えるころには、自分がどちらに近いのかと、何を先に準備すべきかが見えてくるはずです。

ダブリンに渡った5人の評価は★2から★5に割れた

5人はいずれもダブリンに滞在し、それぞれ5段階で自分の渡航を評価しました。

まず5人のデータを並べます。同じ都市に行きながら、評価がなぜここまで割れたのかを見ていきましょう。

5人の渡航データを並べる

次の「ダブリンに渡った5人の一覧」が、この記事から持ち帰っていただきたい1枚です。自分に近い年齢や期間の方を探してみてください。

評価

性別・年齢

滞在期間

この方を一言で

★5.0

女性・19歳

5ヶ月

ホストファミリーと過ごし、パブ文化を楽しんだ

★5.0

女性・30歳

11ヶ月

7年の事務職を辞め、古着屋に直談判で採用された

★4.0

女性・19歳

5ヶ月

ヨーロッパで英語を学べる国としてアイルランドを選んだ

★4.0

女性・22歳

1ヶ月

孤独と訛りに戸惑いながら、少しずつ慣れていった

★2.0

男性・25歳

5ヶ月

住まいのオーナーとトラブルになり、仕事探しにも苦戦した

5人とも滞在先はダブリンです。年齢は19歳から30歳まで、期間は1ヶ月から11ヶ月まで幅があります。

評価の平均を出すことに意味はありません。それより、★5をつけた方と★2をつけた方で何が違ったのかを見ていきましょう。

評価を分けたのは住まいと仕事の着地だった

5人の記述を読み比べて意外だったのは、苦労の量が評価を決めていないことです。★5をつけた30歳の方は、住まいの確保に1か月かかり、仕事でも何度も不採用になっています。★5をつけた方のなかでは、苦労を最も詳しく書き残していました。

それでも★5です。

分かれ目は、住まいと仕事が最終的に安定したかどうかでした。

評価

住まいの着地

働く場所・通う先の着地

★5(19歳)

ホストファミリー宅で安定

大学のプログラムに通っていた

★5(30歳)

1か月転々としたあと確保

直談判で古着屋の正規スタッフに

★4(19歳)

記述なし

大学に通っていた

★4(22歳)

ホームステイ(滞在1ヶ月)

学校に通っていた

★2(25歳)

オーナーとトラブルになり3か月我慢

レジュメの返信は1〜2件

★2をつけた方は、住まいでも仕事でも落ち着き先が見つかったとは書いていません。★5の30歳の方は途中まで同じくらい厳しい状況でしたが、最後に両方を手に入れたことを書き残しています。

途中の苦労だけを見ると、この2人の差はわずかです。ダブリンの住宅事情は誰にとっても厳しく、運の要素も小さくありません。だからこそ、着地するまでの時間を短くする準備に意味があります。

なお★4をつけた2人については、住まいについての記述が少なく、★5との差がどこにあったのかまではこの5件から読み取れませんでした。

体験談の読み方

ここから1人ずつ紹介していきますが、読むときに1点だけ意識してください。5人はそれぞれ違う条件で渡航しています。

大学のプログラムで通っていた方と、30歳で仕事を辞めて行った方では、そもそも比べられません。1ヶ月の滞在と11ヶ月の滞在も別物です。

ですから「この人が良かったから自分も大丈夫」とは読まないでください。自分と条件が近い方の記述を探し、その方が何に困ったかを見るほうが役に立ちます。

制度そのもの、つまり申請のルールや費用の目安はアイルランドワーホリ完全ガイドにまとめました。この記事は、その制度を使って実際に渡った方々の話です。5人以外の体験談は体験談の一覧から読めます。

高く評価した4人が語ったこと

★4以上をつけた4人のうち、渡航先をどう選んだかを書き残しているのは1人です。まずその方の言葉から見ていきます。

そのあとに、4人が書いた暮らしの中身を並べましょう。

日本人に馴染みの薄い国を選んだ理由

★4をつけた19歳の方は、渡航先の絞り込みをこう振り返っています。ヨーロッパで英語を学べる国という条件で候補を出したところ、3か国に絞られたそうです。

その中で、日本人に馴染みの薄いアイルランドを選んだのは大正解だった。

女性 19歳 アイルランド・ダブリン 5ヶ月 ★4.0 体験談を読む →

この★4をつけた19歳の方は、日本人が少ないことを利点として受け取っています。大学にも日本人が少なく、日本語を話す機会がほとんどなかったと書いていました。

同じ点を、ホームステイをした★5の19歳の方も挙げています。アメリカに留学した友人と比べて、日本語を話す場面が圧倒的に少なかったそうです。

ただしこれは裏返せば、日本語から離れる寂しさでもあります。★4をつけた19歳の方は「あまりに日本語と離れてしまうため寂しさを感じることもある」とも書いていました。同じ条件が、人によって長所にも短所にもなります。

