2026年10月23日

韓国語学堂のおすすめ9校を比較|学費・寮と目的別の選び方

延世・高麗・西江などソウルの主要な語学堂8校と釜山大学校を、1学期の授業料・申請料・寮費で比べました。会話・進学・費用など目的別のおすすめ、クラスの時間帯や寮の条件、ビザと生活費、出願の締め切りまで分かります。

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韓国語学堂のおすすめ9校を比較|学費・寮と目的別の選び方

「韓国語学堂に行きたいけれど、延世・高麗・西江と名前は知っていても、違いがよく分からない」。授業料や寮の費用はいくらなのか、自分の目的に合うのはどこなのか、比べきれずに迷う方は少なくないでしょう。ビザや申し込みの時期まで考えると、何から手を付けるべきかも悩むところです。

そこで本記事では、ソウルの主要な語学堂8校と釜山大学校を、授業料・申請料・寮の費用で比べた一覧を紹介します。会話・進学・費用など目的別のおすすめも、各校の公式の説明をもとに選べるはずです。

あわせて、クラスの時間帯や寮の条件、通う期間とビザ、生活費と出願の締め切りも同じ流れで解説します。

韓国語学堂のおすすめ9校の比較

主要な語学堂の授業料は、ソウルの8校の午前クラスで1学期170万〜196万ウォン、釜山大学校で150万ウォンです。まずは9校を同じ項目で並べ、予算と寮の条件から候補を絞り込みましょう。

学校

1学期の授業料

申請料・入学金

寮の1学期の例

延世大学校

196万ウォン

13万ウォン

145万〜235万ウォン

高麗大学校

180万ウォン

12万ウォン

145万ウォン

西江大学校

午前186万・午後180万ウォン

10万ウォン

—

梨花女子大学校

185万ウォン

12万ウォン

—

ソウル大学校

午前180万・午後165万ウォン

10万ウォン

60万〜185万ウォン

成均館大学校

170万ウォン

6万ウォン

—

慶熙大学校

185万ウォン

12万ウォン

152万〜252万ウォン

漢陽大学校

185万ウォン

15万ウォン

163万〜188万ウォン

釜山大学校

午前150万・午後135万ウォン

8万ウォン

—

各大学の語学堂の公式サイトとパンフレットに2026年10月時点で載っていた正規課程の金額です。延世は2027学年度の額(2026学年度は授業料186万・申請料12万ウォン)、寮は2027年春学期の例です。慶熙は2026年秋学期からの額で、年度の表記がない学校もあります。ソウル大学校の寮の下限60万ウォンは保証金15万ウォンを含む学内寮の額で、2027年春学期から使えない場合があります。教材費は多くの学校で別ですが、釜山大学校は教材・文化活動費込みです。西江・梨花・成均館・釜山大は寮費が公式サイトに載っていないため、出願前に学校へ問い合わせてください。円は、三菱UFJ銀行の2026年10月23日の公表相場(TTSとTTBの中間値)で、1万ウォン=約1,183円として換算しています。

ソウルの8校は午前クラスで170万〜196万ウォン

ソウルの主要な語学堂は、午前クラスの1学期の授業料がおおむね170万〜196万ウォン、円にして約20万〜23万円です。ソウル大学校のように午後クラスがさらに安い学校もあります。JASSO(日本学生支援機構)によると、語学堂の正規課程は春・夏・秋・冬の4学期制で、午前か午後に1日4時間の授業を受けます。

1学期は約10週で、どの学校も1〜6級のレベル別に学ぶ仕組みです。午前クラスどうしの差は1学期あたり最大で26万ウォンほどなので、金額だけでなく、授業の進め方や寮の条件で選ぶほうが満足度につながりやすいでしょう。

釜山大学校は教材込みで150万ウォン

費用を抑えたいなら、釜山の語学堂も候補になります。釜山大学校の言語教育院は1学期150万ウォン(約17.7万円)で、午後のクラスは135万ウォンです。

この金額には教材費や文化活動費も含まれると、学校は案内しています。ソウルの学校は教材費が別のところが多いので、比べるときは料金に何が含まれているかまでそろえて見ましょう。

