
コペンハーゲン(デンマーク)の留学・ワーホリ完全ガイド
世界で最も幸福度の高い国の首都。英語が通じやすく北欧留学の拠点。
目次(17項目)▼
コペンハーゲン留学・ワーホリ 早わかり
主要データ
- 月の生活費目安
- 23万円
- 都市圏人口
- 140万人
- 使用言語
- デンマーク語
- 国
- 🇩🇰 デンマーク
コペンハーゲンはどんな街か
飛行機を降りて街に出ると、まず空気の澄んだ涼しさと、自転車のベルの音に気づきます。コペンハーゲンは、デンマークの首都。周辺を含めた都市圏の人口は約140万人で、北欧でも有数の規模を誇る街です。「世界一幸福な国」とよく紹介される国の中心地でもあります。一番の特徴は、暮らしと自転車が一体になっていること。市内には自転車専用レーンが張りめぐらされ、通勤・通学する人のおよそ半数が自転車を使うと言われます。朝の橋の上は、スーツ姿の人や学生の自転車が川のように流れていきます。運河沿いには色とりどりの古い建物が並び、港では夏になると人々が泳ぎます。英語がとてもよく通じるのも、初めての北欧として安心できる点です。デンマーク語が母語ですが、若い世代を中心に英語がほぼ問題なく通じ、最初の数か月を英語だけで乗り切る人も珍しくありません。デンマークは日本とのワーキングホリデー協定がある国です(2007年開始・2024年に一部見直し/公式で要確認)。落ち着いた北欧の暮らしを、留学でもワーホリでも体験したい人にとって、入り口になりやすい街と言えます。
コペンハーゲンが向いている人/注意したい人
渡航先選びで最も重要なのは「自分の性格・目的・予算」とのマッチング。コペンハーゲン の特性を踏まえて、留学・ワーホリ参加者の向き不向きを編集部の視点で率直に整理しました。
こんな人に向いている
初めての北欧で、英語が通じる安心感がほしい人
デンマーク語が母語ですが、コペンハーゲンでは若い世代を中心に英語がとてもよく通じます。お店でも学校でも英語で意思疎通でき、最初の数か月を英語だけで乗り切る人も少なくありません。北欧の暮らしに憧れつつ、いきなり現地語は不安、という人にとって、心理的なハードルが低い街です。
自転車中心のサステナブルな暮らしを送りたい人
市内には約454kmの自転車専用レーンが整い、通勤・通学の約49%が自転車と言われます。朝の橋を自転車で渡り、運河沿いを走って学校へ。車がなくても、むしろ自転車のほうが速くて快適な場面が多い街です。環境にやさしい暮らしを、無理なく日常として体験できます。
デザインや福祉、幸福度の高い社会を学びたい人
デンマークは「世界一幸福な国」とよく紹介され、デザインや福祉の分野で世界的に知られます。コペンハーゲン大学やDTU(工科大学)には英語で学べる課程が多く、フォルケホイスコーレ(全寮制の学校)という独特の学び方もあります。社会のしくみそのものを体感しながら学びたい人に向きます。
残業より生活の質を大切にしたい人
デンマークでは、家族や友人との時間、自分の趣味を大切にする空気が社会に根づいています。冬にろうそくをともして過ごす「ヒュッゲ」の文化が象徴的です。仕事に追われる毎日から少し離れ、心の余白のある暮らしを送りながら学びたい人にとって、相性の良い街です。
注意・向かない場合
生活費をできるだけ安く抑えたい人
コペンハーゲンの物価は日本のおよそ1.5〜2倍とも言われ、北欧でも高めです。特に家賃と外食費が重く、中心部のワンルームは月10万円超も珍しくありません。費用を最優先するなら、シェアハウス前提で予算を組むか、生活費の安い国・都市も併せて検討するほうが安心です。
長くたっぷり稼ぎたいワーホリ参加者
デンマークは日本とのワーホリ協定がある国ですが、滞在は最長1年で、就労できるのは最長6か月までと制限があります(公式で要確認)。1年間ずっと働いて貯金、という使い方には向きません。資金に余裕を持って渡航し、学びや体験を主役にする計画が現実的です。
一年を通して明るい気候を求める人
夏は夜遅くまで明るい一方、冬は日の出が朝8時半、日の入りが午後3時半過ぎと、明るい時間が7時間ほどしかありません。曇りや雨も多めです。日照の少なさは気分にも影響しやすいため、暗く長い冬を楽しむ工夫ができないと、つらく感じる場面が出てきます。
気候・季節の特徴