暮らしの中身は派手ではない

★5をつけた19歳の方は、暮らしそのものの穏やかさを書き残しています。刺激的なイベントより、日常の場面が印象に残ったようです。

ホストファミリー宅に滞在した★5の19歳の方は、こう書いていました。

夕食はみんなで庭で食べ、食後はパパとテニスをしたりママと映画を観たり。

女性 19歳 アイルランド・ダブリン 5ヶ月 ★5.0 体験談を読む →

週末は友人とパブへ行き、アイリッシュミュージックを聴きながら過ごしたそうです。この方は自分の滞在を「派手な生活ではありませんでした」と表現しています。

いっぽう★4をつけた19歳の方は、同じ素朴さを物足りなさとして書いていました。「国全体が素朴なため、派手な遊び場はあまりない」とし、プライベートの充実を求めるならほかの国のほうがよさそうだとまで述べています。同じ穏やかさを、評価する人と物足りなく感じる人がいるということです。

この点は渡航先を選ぶときの分かれ目になります。にぎやかな都市生活を期待していると、想像と違うかもしれません。

30歳で渡って仕事をつかんだ話

5人のなかで最も長く滞在したのは、30歳で渡った方です。日本で7年間事務職として働き、キャリアに行き詰まりを感じて決断したと書いていました。

この方は現地の古着屋で働きたいという希望を持っていましたが、経験も英語力も足りず、何度も不採用になったそうです。それでも諦めませんでした。

それでも諦めきれず、通い詰めてオーナーと話し、ボランティアからでいいから働かせてほしいと直談判しました。

女性 30歳 アイルランド・ダブリン 11ヶ月 ★5.0 体験談を読む →

熱意が伝わり、最終的には正規のスタッフとして採用されています。地元の客とファッションや歴史の話をする日々は、日本でのデスクワークとは違う刺激に満ちていたそうです。

この方は帰国後、以前より自分を信じられるようになり、新しいキャリアに挑戦する勇気を持てたと書いていました。

ただし、ここに至るまでの苦労も率直に記録されています。30歳という年齢で若い層の多いカフェやレストランの仕事を得るには、かなりの積極性と粘り強さが必要だったとのことです。最初の数か月は収入がないまま貯金が減っていく不安と戦っていました。

成功した話として読むのではなく、そこまでの粘りが必要だった話として読むほうが正確でしょう。

★2をつけた1人が語ったこと

5人のうち1人だけが★2をつけています。25歳の男性で、滞在は5ヶ月でした。

良い評価だけを並べても役に立ちません。この方が何に苦しんだのかを、記述に沿って見ていきます。

住まいのオーナーとのトラブル

この方が最もストレスだったと書いているのは、最初に住んだ家のオーナーとの関係です。日本人の紹介で内見から契約まで進み、そこまでは順調でした。

問題は入居当日に起きています。約束していたにもかかわらずオーナーが集合場所に現れず、連絡もつかないまま45分待つことになりました。詐欺に遭ったのかと落ち込んでいたところ、同じアパートの住人が声をかけて部屋の前まで付き添ってくれたそうです。

ところがオーナーは激怒しました。「これは僕と君の間だけの契約だ。ほかの住人を巻き込むな」と言われたと記録されています。

約束を破ったのは相手のほうなのに、という思いから不信感が募っていきました。

その家ではルールが多く、自分のスーツケースを触るのにも許可が必要だったそうです。結末はこう書かれています。

なんとか3か月はその家で過ごしましたが、正直タダでいいといわれてももう住みたくないぐらい嫌な思い出の一つです。

男性 25歳 アイルランド・ダブリン 5ヶ月 ★2.0 体験談を読む →

5ヶ月の滞在のうち3か月をこの状態で過ごしています。滞在の大半が住まいのストレスに侵食された計算です。

レジュメを何十件送っても返信は1〜2件

仕事探しについても厳しい記録が残っています。何十件もレジュメを送って、ようやく1件か2件の返信があるという水準だったそうです。

この方は「日本と比べると、常にストレスを抱えながら生きていたように思います」と振り返っています。住まいと仕事という生活の土台が両方とも不安定だったということです。