授業料は年度ごとに上がっている

語学堂の授業料は、年度や学期ごとに見直されています。延世大学校は1学期の授業料を2026学年度の186万ウォンから、2027学年度は196万ウォンに上げると公表しました。

慶熙大学校も、2026年秋学期から授業料を180万ウォンから185万ウォンにしました。2学期以上通うと料金の違う年度をまたぐことがあるため、出願する前に各校の公式サイトで最新の金額を確かめてください。

目的別に選ぶおすすめの韓国語学堂

語学堂は、学びたいことと予算から選ぶと候補を絞りやすくなります。会話なら西江、進学なら高麗、規模と短期課程なら延世、午後の選択授業なら慶熙、安い午後クラスならソウル大、費用を抑えるなら釜山大が候補です。

会話を中心に学ぶなら西江大学校

話す力を一番に伸ばしたいなら、西江大学校の韓国語教育院が合います。学校は「学生中心、話すこと中心の授業」を掲げ、2026年のパンフレットでは、毎日4時間の授業のうち2時間以上を会話にあてると説明しています。

1クラスは16人以内で、2人以上の教師が担当する体制です。教材は自校の『Sogang Korean』シリーズで、学校は新村にあります。授業料は、午前のクラスが186万ウォン、午後が180万ウォンです。

進学を見すえるなら高麗大学校

韓国の大学や大学院への進学を考えているなら、高麗大学校の韓国語センターが候補です。午後には、発表・討論・作文・TOPIK(韓国語能力試験)の授業を加えた進学希望者向けの学術韓国語コースがあります。

一般の課程でも、2級で伝統市場を訪ねて韓国人と話す、6級でチームで発表するなど、級ごとに実地の活動を組み込んでいます。1クラスは14人で、最寄りは地下鉄6号線の高麗大駅です。

学生が多く短期課程も選べる延世大学校

たくさんの国の学生と学びたい人や、短期から試したい人には延世大学校の韓国語学堂が合います。1959年設立で、各学期に約2,300人が学び、正規課程だけでも約60か国の学生が集まる規模です。

3週間のプログラムを年4〜8回開いており、授業料は2026学年度が108万ウォン、2027学年度が122万ウォンで、別に申請料がかかります。延世の語学堂に通い、ソウルに5か月滞在した33歳の方は、Study Work Hub の体験談で次のように振り返っています。

語学だけでなく、自分の行動力や適応力にも自信がついた留学だったと思います。

授業の外でも韓国語を使うことが大切だと、この方は書いています(体験談を読む)。

午後に文化やTOPIK対策を選べる慶熙大学校

文法の授業に加えて、文化や試験対策も学びたいなら慶熙大学校の国際教育院が向いています。午前は教材『慶熙韓国語』で総合的に学び、午後はドラマやK-POPを使った文化の授業、発音・討論・TOPIKなどの特別授業から選べます。

学期ごとに、DMZや南怡島などへの現地学習があるのも特徴です。年間で約100か国・約6,000人が学ぶ大きな学校で、日本語の案内ページも用意されています。

午後クラスが安いソウル大学校

同じ内容をなるべく安く学びたいなら、ソウル大学校の言語教育院の午後クラスが候補です。学校は、午後は午前と同じプログラムで授業料が約1割安いと案内しており、午前180万ウォンに対し午後は165万ウォンと15万ウォン安くなります。

1クラスは15人前後です。学内寮は2人部屋で1学期60万ウォン(保証金15万ウォンを含む)と安めですが、2027年春学期からは改修工事で使えないことがあるとしています。

費用を抑えたいなら釜山大学校

ソウル以外も考えられるなら、釜山大学校の言語教育院で費用を抑えられます。授業料は1学期150万ウォンで教材費や文化活動費まで含み、午後のクラスは135万ウォンです。

金曜日の文化活動や、韓国人学生の「トウミ」と1対1で話す活動もあります。修了には出席率80%以上と平均70点以上が求められるので、まじめに通い続けることが前提になります。

