オーストラリアのホームステイの持ち物|家にある物と服装・電源
オーストラリアのホームステイでは、ベッドやシーツ、机は家に用意されます。自分で持つ物の分け方、240Vの電源と変換プラグ、到着の季節に合わせた服装、家のWi-Fiとお金の用意、持ち込みに申告が要る食べ物と薬まで分かります。

「オーストラリアのホームステイには、何を持っていけばいいのだろう」。タオルやドライヤーは家にあるのか、季節が逆の国でどんな服が要るのか、迷う方も少なくないはずです。スーツケースの重さには限りがあるので、要らない物まで入れたくないという気持ちも重なります。
そこで本記事では、ホームステイ先に用意される物と自分で持つ物を、ホームステイの手配団体の方針、大学の留学生向けの案内、オーストラリア政府の情報で整理します。家にある物を表で確かめられるので、荷物を減らしやすくなるでしょう。
あわせて、電化製品のプラグと電圧、到着の季節に合わせた服装、ネットとお金の用意、持ち込みに申告が要る食べ物と薬も同じ流れで確かめていきましょう。
ホームステイ先に用意される物と自分で持つ物
オーストラリアのホームステイでは、ベッドやシーツ、机などの家具は家に用意されるので、日本から持っていく必要はありません。タオルや洗面用具など身の回りの物と、書類やお金を中心に荷物をまとめましょう。
分け方 | 主な物 |
|---|---|
家に用意される物 | ベッド・シーツ・机・椅子・照明・収納 |
使わせてもらえる物 | 洗濯の設備・浴室・家のネット |
自分で持つ物 | タオル・洗面用具・服・変換プラグ |
機内に持ち込む物 | パスポート・書類・お金・常備薬 |
家に用意される物は、ホームステイの手配団体AHNの方針(2026年5月見直し)でホストに求められている物です。学校が別の団体で手配する場合は、案内の内容を確かめましょう。
ベッドとシーツ、机は家に用意される
AHNの方針では、ホストは学生に個室を用意し、ベッド、シーツ、机、椅子、照明、引き出しのある収納を追加の料金なしでそろえることになっています。季節に合わせた冷暖房と、洗濯の設備や鍵のかかる浴室を使えることも決まりです。
寝具や家具を日本から持っていく必要はないので、その分のスペースを服や身の回りの物に使えます。到着前にホストと連絡を取れるなら、部屋にある物を聞いておくと安心です。
タオルや洗面用具は自分で用意する
AHNがホストに用意を求めている物には、タオルやシャンプーなどの洗面用具は入っていません。家によって貸してもらえることもありますが、最初の数日分は自分で持っていくと安心です。
シャンプーやボディソープは現地のスーパーでも買えるので、日本から大量に持っていく必要はありません。肌に合う物が決まっている人だけ、使い慣れた物を多めに入れておきましょう。
書類とお金は機内に持ち込む
パスポート、学校の入学許可の書類、保険の書類、カード、少しの現金は、預ける荷物ではなく機内に持ち込むかばんに入れます。到着してすぐに入国審査や空港からの移動で使うからです。
ホストファミリーの住所と電話番号も、紙とスマートフォンの両方に控えておきましょう。毎日飲んでいる薬も、預けた荷物が遅れたときに備えて手元に置いておくと安心です。
電化製品はプラグと電圧を確かめて持つ
オーストラリアの電気は240ボルトで、コンセントの形も日本と違うため、変換プラグは必ず持っていきます。100ボルト専用のドライヤーは使えず、手配団体によってはモバイルバッテリーを家で充電できない決まりもあるので注意しましょう。
コンセントは3本ピンで変換プラグが要る
西シドニー大学の留学生向けの案内によると、オーストラリアの電気は240ボルト、50ヘルツで、コンセントは3本ピンの形です。日本のプラグはそのまま差し込めないため、オーストラリア用の変換プラグを用意します。
スマートフォンやノートパソコンなど、複数の機器を同時に充電したい人は、変換プラグを2つ以上持っていくと便利です。日本の家電量販店なら、出発前に手に入れられます。
ドライヤーは240Vに対応しているか確かめる
