シドニーで暮らして知った自由の値段
4.0
27歳で出発2026年4月5日基本情報
| 出発時の年齢 | 27歳 |
|---|---|
| 渡航先 | 🇦🇺 オーストラリア |
| 主な滞在都市 | シドニー |
| 滞在期間 | 8ヶ月 |
投稿者: 南半球
シドニーでの生活は、きらきらした留学というより、自分の未完成さを毎日見せつけられる時間でした。最初は英語もおぼつかず、店で聞き返されるだけで少し落ち込み、仕事探しでも思ったように進まず、自分は何をしに来たのだろうと考えたこともあります。ただ、そこで全部が嫌にならなかったのは、街に妙な明るさがあったからです。休日にフェリーに乗って景色を見るだけで、昨日うまくいかなかったことをいったん脇に置けました。完璧に話せるようになったわけでも、劇的に人生が変わったわけでもありませんが、できない自分を受け入れたまま前に出る感覚は、この滞在で少し身についたと思います。日本では慎重さを長所だと思っていましたが、海外ではそれだけだと何も始まらない場面が多く、雑でも一歩出すことの大事さを覚えました。
良かった点
- ✓シドニーで良かったのは、街そのものに余白があることでした。日本にいた時は、毎日をこなすだけで精一杯で、景色を見ても何も入ってこない感じがありましたが、シドニーでは通勤途中の海や公園だけでも気持ちが切り替わりました。人との距離感も心地よく、必要以上に踏み込まず、でも困っていると意外と助けてくれる雰囲気があります。英語が完璧でなくても、まずは伝えようとする姿勢を受け止めてもらえることが多く、自分の中の変な萎縮が少しずつ取れていきました。生活費は高いですが、その分だけ単なる観光ではなく、生活を丸ごと動かしてみる価値はあったと思います。
大変だった点
- ✕一番大変だったのは、何をするにもお金が軽く飛んでいくことでした。家賃はもちろん、外食も交通費も日本の感覚でいると想像以上に効いてきます。最初の頃は、せっかく海外に来たのだからと気が大きくなっていましたが、数週間で現実に戻されました。また、英語も学校に通っていない分、自然に伸びるわけではなく、こちらから会話に入っていかないと同じ毎日の繰り返しになりがちでした。さらに、仕事探しはタイミングや運も大きく、やる気だけではどうにもならない場面もありました。開放感のある街ですが、楽園というより、自由と引き換えに自己管理を求められる場所だと感じました。
これから行く人へのアドバイス
シドニーは思っている以上に生活コストが高いので、理想だけで行くと途中でかなり苦しくなります。最初の資金計画は甘く見ない方がいいです。そのうえで、英語力に自信がなくても、黙っていると本当に何も進まないので、間違ってもいいから話しかける癖をつけた方が得です。海外生活は自分探しというより、自分の雑さと弱さに向き合う時間だと思って行くと、期待外れになりにくいです。