語学堂を選ぶときに比べたい3つの条件

候補を2〜3校に絞ったら、クラスの時間帯、寮の入りやすさ、短期課程の有無を比べましょう。どれも学校ごとに決まりが違い、希望どおりにならないこともあるからです。

午前と午後のクラスは希望が通らないことがある

午前か午後かは、自分で選べるとは限りません。延世大学校は午前のクラスを授業料の納付順に先着で割り当て、漢陽大学校は新入生の大半が午後クラスになると案内しています。

成均館大学校は、1級は全員午後、3〜6級は午前と級で時間帯が決まり、あとから変えられません。午後にアルバイトや予定を入れたい人は、出願前に時間帯の決まりを確かめましょう。

寮は新入生向け・先着の学校が多い

学校の寮は数が限られ、入れる人や期間に条件があることが多くなっています。延世大学校の寮の定員は各学期の学生の約10%で先着順、多くの学生は学外に住むと学校自身が書いています。

高麗大学校の寮は正規課程の新入生だけが最大1学期、漢陽大学校も新入生だけが対象です。学外に住む場合、JASSOの海外留学情報(2024年時点)によると、大学近くのワンルームは保証金1,000万ウォンで家賃が平均57万4,000ウォン、別に管理費が平均7万2,000ウォンかかります。最初の1学期は寮に入り、街に慣れてから部屋を探す流れも考えておくと安心です。

夏休みや冬休みに通える短期課程がある

10週の正規課程に通えない人は、夏休みや冬休みに合わせた短期課程を選べます。主な学校の3週間のプログラムは次のとおりです。

学校

期間

授業料

延世大学校

3週

108万ウォン

梨花女子大学校

3週

95万ウォン

漢陽大学校

3週

140万〜150万ウォン

2026年10月時点の各校の公式サイトの金額です。延世は2026学年度の額で、別に申請料12万ウォン(2027学年度は授業料122万・申請料13万ウォン)がかかります。梨花は別に入学金12万ウォン、漢陽は申請料・教材・文化体験込みの総額で早割があります。成均館大学校にも2〜3週の短期課程があるので、あわせて比べてみてください。短期課程の選び方は韓国短期留学の記事も参考にしてください。

語学堂に通う期間とビザの関係

語学堂に90日以内だけ通うならビザは要らず、それを超えて2学期以上通うなら語学研修のD-4ビザが必要です。ビザの種類によって、残高証明やアルバイトの条件も変わってきます。

90日以内ならビザなしで語学堂に通える

滞在が90日以内なら、ビザを取らずに語学堂へ通うことが可能です。外務省は、語学研修などを目的とした90日以内の短期滞在なら、日本人はビザなしで韓国に入国できると案内しています。

電子渡航許可(K-ETA)も、日本は2026年12月31日までは申請が要りません。正規課程の1学期は約10週なので、開講前のレベルテストなども含めて入国日から出国日までが90日以内に収まれば、1学期だけビザなしで通えます。ビザなしで入国すると韓国で滞在を延ばせないため、2学期目も続ける可能性があるなら最初からD-4ビザを取りましょう。2027年以降に出発する人は、出発前に駐日韓国大使館の最新の案内を確かめてください。

2学期以上はD-4ビザと残高証明が必要

90日を超えて通うなら、語学研修のD-4ビザ(D-4-1)が必要です。在大阪韓国総領事館は、D-4-1の対象を大学付属の語学堂の韓国語研修課程としています。

延世大学校と慶熙大学校は、D-4で通う人に少なくとも2学期分の登録を求めます。ソウル大学校や慶熙大学校は1,000万ウォン(約118万円)以上の残高証明を求めており、どちらも発行から30日以内のものが必要です。申請の流れは韓国の留学ビザの取り方で詳しく説明しています。

アルバイトは6か月たってから条件つき

D-4ビザでのアルバイトは、韓国に着いてすぐには始められません。韓国政府の留学案内サイト Study in Korea によると、語学研修の課程では6か月がたってから、出入国管理事務所の許可を得て働けます。

時間の上限は韓国語の力で変わり、TOPIK 2級などの基準を満たさなければ週10時間、満たせば週20時間です。JASSOは、許可なく働くと強制出国などになる場合があると注意しています。条件は変わることがあるため、最新は韓国の出入国管理の公式サイトでご確認ください。

