2026年10月19日

高校生が申し込める韓国短期留学は3種類|夏の課程と費用・安全

高校生が個人で申し込める韓国の短期留学を、大学の中高生向け課程・語学学校のジュニア課程・高3向けの条件つき課程の3種類で比べました。2026年10月時点の公式サイトで確かめた課程の例と4週間の費用、見守りの決まり、入国手続きと申し込みの時期も分かります。

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高校生が申し込める韓国短期留学は3種類|夏の課程と費用・安全

「夏休みに韓国へ短期留学したい」と高校生の子どもに頼まれたものの、未成年でも参加できる学校はあるのか、費用はいくらで、一人で行かせて安全なのか、不安が先に立つのは当然です。1週間ほどの短い期間で意味があるのか、という迷いも重なります。

そこで本記事では、高校生が参加できる韓国の短期留学の種類と、2026年10月時点の公式サイトで確かめた中高生向けの課程の例と費用を紹介します。年齢の条件・期間・住まいを同じ物差しで比べられるので、子どもに合う課程を絞り込めるはずです。

あわせて、見守りと安全の決まり、入国の手続き、夏休みに間に合う申し込みの時期も同じ流れで紹介します。

高校生が個人で申し込める韓国短期留学は3種類

高校生が個人で申し込める韓国の短期留学は、大学が中高生向けに開く課程、語学学校のジュニア課程、高3が対象になり得る大人向けの一部の課程の3種類です。大人向けの語学堂の短期課程の多くは高校卒業以上が条件なので、まず年齢と学年の条件から絞り込みます。ほかに、学校単位の研修や、旅行会社・留学エージェントのパッケージで行く形もあります。

種類

対象

期間

住まい

例

大学の中高生向け課程

満14〜18歳

4週間

大学の寮

高麗大学校 青少年夏学校

語学学校のジュニア課程

12〜17歳など

1週間から

ホームステイ

Lexis Korea・LTL

高3向けの条件つき課程

高3・18歳以上など

3〜6週間

大学の寮など

高麗大学校の夏期講座など

対象や期間は、2026年10月時点の各校の公式サイトの記載によるものです。条件は年度で変わるため、最新は各校の募集要項でご確認ください。

大人向けの語学堂の短期課程は高校卒業以上が条件

大学付属の韓国語教育機関である語学堂の短期課程は、多くが高校卒業以上を出願の条件にしています。たとえば延世大学校の3週間短期課程は高校卒業以上の人が対象で、卒業見込みの人は出願できず、西江大学校の夏季特別課程も高校卒業以上の人や大学進学予定者が対象です。

大学生や社会人向けの情報を見て計画を立てると、申し込みの段階で対象外と分かることがあります。高校生の場合は、中高生向けに作られた課程から探すのが近道です。語学堂の短期課程そのものの違いは、韓国短期留学の記事で紹介しています。

中高生向けの課程なら在学中でも申し込める

高校在学中でも申し込めるのは、大学が中高生向けに開く夏の課程や、語学学校が13〜17歳などを対象に開くジュニア課程です。高麗大学校の青少年夏学校は満14〜18歳、ソウルの語学学校Lexis Koreaのジュニア課程は13〜17歳を対象にしています。

日本学生支援機構(JASSO)も英語圏の語学留学の案内で、16歳以上などの年齢制限を設ける語学学校があるとして、公式サイトで詳しく確かめるよう勧めています。韓国の語学学校を国や費用から比べるなら、韓国の語学学校の一覧で31校を見比べられ、年齢の条件は各校の公式サイトで確かめましょう。

日本から近い韓国は、初めての留学先として心の負担が小さいという声もあります。延世大学校の語学堂に33歳で5か月通った人は、体験談でこう振り返っています。

また、日本から距離が近いため、精神的なハードルが低かったのも良かったです。

この人の話は体験談のページで読めます。

高3は大学の夏期講座や短期集中課程も候補

高校3年生は、大人向けの課程の一部も候補に入ります。高麗大学校の国際夏期講座(KU ISC)は、学ぶ意欲のある12年生(日本の高3にあたる学年)か18歳以上を対象にしていて、2026年は6月29日から7月24日までの4週間でした。

高麗大学校の韓国語センターの短期集中課程も、高校卒業予定者が出願できます。2027年夏は6月28日からと8月2日からの2回が予定されていますが、高1・高2が「卒業予定者」に当たるかは書かれていないため、学校に問い合わせましょう。