前の見出しで紹介した30歳の方も、仕事探しには苦戦していました。何度も不採用になったと書いています。

つまり仕事が見つかりにくいのは、この方に固有の問題ではありません。5人のうち、仕事探しについて書き残している2人が、どちらも同じ壁にぶつかっています。

事前に得られる情報が少ない

この方が挙げたもうひとつの問題は、情報の少なさです。事前に得られる情報が少なく、あっても古かったりして、現地で生活してみないと分からないことが多かったと書いています。

状況を変えたのは人とのつながりでした。到着してすぐ語学学校で会った日本人から日本人のコミュニティを紹介してもらい、そこで役立つ情報や物件を教わって、なんとか最低限の生活を送れたそうです。

この方は良かった点も具体的に挙げています。

  • ヨーロッパ各国への航空券が安く、気軽に旅行しやすい
  • 図書館・博物館・美術館などの公共施設が入館無料
  • 街のいたるところに無料のWi-Fiがある

つまり、国そのものを否定しているわけではありません。生活の立ち上げがうまくいかなかったことが評価に表れています。

この方が残した助言は、初めて留学やワーホリをする人にアイルランドはあまりすすめられない、というものでした。理由は、滞在許可の手続きや家探し、仕事探しを一人ですべてやるのはハードルが高いからです。日本人が少ないからこそ、そのつながりを大切にして必要なときは頼ってほしい、とも書いています。

アイルランドで5人がぶつかった壁

5人のうち複数が挙げている壁が3つあります。住まい、言葉、そして安全面です。このうち住まいは、★5をつけた方と★2をつけた方の双方が書いていました。

このうち住まいと言葉は、当サイトの実態調査でも上位に挙がっている項目です。ダブリンだけの問題ではありません。

住まいの確保が最初の関門

5人のうち2人が、住まいで苦労したと書いています。11ヶ月滞在した30歳の方の記述が最も具体的でした。

私も到着してから1ヶ月間、ホステルや友人の家を転々とし、100通以上のメールを送ってようやく屋根のある生活を手に入れました。

女性 30歳 アイルランド・ダブリン 11ヶ月 ★5.0 体験談を読む →

この方は、ダブリンの家賃が高いうえに空き物件が不足していて、内見を予約することすら難しかったと書いています。一つの部屋に何十人も応募が殺到する状況だったそうです。

★2をつけた方も、オーナーとトラブルになりながら3か月その家に留まっています。理由は書かれていませんが、30歳の方が記録した物件不足の状況を踏まえると、移る先を見つけること自体が簡単ではなかったと考えられます。

渡航前から情報を集めて、到着後すぐ動けるようにしておくこと。これは30歳の方が助言として明確に書いていた点です。探し方の手順はワーホリのシェアハウス探し7ステップにまとめました。

教科書どおりではない英語

もうひとつ、5人のうち2人が挙げているのが英語です。ただし2人とも、英語力そのものより先に聞き取りにくさを挙げています。

1ヶ月滞在した22歳の方は、学校でも日本で習ったようなクリアな英語ではない場合があり戸惑ったと書いています。到着直後は時差ぼけもあってコミュニケーションが取れず、孤独を感じたそうです。

その方がどう変わったかも記録されています。

しかし少しずつ慣れていき、その孤独さえ自分の糧にできるような気がしました。

女性 22歳 アイルランド・ダブリン 1ヶ月 ★4.0 体験談を読む →

30歳の方も、独特のアクセントのせいで最初はネイティブ同士の会話にまったく入れず、疎外感を覚えたと書いていました。渡航前に聞き取りの練習をしておくべきだ、というのがその方の助言です。

いっぽうで、★4と★5をつけた19歳の2人は、英語漬けになれることを利点として挙げています。同じ環境が、目的によって壁にも利点にもなるということです。

ここで当サイトの実態調査の数字と並べてみます。体験談の「大変だった点」の記述を集計し、どのテーマが何%で挙がったかを見た結果から、5人の記述と重なる3項目を抜き出しました。