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ここで暮らして最初に向き合うのは、季節ごとの日照時間の大きな差です。結論から言うと、夏は驚くほど明るく、冬はかなり暗い。これが北欧らしさの中心にあります。夏(6〜8月)は日中18〜22度ほどで、湿気が少なくとても過ごしやすい季節です。一年でいちばん日が長い6月21日ごろは、日の出が朝4時台、日の入りが夜10時近く。6月上旬から7月上旬にかけては、真夜中でも完全には暗くならない「白夜」に近い夜が続きます。公園や運河沿いで遅くまで人がくつろぐ、開放的な季節です。一方で冬(12〜2月)は、最も寒い1月でも平均1度前後。極端な寒さではありませんが、風が強く、雨やみぞれが多めです。問題は寒さよりも暗さ。12月21日ごろは、日の出が朝8時半、日の入りが午後3時半過ぎで、明るい時間が7時間ほどしかありません。この時季にデンマーク人が大切にするのが「ヒュッゲ」(hygge=心地よい時間)。ろうそくをともし、温かい飲み物を片手に家やカフェで過ごす文化です。暗い冬を楽しみに変える工夫が、暮らしの中に根づいています。防水の上着とライト付きの自転車は、冬の必需品です。
治安と注意点
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コペンハーゲンの治安は、世界の大都市のなかでもかなり良い部類に入ります。ある2026年時点の指標では犯罪指数が低く、安全度は高め。女性が昼間に一人で歩いても安心しやすい街とされています。凶悪な犯罪に巻き込まれる心配は、日常生活ではほとんどありません。気をつけたいのは、観光客が集まる場所でのスリと置き引きです。中央駅、乗り換えの多いNørreport(ノアポート)駅、目抜き通りのStrøget(ストロイエ)周辺は、二人組で一人が気をそらし、もう一人が財布を抜くといった手口が報告されています。カバンは体の前に、スマホはポケットに入れっぱなしにしない。この基本だけで多くの被害は防げます。エリアの話もしておきます。多文化なNørrebro(ノアブロ)の一部、たとえばBlågårds Plads周辺では、地元の人どうしのグループ間トラブルがまれに報じられますが、観光客や留学生が狙われるものではないとされています。自由都市Christiania(クリスチャニア)のPusher Streetにあった違法な大麻の露店は、2024年春に住民の手で撤去され、落ち着きを取り戻したと報じられています。緊急番号は「112」(警察・救急・消防の共通)。英語で問題なく通じます。
街並みとエリア区分
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コペンハーゲンの街並みは、運河と港を中心に、徒歩や自転車で回れる距離にぎゅっとまとまっています。どの地区に住むかで、毎日の景色がはっきり変わるのが面白いところです。中心はIndre By(インドレビュー=旧市街)。歩行者天国のStrøget(ストロイエ)に店が並び、王宮や王立劇場もこの一帯にあります。そこから北東に少し歩くと、童話作家アンデルセンゆかりの港Nyhavn(ニューハウン)。黄色や赤の家が運河沿いに並ぶ、絵はがきのような風景です。西側のVesterbro(ヴェスタブロ)は、古い食肉市場Kødbyen(クズビュン)を改装したバーやレストランが集まる、若者に人気の地区。中央駅にも近く、にぎやかさが好きな人に向きます。北西のNørrebro(ノアブロ)は、多国籍で物価が比較的おだやかな庶民派エリア。個性的なJægersborggade(イェーガスボーゲーデ)通りや、デザインで有名な公園Superkilen(スーパーキレン)があります。北のØsterbro(ウスタブロ)は、緑と公園が多く、家族連れに人気の静かな住宅地。そして運河に囲まれたChristianshavn(クリスチャンハウン)は、色鮮やかな家とボートが浮かぶ、のどかで美しい地区です。
交通アクセス・移動
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コペンハーゲンの移動は、まず自転車ありきで考えると暮らしが一気に楽になります。市内には約454kmもの自転車専用レーンが整い、通勤・通学する人のおよそ49%が自転車を使うと言われます。信号も自転車向けに調整され、車より自転車が主役の時間帯があるほどです。公共交通も非常に優秀です。看板役は、運転士のいない自動運転の地下鉄メトロ(M1〜M4の4路線)。空港から旧市街、新しい港町Nordhavn(ノアハウン)まで結び、ヨーロッパでも最新の路線とされています。郊外へはS-tog(エストー=近郊電車)が7路線伸び、おおむね4〜10分間隔で走ります。メトロ・電車・バスは共通の切符で乗れるので、乗り換えに迷いません。支払い方法は変わりつつあります。長く使われた交通カードのRejsekort(ライセコート)は2026年に段階的に廃止され、スマホアプリのRejsebillet(ライセビレット)や電子決済が中心になると案内されています(最新は公式で要確認)。自転車はS-togに無料で持ち込め、郊外まで輪行できます。空港から市内中心部までは、メトロで15分ほど。車がなくても、まったく不自由しないのがこの街の身軽さです。
