🇦🇺 オーストラリアシドニー1年1ヶ月

「何者でもなかった自分」がシドニーで見つけた、本当の自信と自立

5.0
25歳で出発2026年4月5日
共有:

基本情報

出発時の年齢25
渡航先🇦🇺 オーストラリア
主な滞在都市シドニー
滞在期間1年1ヶ月

投稿者: K

私は20代後半で「このままでいいのか」という焦燥感を抱え、逃げるように日本を飛び出しました。しかし、シドニーでの生活は決して「逃げ」ではなく、むしろ自分を真正面から見つめ直す激しい日々でした。

語学学校を卒業後、ようやく見つけたのはホテルのハウスキーピングと、夜のレストランでの皿洗いの掛け持ちでした。日本ではデスクワークしかしたことがなかった自分にとって、肉体労働は想像以上にハードでしたが、そこで働く多国籍な同僚たちとの出会いが私を救ってくれました。ブラジル、タイ、イタリア、韓国。背景はバラバラですが、皆がそれぞれの目標のために懸命に働いていました。彼らと拙い英語で夢を語り合い、仕事終わりに安いビールを飲みながら笑い合った時間は、どんな贅沢よりも価値のあるものでした。

数ヶ月後、粘り強く交渉して念願だったローカルのホスピタリティ職を得ることができ、給与も一気に上がりました。自立して生活し、異国の地で自分の居場所をゼロから作り上げたという事実は、日本で失いかけていた「自己肯定感」を大きく回復させてくれました。

この1年で、私は「何があっても自分で何とかできる」という生存能力を身につけました。帰国した今、以前よりもずっと心が軽く、前向きに自分の人生を選択できるようになりました。

良かった点

  • シドニーでの生活で最も良かったのは、他人の目を気にせず「自分らしく生きる」ことが当たり前な空気感に触れられたことです。日本では常にスーツを着て、周囲の顔色を伺いながら働いていましたが、シドニーでは朝、出勤前にビーチで泳いでいる人、公園で裸足で読書をする人、年齢に関係なく新しいキャリアに挑戦する人など、多様な生き方を目の当たりにしました。 また、気候が素晴らしく、晴天率が高いことが精神衛生上とてもプラスに働きました。都会でありながら、少し足を伸ばせばロイヤル国立公園のような手つかずの大自然があり、週末に友人とハイキングやキャンプに出かけることで、デジタルデトックスができ、心身ともにリフレッシュできる環境が整っています。 さらに、オーストラリアの「ワークライフバランス」を重視する文化も大きな衝撃でした。残業を美徳とせず、家族や自分の時間を最優先にする彼らの姿勢を見て、自分のこれまでの働き方を見直すきっかけになりました。

大変だった点

  • 最も過酷だったのは、現在のシドニーが抱える「住宅難」と「物価高」の波に直面したことです。到着後すぐにシェアハウスを探しましたが、1つの部屋のインスペクション(内見)に30人以上が並んでいる光景を見て絶望しました。何件申し込んでも断られ、バックパッカーズホステルを転々とする日々は精神的にかなり追い詰められました。最終的に決まった部屋も、リビングにカーテンで仕切りを作っただけの「リビングシェア」で、プライバシーがほとんどない生活からスタートせざるを得ませんでした。 また、仕事探しにおいても、現地での経験(ローカルエクスペリエンス)がない新参者には厳しく、何十軒とレジュメを配り歩いても連絡すら来ない日が続きました。物価が高いので、貯金がみるみる減っていく恐怖と戦いながら、それでも諦めずに街を歩き回るタフさが求められました。英語力についても、学校で習う英語とネイティブが現場で話すスピードや訛りには大きな差があり、最初は聞き取りに苦労して何度も聞き返しては落ち込む毎日でした。

これから行く人へのアドバイス

シドニーはチャンスに溢れた街ですが、同時に「準備と覚悟」が必要です。特に資金面は、余裕を持って準備することをおすすめします。お金の余裕は心の余裕に直結します。また、仕事探しや家探しで断られるのは当たり前です。「自分の人格が否定された」と落ち込まず、ゲームのように数をこなすメンタルを持ってください。英語は完璧である必要はありませんが、「伝えようとする意志」だけは絶対に捨てないでください。一歩踏み出した先には、想像もできないような新しい自分が待っています。

6軸評価

費用内訳(月額)

月間生活費¥280,000
月間家賃¥140,000
月間食費¥70,000
月間収入¥420,000
体験談を投稿口コミを投稿