高校生が参加できる韓国短期留学の例

高校在学中でも申し込める中高生向けの課程の例は、高麗大学校の青少年夏学校、語学学校Lexis Koreaのジュニア課程、語学学校LTLのサマーキャンプです。授業の時間・住まい・申し込み方法が違うため、2026年10月時点の公式サイトの記載をもとに、子どもの目的と休みの日程に合わせて選びましょう。

高麗大学校 青少年夏学校|14〜18歳で4週間

ソウルの高麗大学校の韓国語センターが開く青少年夏学校は、満14〜18歳が対象の4週間の課程で、2026年は7月6日から31日まで、先着30人で募集しました。韓国語の授業は平日の午前に1日4時間あり、初級・中級・上級に分かれます。

午後はテコンドーやK-POPダンス、料理などの文化授業で、受講料は地方への1泊2日〜2泊3日の旅行や、板門店などの見学も含む料金です。住まいは希望すれば大学の寮(3人部屋・食事なし)に入れます。2027年の募集はまだ掲載されていないため、大学の公式サイトでご確認ください。

Lexis Korea|13〜17歳が1週間から

ソウル江南の語学学校Lexis Koreaのジュニア課程は、13〜17歳が対象で、毎週月曜日に始まり、1〜6週間から選べます。午前は3時間の韓国語の授業、午後は景福宮の見学などのアクティビティという1日の流れです。

住まいはホームステイの1人部屋で、朝食と夕食が付き、門限は日曜〜木曜が午後6時、金曜・土曜が午後8時と決められています。2027年の夏は6月14日から8月6日までの期間に毎週月曜日に始まると掲載されていて(最後に始まれる日は学校に確認)、夏休みの週だけを選びやすい形です。

LTL|12〜17歳のホームステイ型キャンプ

語学学校LTLのソウルのサマーキャンプは、ホームステイ型が12〜17歳を対象にしていて、週20時間の授業を平均5〜8人、最大12人の少人数で受けます。午後はソウル市内の見学、週末は日帰り旅行という例が紹介されているプログラムです。

ホームステイは1人部屋で朝食と夕食が付き、空港送迎や交通カードも含むと案内していて、急病のときは時間を問わず病院に付き添うとしています。料金と2027年の予約の条件は、学校に問い合わせて確かめましょう。

中高生向けの課程は4週間で約62万〜77万円

中高生向けの課程の費用は、公式の料金から計算すると、4週間で授業と住まいを合わせて約62万〜77万円が目安です。高3なら、寮を合わせて約31万円で4週間学べる大学の夏期講座もあります。航空券や保険、食費の一部は別にかかるため、家庭で用意する総額はさらに上がります。

課程

期間

料金に含まれるもの

円の目安

高麗大学校 青少年夏学校

4週間

授業・旅行・見学と寮

約77万円

Lexis Korea ジュニア

4週間

授業・ホームステイ・送迎

約62万円

Lexis Korea ジュニア

1週間

授業・ホームステイ・送迎

約23万円

高麗大学校 国際夏期講座

4週間・1科目

授業と出願料

約23万円

金額は各校の2026年の料金で、三菱UFJ銀行の2026年10月16日の電信売相場(TTS、100ウォン=11.96円)で換算しました。国際夏期講座は高3か18歳以上が対象で、4週間の寮(2人部屋)を加えると約31万円になり、食費と保険は別です。2027年の料金は多くがまだ発表されていないため、最新は各校の公式サイトでご確認ください。

4週間なら授業と住まいで約62万〜77万円

4週間の課程では、高麗大学校の青少年夏学校が受講料550万ウォン(約66万円)と寮費90万ウォン(約11万円)で、合わせて約77万円です。受講料には教材費や旅行、文化授業、見学が含まれますが、食費は自分で払います。

Lexis Koreaのジュニア課程は4週間で516万ウォン(約62万円)で、授業料や教材、アクティビティに加えて、ホームステイの宿泊と朝夕の食事、空港送迎も含みます。同じ4週間でも料金に含まれるものが違うため、食事や送迎まで並べて比べましょう。