変換プラグは形を合わせるだけで、電圧は変わりません。日本の100ボルト用のドライヤーやヘアアイロンを240ボルトで使うと、壊れたり発熱したりするおそれがあります。
持っていく電化製品は、本体や充電器の表示が「100-240V」になっているかを確かめましょう。対応していないドライヤーは持っていかず、現地で買うか、ホストに借りられるかを聞くのが確実です。
AHNの家ではモバイルバッテリーを充電できない
AHNの方針では、火事を防ぐために、ホストの家で電動自転車とモバイルバッテリーを充電することを認めていません。AHNが手配するホームステイでは、モバイルバッテリーを持っていっても家では充電できないと考えておきましょう。ほかの団体で手配する人も、家の決まりを確かめておくと安心です。
オーストラリア民間航空安全局(CASA)によると、モバイルバッテリーと予備のリチウム電池は預ける荷物に入れず、必ず機内に持ち込みます。部屋を出るときは照明や暖房を消すなど、電気を大切に使うこともAHNの方針に書かれています。家の決まりは家庭ごとに違うので、到着した日にホストと確かめましょう。
服装は到着の季節に合わせて選ぶ
オーストラリアは南半球にあるため、季節が日本と反対になります。到着する月の気温を確かめて、最初の数週間に着る服を中心に持っていきましょう。
季節は日本と反対になる
西シドニー大学の案内では、シドニーに12〜5月に着く学生は夏を中心とした暖かい時期にあたり、気温は20〜35度とされています。日本の冬に出発しても、着いた日から夏服が必要になります。
日差しが強い時期でもあるので、帽子やサングラスもあると便利です。オーストラリアは国土が広く、都市によって気候が違うため、住む都市の気温も確かめておきましょう。
6〜11月着なら防寒着も持つ
同じ案内によると、シドニーに6〜11月に着く学生は冬を中心とした涼しい時期にあたり、気温は8〜25度です。朝晩は冷えるので、薄手のダウンやフリースなど、重ね着できる上着を用意しましょう。
冬の服はかさばるので、全部をスーツケースに入れず、季節が変わる頃に家族に送ってもらう方法もあります。送り方と日数は、留学の荷物を送る方法の記事にまとめています。
家の中で過ごす服も用意する
ホームステイでは、ホストファミリーと同じ家で暮らすので、部屋着やパジャマ、室内用の履物があると過ごしやすいでしょう。家族の前に出ても気にならない服を選ぶと安心です。
洗濯は家の設備を使わせてもらえるので、服は1週間ほどで着回せる量で足ります。洗濯のやり方は家ごとに違うため、何曜日に洗うかなどを到着後に確かめましょう。
ネットとお金の用意
ホームステイ先のネットは使えますが、主に勉強のためで、使える量に限りがある家もあります。動画をたくさん見る人は自分のスマートフォンの通信を用意し、到着してすぐ使う豪ドルも少し持っていきましょう。
家のWi-Fiは勉強用で量に限りがある
AHNの方針では、ホストは学生に家のネットを使わせることになっていますが、使い方は主に勉強のためとされています。ネットの料金を学生に別に求めることは認められていません。
多くのネットの契約には使える量の制限があるため、最初にホストと使い方を話し合うよう方針は求めています。到着した日に、Wi-Fiのパスワードと使ってよい量を確かめましょう。
動画を見るならスマホの通信を用意する
AHNの方針は、映画やゲームなど大きなファイルのダウンロードや、高画質の動画の視聴を控えるよう求めています。家族みんなのネットが遅くなるからです。
動画をよく見る人は、自分のスマートフォンのデータ通信や、学校のWi-Fiを使うのがマナーです。日本で使えるeSIMや、現地で買えるSIMカードを出発前に調べておきましょう。
着いてすぐ使う豪ドルを少し持つ
西シドニー大学は、空港からの移動や食事に使う豪ドルを少し持って到着するよう案内しています。空港の両替はレートが高く、週末に着くと次の平日まで両替できないこともあるからです。
現金で払うときは豪ドルしか使えないので、日本円だけで出発しないようにしましょう。お小遣いはカードを中心に使い、現金は数日分にとどめると、なくしたときの心配も減ります。