語学堂の生活費と申し込みの流れ

語学堂に通う間の生活費は住まいを含めて月75万〜100万ウォンが目安で、出願は開講の1か月半〜2か月半前に締め切る学校が多くなっています。成績がよいともらえる奨学金を用意する学校もあります。

生活費は月75万〜100万ウォンが目安

授業料とは別に、月の生活費として住まいを含めて75万〜100万ウォン(約8.9万〜11.8万円)を見込みましょう。韓国政府の留学案内サイト Study in Korea は、その内訳を住まい50万〜70万、食費20万〜30万、交通5万〜10万、そのほか10万〜20万ウォンとしています。寮に入る人は寮費とは別に、住まい以外の月35万〜60万ウォンが目安です。内訳を足すと85万〜130万ウォンになるため、余裕を見た予算を組みましょう。

Study Work Hub が2026年に留学・ワーホリ経験者のアンケートと体験談を集計した「ワーホリ・留学実態調査2026」では、韓国の経験者4人の月の生活費の中央値が12.3万円と、公的な目安よりやや高めでした。人数が少ないので参考値ですが、予算は高めに見ておくと安心です。

出願は開講の1か月半〜2か月半前に締め切られる

語学堂の出願は、授業が始まる1か月半〜2か月半前に締め切られることが多くなっています。たとえば2027年春学期は、延世大学校が3月5日の開講に対して1月15日、ソウル大学校が3月8日の開講に対して2026年12月24日が出願の締め切りです。

延世大学校は締め切りを延長しないとし、高麗大学校は定員に達すると早く締め切ることがあると案内しています。D-4ビザで通う場合は書類の原本を締め切りの1〜2週間前までに届ける学校もあります。出願の受付は開講の3〜4か月前に始まり、アポスティーユ付きの書類の準備にも時間がかかるため、通いたい学期の半年前には学校を決めておくと安心です。

成績がよいともらえる奨学金もある

語学堂には、成績のよい学生向けの奨学金があります。漢陽大学校は1学期に100人へ、級ごとに1位90万・2位50万・3位30万ウォンの成績奨学金を出し、梨花女子大学校は成績が最上位で次の学期も通う人の授業料を1回だけ半額にします。

延世大学校には、日本国籍の学生も対象になる財団の奨学金がありますが、新入生向けの奨学金はありません。韓国政府の奨学金(GKS)は大学や大学院の学位課程とセットになっていて、語学研修だけを対象にしたものではない点にも注意が必要です。

よくある質問

韓国語学堂を選ぶときに出やすい疑問への答えです。

韓国語が初心者でも語学堂に入れますか?

入れます。JASSOによると、語学堂は開講前のレベルテストでクラスを分け、1級から学ぶことが可能です。釜山大学校のように、まったくの初心者はテストなしで1級に入れる学校もあります。ハングルの読み書きだけでも出発前に覚えておくと、最初の授業についていきやすくなります。

語学堂と民間の語学学校はどう違いますか?

大きな違いはビザと授業の形です。D-4-1の語学研修ビザの対象は大学付属の語学堂の課程とされ、1〜6級を10週ずつ体系的に学びます。民間の語学学校は、JASSOによると集中・短期・個人レッスン・TOPIK対策など授業の形を選びやすいのが特徴です。

1学期だけ通うこともできますか?

できます。JASSOは、語学堂の正規課程は1学期単位でも参加できると説明しています。1学期は約10週なので、開講前のレベルテストなども含めて入国から出国までが90日以内に収まれば、ビザなしで通えるでしょう。2学期以上続けるならD-4ビザが必要になるので、何学期通うかを決めてから出願しましょう。

まとめ

ソウルの主要な語学堂の授業料は午前クラスで1学期170万〜196万ウォン、釜山大学校は教材込みの150万ウォンです。会話なら西江、進学なら高麗、短期から試すなら延世のように、目的から選ぶと候補を絞れます。時間帯や寮は希望が通らないこともあり、90日を超えて通うならD-4ビザと残高証明も必要です。

まずは通いたい学期と期間を決め、候補の2〜3校の公式サイトで、最新の授業料と出願の締め切りを確かめるところから始めてください。

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