大変だったこと

割合

件数

ダブリンの5人で該当した方

英語・語学の壁

70%

66件

★4の22歳の方、★5の30歳の方

住居・シェアハウス

59%

55件

★2の25歳の方、★5の30歳の方

仕事・求人探し

47%

44件

★2の25歳の方、★5の30歳の方

5件と少ない数なので断定はできませんが、渡航先を問わない全体の傾向と、ダブリンの5人がぶつかった壁は重なっています。アイルランド特有の問題というより、ワーホリで多くの人が通る道だと考えられます。

調査はクラウドソーシングでのアンケート募集と体験談投稿で集め、編集部が確認・校正のうえ統計化しました。回答者は94人、ページ表記は「更新 2026年6月」です。集計の全体はワーホリ・留学実態調査で公開しています。

安全面で報告された出来事

ここは書くかどうか迷いました。それでも、渡航前に知っておく価値があると考えて残しています。

5人のうち2人が、アジア系と見られたことで不快な出来事に遭ったと独立に報告しています。いずれも軽微とは言えない内容でした。

この記事では、投稿者の書いた特定の国や人々についての推測はそのまま載せません。出来事があったという報告と、備えについてだけ書きます。

  • 危険を感じたら、その場を離れて安全な場所へ移動する
  • 被害があれば現地の警察(Garda)に届け出る
  • 在アイルランド日本国大使館の連絡先を控えておく

いっぽうで、街の安全性そのものについては肯定的な記述が多くありました。1ヶ月滞在した★4の22歳の方は、基本的な防犯意識は必要としながらも、街は安全なほうで夜道も安全に歩けたと書いています。人々が親切で、道に迷ったときも気さくに助けてくれたそうです。

安全か危険かの二択ではなく、こういう場面もありうると知ったうえで出発するのが現実的だと考えてください。

アイルランドワーホリに向けて体験談から逆算する準備

5人の記述を踏まえると、やるべきことの順番が見えてきます。評価を分けたのは、住まいと仕事が最終的に安定したかどうかでした。着地までの時間を短くする準備を考えます。

渡航前と到着後に分けて整理します。

渡航前にやっておくこと

体験談から拾えるのは次の4つです。どれも日本にいるうちに手をつけられます。

やること

理由(誰の記述に基づくか)

住まいの情報を集めて連絡先を用意する

到着後1か月ホステルを転々とした方がいるため

聞き取りの練習をしておく

教科書どおりでない英語に戸惑った方が複数いるため

頼れる相手を1つ用意する

コミュニティの紹介で生活が立て直せた方がいるため

最初の1か月を無収入で過ごせる資金を持つ

仕事が決まるまで貯金が減る不安と戦った方がいるため

特に4つ目を軽く見ないでください。申請の条件としても、滞在中の生活資金として50万円以上の預金があることが求められます。これは駐日アイルランド大使館の申請案内(2025年12月版)に書かれている条件です。

条件は変わることがあるため、申請前に最新の案内をご確認ください。

ただし、この50万円は申請を通すための下限です。5人の記述を読む限り、最初の数か月を無収入で乗り切る想定なら、それだけでは心もとないでしょう。

到着後に動く順番

到着後は、住まいと手続きを並行して進めることになります。5人の記述を踏まえて、編集部で整理した順番です。

  1. 到着後すぐ動けるよう、短期の滞在先の候補を持って入国する
  2. 滞在許可と番号の手続きを始める
  3. 並行して住まいを探し、内見に動く
  4. 住所が固まってから仕事探しを本格化する

順番を入れ替えないほうがいい理由があります。住まいが不安定なままだと、仕事探しに集中しにくいからです。5人の記述からも、住まいの不安が滞在全体に影を落としていた様子が読み取れます。

30歳の方は、公的な手続きに非常に時間がかかったと書いていました。到着してすぐ着手しておくと、あとの動きが楽になります。

手続きの詳しい内容と費用はアイルランドワーホリ完全ガイドにまとめました。

向いている人と、迷ったほうがいい人

5人の記述を並べると、アイルランドが合う人と合わない人の輪郭が出てきます。

向いていそうな人

迷ったほうがいい人

日本語から離れた環境に身を置きたい

初めての海外長期滞在で、手続きも家も仕事も同時に抱えることになる

穏やかな日常を楽しめる

にぎやかな都市生活を期待している

自分から人に話しかけにいける

住まいが決まらない期間に耐えられない

ヨーロッパ各国を旅したい

渡航前の準備に時間をかけられない

右の列に当てはまる項目が多い方は、アイルランドをやめたほうがいいという意味ではありません。準備を厚くするか、頼れる相手を先に確保してから行く、という選択があります。