持ち込みに申告が要る食べ物と薬
オーストラリアは食べ物や薬の持ち込みの決まりが厳しく、持ち込めない物と、入国のときに申告が必要な物があります。お土産や常備薬を入れる前に、オーストラリア国境警備隊の案内で確かめましょう。
生の果物や手作りの食べ物は持ち込めない
オーストラリア国境警備隊によると、りんごやみかんなどの生の果物や、手作りの料理やお菓子は原則として持ち込めません。機内で出された食べ物も、持ち込めない物に入っています。
一方で、ビスケットやケーキ、チョコレートなどのお菓子は持ち込める物に挙げられています。ホストファミリーへのお土産にお菓子を選ぶなら、市販の物にしましょう。
お茶やコーヒーは申告が必要
お茶やコーヒー、はちみつ、種などは、持ち込むときに申告が必要な物です。申告すれば持ち込める物もあるので、迷ったら隠さずに申告しましょう。
日本のお茶を持っていきたい人は、入国の書類で申告しましょう。肉や卵を使った食品などは扱いが変わることがあるため、国境警備隊の案内で品目ごとに確かめると確実です。お土産選びのこつは、ホームステイのお土産の記事で確かめられます。
処方薬は処方箋か医師の手紙と持つ
オーストラリアの薬の当局TGAによると、処方薬は元の箱のまま持ち込み、何をどれだけ持っていくかが分かる処方箋か医師の手紙を持っていく必要があります。持ち込めるのは3か月分までです。
3か月を超えて滞在する人は、残りの分を後から取り寄せる方法もTGAで案内されています。薬によっては許可が必要な物や持ち込めない物もあるので、TGAの案内で確かめましょう。毎日飲む薬がある人は、出発前に医師に手紙を書いてもらいましょう。英語で書いてもらうと、入国の係官にも伝わりやすくなります。
よくある質問
オーストラリアのホームステイの持ち物について、よく出る質問への答えをまとめました。
バスタオルは持っていくべきですか?
最初の数日分は持っていくと安心です。AHNがホストに用意を求めている物にタオルは入っておらず、家によって貸してもらえるかが違います。
日本のドライヤーは使えますか?
100ボルト専用の物は使えません。本体の表示が「100-240V」になっていれば、変換プラグを付けて使えます。
お土産にお菓子を持っていけますか?
市販のビスケットやチョコレートなどのお菓子は持ち込めます。手作りのお菓子は原則として持ち込めないので、市販の物を選びましょう。
荷物が入りきらないときはどうしますか?
すぐに使わない物は、日本から送る方法があります。急がない物は船便、早く必要な物はEMSなど、届くまでの日数で送り方を選びましょう。
まとめ
オーストラリアのホームステイでは、ベッドやシーツ、机は家に用意されるので、タオルや洗面用具、季節に合った服を中心に持っていきます。電気は240ボルトで、変換プラグが必要です。AHNが手配する家ではモバイルバッテリーを充電できず、生の果物や手作りの食べ物は原則として持ち込めません。
次にやることは、到着する月の気温と、ホストの家にある物を確かめてから荷造りを始めることです。ホームステイの費用や暮らしのルールは、オーストラリアのホームステイの記事で確かめられます。
この記事の出典
決まり・数値は2026年10月31日に各公式サイトで確認しました。最新は各公式サイトでご確認ください。
- Australian Homestay Network「AHN Homestay Policy」
- Western Sydney University「What to Bring to Australia」
- Australian Border Force「Can you bring it in?」
- Civil Aviation Safety Authority「New safety resources in 20 languages help holiday travellers pack right」
- Therapeutic Goods Administration「Entering Australia」