生活環境・暮らしの特徴
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ここでの暮らしは、北欧らしい「ていねいな日常」が魅力です。たとえば、こんな1日。朝、自転車で運河沿いを走って学校や職場へ。昼はオープンサンドのスモーブロー(ライ麦パンの軽食)を食べ、夕方は早めに帰って、ろうそくをともした部屋で温かいコーヒーを飲む。残業より家族や友人との時間を大切にする空気が、街全体に流れています。買い物環境も十分です。スーパーはNetto・Føtex・Irma系のほか、割安なLidlやRemaがあり、自炊派には心強い品ぞろえ。外食はかなり高めなので、地元の人も自炊が基本です。暮らしで欠かせないのが「CPR番号」(住民登録番号)。これがあると、医療や銀行口座、携帯契約などがぐっと楽になります。取得には住所が必要で、家の賃貸契約がその証明になります。本人確認のデジタルID「MitID(ミットアイディー)」もここから始まります。ただし、コペンハーゲンの住まい探しは競争が激しめ。家賃も高く、内見前の送金を求める詐欺もあるため、必ず実物を見て契約してから支払う、という基本を守ってください。週末は港での水泳や公園でのピクニックが定番の楽しみです。
留学・ワーホリ参加者にとっての魅力
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コペンハーゲンは、留学・語学・ワーホリのどれにも向く街です。大学の中心は、北欧最古級の名門University of Copenhagen(コペンハーゲン大学)。理工系では郊外のDTU(デンマーク工科大学)が世界的に知られ、英語で学べる修士課程も多くあります。デンマーク語を学ぶなら、45年以上の歴史があるStudieskolen(ステュディスコーレン)などの語学学校が定番。一定の条件を満たす居住者には、無料のデンマーク語コースが用意される仕組みもあります(対象は公式で要確認)。デンマークならではの選択肢が「フォルケホイスコーレ」(folkehøjskole=全寮制の成人学校)。試験のない学びの場で、デザインや音楽、哲学などを世界中の仲間と共同生活しながら学べ、留学の入り口として人気です。ワーホリの面でも、デンマークは日本との協定がある国です。対象は18〜30歳、滞在は最長1年で、就学に期間の制限はありません(1年間語学学校に通うことも可能)。ただし就労できるのは最長6か月までと制限があります(公式で要確認)。仕事はカフェやレストラン、清掃などの接客・サービス業が中心。英語が通じるぶん、最初の一歩を踏み出しやすいのも安心です。
編集部より:リアルな声
観光ガイドが書かない、コペンハーゲン留学のリアル
コペンハーゲンは「おしゃれで幸福な北欧の街」という明るいイメージで選ばれがちです。実際、自転車で運河を渡る毎日や、ろうそくをともすヒュッゲの時間には、ほかにない心地よさがあります。英語がよく通じるので、初めての北欧でも生活の立ち上げで困りにくいのは、大きな安心材料です。ただし、その快適さには相応のコストもあります。物価と家賃は高く、特に住まい探しは想像以上に手ごわい、という声をよく聞きます。内見前の送金を求める詐欺もあるため、焦らず実物を確認してから契約する慎重さが欠かせません。冬の暗さも、人によっては気分に響きます。日照の少なさを「ヒュッゲで楽しむ」と切り替えられるかどうかで、満足度が変わる印象です。ワーホリとして見ると、就労が最長6か月までという点は計画段階で必ず押さえておきたいところ。「がっつり稼ぐ」より「学びと暮らしを味わう」場所だと割り切ると、噛み合いやすくなります。費用やビザの条件は変わり得るので、最後は外務省や大使館など公式情報での確認をおすすめします。それでも、生活の質を大切にする価値観に触れたい人にとっては、人生観が少し変わるほどの学びがある街だと感じます。
実際に行った人の声(体験談DBより1件)
「仕事をスタートしてからは、朝起きて仕事場にいき、自分用のコーヒーをつくり、お仕事開始。お客さんがあんまりいない日はみんなでお話したり、スマホいじったりして一日のお仕事終了。そして、そのまま友達とBARにいって、お酒を飲んで、ケバブを食べて、家に帰る。 お休みの日は天気が良ければ外を歩いてカフェに立ち寄り、美味しいものを…」