1週間から選べる課程は約23万円

Lexis Koreaのジュニア課程は1週間189万ウォン(約23万円)から申し込め、2週間なら304万ウォン(約36万円)です。週の数が増えるほど1週間あたりは安くなり、4週間では1週間あたり約15万円になります。

高麗大学校の青少年夏学校のように4週間で決まっている課程と比べると、短い期間を選べるぶん総額を抑えやすい一方、授業の時間も短くなります。予算と、子どもが何を身につけたいかの両方から期間を決めましょう。

保険と食費、航空券は別に見込む

授業と住まいのほかに、海外旅行保険、食費の一部、週末の遠足、航空券が別にかかります。高麗大学校の青少年夏学校の料金に含まれるものに保険は書かれておらず、Lexis Koreaでは週末の遠足が任意の別料金で、空港での未成年の付き添いサービスは20万ウォン(約2万4,000円)の別料金です。

外務省は、海外旅行保険に入っていないと治療費や入院費を全額払う場合があるとして、緊急移送まで含む十分な補償の保険を勧めています。航空券は時期と予約のタイミングで大きく変わるため、課程が決まったら早めに見積もりを取りましょう。

トビタテの奨学金は韓国なら月12万円

国の「トビタテ!留学JAPAN」の高校生向け第12期では、韓国への留学に月12万円(家計基準を超える場合は月6万円)の奨学金と、留学準備金21万円が支給されます。14〜31日の留学なら奨学金は1回分の12万円で、対象は2027年7月10日以降に始まる14日以上の留学です。

ただし、語学の勉強だけの計画は対象外で、探究活動を含む計画であることが条件です。応募は在籍校を通して行います。新高校2・3年生は第一日程で、学校から機構への申請期限は2027年1月21日ですが、生徒が学校に出す締切はそれより前に学校が決めるため、早めに在籍校に確かめましょう。最新の条件は、トビタテの公式サイトでご確認ください。

未成年を送り出す前に確かめる安全の決まり

未成年の子どもを韓国に送り出すときは、住まいの見守りの形、外務省が注意を呼びかけるトラブル、保険と連絡の手段を、申し込む前に確かめておきましょう。外務省は韓国の治安を比較的安定しているとしていますが、短期の滞在でも注意は欠かせません。

寮かホームステイかで見守りの形が違う

住まいが寮かホームステイかで、ふだんの見守りの形が変わる点に注意が必要です。Lexis Koreaはジュニア課程の生徒に飲酒・喫煙・夜の店への立ち入りを禁じ、ホームステイの門限も決めていて、決まりを破ると保護者の費用負担で帰国させることがあるとしています。

一方でLexis Koreaは、学校が監督しない自由時間の事故には責任を負わないと明記しています。高麗大学校の青少年夏学校の寮は3人部屋で食事が付かず、寮の案内ページには門限や見守りの体制が書かれていないため、申し込む前に大学に問い合わせて確かめましょう。

外務省は詐欺や夜の一人歩きに注意を呼びかける

外務省は、韓国で歓楽街や夜間に人通りの少ない場所を一人で歩くのを控えるよう呼びかけています。日本人の被害例として、ネットで知り合った人にアイドルのチケット代の名目で送金して連絡が取れなくなる詐欺や、SNSで知り合った人との飲酒をきっかけにした性犯罪も挙げています。

知人からでも荷物の運搬を頼まれて違法薬物の運び屋にされる例があり、少量の所持でも重い刑罰の対象です。困ったときは警察の112番に電話し、「ジャパニーズプリーズ」と言えば通訳を交えて話せることを、出発前に子どもと確かめておきましょう。

保険とたびレジは保護者も内容を確かめる

文部科学省の「高等学校等における海外留学に関する危機管理ガイドライン」(2023年6月)は、海外旅行保険には必ず入り、その補償内容を保護者も確かめるよう求めています。生徒向けの心構えは、単独行動をしない、自分の居場所を知らせて連絡がとれるようにする、家族に定期的に連絡する、などです。

3か月未満の滞在なら、外務省の「たびレジ」に登録すると現地の安全情報を受け取れて、保護者のメールアドレスも一緒に登録できます。登録の方法と最新の安全情報は、外務省の公式サイトでご確認ください。

入国手続きと夏休みに間に合う準備

日本国籍の高校生が夏休みに韓国で語学研修をするなら、90日以内はビザなしで入国でき、17歳以下はK-ETA(電子旅行許可)の申請もいりません。大学の夏の課程は春に申し込みが締め切られることがあるため、春までに行き先を決めておくと安心です。