★2をつけた方も、国そのものを否定してはいませんでした。公共施設が無料で、ヨーロッパ各国への移動が安いという利点はきちんと挙げています。この方が挙げた課題は、滞在許可の手続きと家探しと仕事探しを、初めての人が同時に抱えることの負荷の大きさでした。

よくある質問

最後に、体験談を読んだ方から相談されることの多い5つの疑問にお答えします。制度の内容は改定されることがあるため、申請の前には駐日アイルランド大使館の案内をご確認ください。

30歳でも申請できますか

駐日アイルランド大使館の申請案内(2025年12月版)には、申請書受理時点で年齢が18歳以上30歳以下であることと書かれています。30歳の時点で申請できるということです。

この記事で紹介した11ヶ月滞在の方も、30歳で渡航しています。年齢制限ぎりぎりの決断だったと本人が書いていました。

申請の受付期間は大使館が毎年設定しており、期間外の申請書は受け付けられません。年齢が近い方は、受付期間を先に確認してから逆算してください。条件の全文は大使館の申請案内で読めます。

初めての海外長期滞在でも大丈夫ですか

★2をつけた方は、初めての方にはあまりすすめられないと明確に書いています。手続きも家探しも仕事探しも一人でやるのはハードルが高い、というのが理由でした。

一方で、ホストファミリー宅に滞在し大学のプログラムに通っていた19歳の方は★5をつけています。

★2をつけた方が挙げた負荷は、手続きと家探しと仕事探しを同時に抱えることでした。初めてなら、そのうち1つでも先に決めてから出発すると楽になります。

日本人はどのくらいいますか

正確な人数は分かりませんが、5人のうち3人が「日本人が少ない」と書いています。アメリカに留学した友人と比べて日本語を話す機会が圧倒的に少なかった、という記述もありました。

これを利点と受け取るか、寂しさと受け取るかは人によります。★4をつけた19歳の方は、寂しさにも触れていました。

なお★2をつけた方は、少ないからこそつながりを大切にすべきだと書いています。この方自身も、到着直後に語学学校で会った日本人からコミュニティを紹介され、そこで情報や物件を教わっています。少なくてもゼロではありません。

1か月や5か月の短い滞在でも意味はありますか

期間の長さと評価は連動していません。次のとおりです。

滞在期間

その期間の方がつけた評価

1ヶ月

★4

5ヶ月

★5・★4・★2

11ヶ月

★5

1ヶ月滞在した★4の22歳の方は、孤独や戸惑いを経験しながらも、それを自分の糧にできそうだと書いています。短くても得るものはあったということです。

なお5件のなかで仕事探しについて書いているのは、★2をつけた25歳の方と★5をつけた30歳の方の2人だけでした。何を目的にするかで必要な期間は変わります。

ダブリン以外の街はどうですか

当サイトに寄せられた5件はいずれもダブリンでした。ほかの都市の体験談は現時点でありません。

ですからこの記事の内容は、ダブリンでの話として読んでください。家賃や求人の状況は都市によって変わります。

ほかの都市の情報や、イギリスとの比較はイギリスとアイルランドの比較もあわせてご覧ください。

まとめ

同じダブリンに渡った5人の評価は★2から★5に割れました。分けたのは苦労の量ではありません。住まいの確保に1か月かかり、何度も不採用になった方が★5をつけています。

差が出たのは、住まいと働く場所が最終的に安定したかどうかでした。

当サイトの実態調査でも、語学・住居・仕事は多くの方がぶつかる壁として挙がっています。ダブリンの5人だけの問題ではありません。

  • 渡航前に住まいの情報を集め、連絡先を用意する
  • 聞き取りの練習をしておく
  • 最初の1か月を無収入で過ごせる資金を持つ

申請の条件や受付期間は変わることがあります。駐日アイルランド大使館の案内で最新の内容をご確認ください。

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