22歳で渡航 / 11ヶ月滞在
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生活費の目安
コペンハーゲンの月の生活費は、おおよそ23万円前後が目安です。北欧らしく物価は高く、日本のおよそ1.5〜2倍という声も多い街です。結論として、家賃の管理が暮らしのカギになります。最大の支出は家賃です。中心部のワンルームは月10万円を超える物件も多い一方、シェアハウスや学生寮の個室なら月3〜6万円台に抑えられる場合もあります。地区や条件で差が大きいので、複数を比べるのが安心です。食費は外食が高いため、自炊中心が基本。割安なスーパー(LidlやRema、Netto)を使えば、無理なく節約できます。交通費は、自転車を主役にすればぐっと軽くできます。収入面の注意点として、デンマークには国が定める最低賃金がありません。業界ごとの労使協定で賃金が決まる仕組みで、2026年時点ではおおむね時給135〜145デンマーククローネ前後が一つの目安とされています(公式・契約で要確認)。税金は高めですが、その分は手厚い社会保障につながっています。家賃や物価は変動するので、最新の公式情報での確認をおすすめします。
到着後にやること(最短ルート)
コペンハーゲンに到着してから生活基盤を整えるまでの段取りを時系列でまとめました。 住民登録 → 銀行口座 → 仕事探しのように、順序を間違えると次の手続きが進まない項目もあるため、出発前に流れを把握しておくのがおすすめです。
- 1初日(空港)
SIMカードと交通アプリを準備
まず携帯のSIMカード(通信契約)を用意します。空港やキオスクでプリペイドSIMが買え、英語で問題なく手続きできます。次に、切符を買うためのスマホアプリRejsebillet(ライセビレット)を入れておくと安心です。従来の交通カードRejsekortは2026年に段階的に廃止と案内されているため、アプリや電子決済を中心に考えましょう。
- 2初日〜3日目
空港から滞在先へ移動する
コペンハーゲン空港(CPH)から市内中心部までは、自動運転のメトロが便利です。乗り換えなしで約15分、旧市街の中心まで出られます。S-tog(近郊電車)や鉄道も乗り入れているので、滞在先の地区に合わせて選べます。スーツケースが大きいときは、自転車専用レーンを歩かないよう気をつけてください。
- 31〜2週間以内
住まいを内見して契約する
コペンハーゲンの住まい探しは競争が激しめです。市の公式サイトやBoligportal、kvikbolig、Facebookの住居グループを併用して探します。内見前の送金を求める詐欺もあるため、必ず実物を見て、正式な契約を結んでから支払いましょう。賃貸契約は、次のCPR番号の申請に必要な「住所の証明」にもなります。
- 4住所確定後すぐ
CPR番号(住民登録)を申請する
CPR番号は、デンマークで暮らす土台になる番号です。住所が決まったら、自治体の市民センター(International House Copenhagenなど)で申請します。これがあると、医療や携帯契約、銀行口座の開設がぐっと楽になります。あわせて、本人確認のデジタルID「MitID(ミットアイディー)」も取得しておきましょう。
- 5CPR取得後
銀行口座を開設する
CPR番号とMitIDがそろうと、銀行口座を開けます。Danske Bank・Nordea・Nykreditなどが選択肢です。給料の振込先や家賃の支払いに使うので、早めに用意しておくと安心です。デンマークは現金をほとんど使わないキャッシュレス社会なので、デビットカードやスマホ決済が日常の中心になります。
- 61か月以内
仕事を探す(接客・サービス業が中心)
ワーホリで働く場合は、カフェ・レストラン・清掃などのサービス業が中心です。英語が通じるため、英語の履歴書でも応募しやすいのが強みです。求人サイトのほか、店に直接たずねる方法も有効。ただし就労は最長6か月までという制限があるので(公式で要確認)、滞在計画に合わせて時期を考えましょう。
費用かんたん試算
費用かんたん試算
国・期間・コースを選ぶと、概算総額が即時に計算されます(為替により±5%変動)。
- 学費365万円
- 生活費126万円
- ビザ0円
- 航空券(往復)30万円
- 保険10万円
- 教材・諸費用4万円
※概算値です。実際の費用は学校・都市・時期により大きく変動します。具体的なシミュレーションは無料相談をご利用ください。