90日以内ならビザなしで語学研修ができる

外務省によると、観光や語学研修などを目的とした90日以内の短期滞在なら、ビザなしで韓国に入国できます。90日を超える場合や働く場合は、あらかじめ韓国大使館などでビザを取る必要があり、ビザなしで入国したあとの滞在期間の延長は原則として認められません。

17歳以上の外国人は、入国審査で指紋と顔の情報を提供し、パスポートを常に持ち歩く決まりがあります。違反すると100万ウォン以下の罰金の対象になるため、17歳の高校生には外出時もパスポートを持つよう伝えておきましょう。ビザと入国の決まりの最新は、外務省や駐日韓国大使館の公式サイトでご確認ください。

17歳以下はK-ETAの申請がいらない

K-ETAの公式サイトによると、入国日の時点で17歳以下の人はK-ETAの申請がいりません。入国日に18歳になっている高3は対象になりますが、日本国籍の人は2026年12月31日まで申請が一時的に免除されていて、2027年以降の扱いはまだ発表されていません。

K-ETAが免除される人も入国申告は必要で、到着の3日前から無料で作れる電子入国申告(e-Arrival)を使えば、紙の入国申告書を書かずに済みます。手続きは変わることがあるため、出発前にK-ETAと電子入国申告の公式サイトで最新をご確認ください。

大学の夏の課程は春に締め切られることがある

大学の夏の課程に行くなら、春のうちに申し込みを済ませる必要がある場合があります。高麗大学校の青少年夏学校は2026年に4月24日から5月27日まで先着30人で申し込みを受け付け、国際夏期講座の出願締切は5月15日でした。高3が対象になり得る短期集中課程の2027年夏の2回目は、5月19日から6月9日が申込期間です。

青少年夏学校は7月6日、国際夏期講座は6月29日に始まっていて、日本の高校の夏休みより前に始まることがあるため、在籍校の学年暦と照らし合わせましょう。毎週月曜日に始まる語学学校なら日程を合わせやすく、JASSOは短期研修の準備期間の目安を「半年〜3か月」としています。

よくある質問

高校生の韓国短期留学について、保護者が気になる4つの質問への答えです。

1週間の短期留学でも意味はありますか?

目的しだいです。Lexis Koreaのジュニア課程の授業は1週間で15時間ほどで、語学堂の正規課程の1級分(200時間)の1割に届かないため、会話力が大きく伸びるとは言い切れません。一方でJASSOは、数週間の短期留学でも視野が広がる機会になるとしていて、ハングルに慣れる、学び続けるきっかけにするなど目標を決めて行くと得るものがあります。

保護者の同意書は必要ですか?

求める書類は課程ごとに違うため、募集要項で確かめましょう。高麗大学校の青少年夏学校(2026年)の提出書類は、パスポートのコピー、自己紹介書、送金確認書の3つでした。未成年が一人で飛行機に乗るときの決まりは、航空会社の案内でご確認ください。

韓国のワーホリとは何が違いますか?

高校生の短期留学は、ビザなしで行く90日以内の語学研修で、ワーキングホリデーとは別の制度です。韓国のワーホリはH-1ビザを取って行く制度で、原則18〜25歳(事情により30歳まで)が対象で、30万円以上の残高証明が必要です。最新の条件は韓国大使館の公式サイトでご確認ください。

学期中に休んで行ってもいいですか?

欠席の扱いは在籍校が決めるため、先に相談しましょう。大学の夏の課程は日本の夏休みより前に始まることがあり、2026年の高麗大学校の青少年夏学校は7月6日に始まりました。トビタテに応募する場合も、在籍校が教育上役立つと認める計画であることが条件です。

まとめ

高校生が個人で申し込める韓国の短期留学は、大学の中高生向け課程、語学学校のジュニア課程、高3向けの条件つき課程の3種類です。中高生向けの課程の費用は4週間で授業と住まいを合わせて約62万〜77万円が目安で、大学の夏の課程は春に申し込みが締め切られることがあります。

まずは子どもと目的と期間を決め、課程の募集要項で年齢の条件と見守りの体制を確かめましょう。韓国のホームステイの暮らし方は、韓国のホームステイの記事でも紹介しています。

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