2026年10月23日

「大学に進学する」は英語で?4つの言い方と英米の違い・例文

「大学に進学する」は go to university、高校の次に進む感じなら go on to university。入学・合格・在籍の言い方の使い分け表、英米で違う university と college・冠詞のルール、志望理由書やメールの例文、学費・入試・合格の英単語、海外の大学に必要な英語力の目安まで辞書の用例とともに整理しました。

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「大学に進学する」は英語で?4つの言い方と英米の違い・例文

「大学に進学する」を英語でどう書けば自然なのか、go to university と go on to university のどちらを使えばよいのか、迷う方は少なくありません。志望理由書や面接の準備を進めるほど、college との違いや the の有無まで気になってきます。辞書には例文が多く、自分の文に合う形を選ぶのは意外と難しいものです。

そこで本記事では、「大学に進学する」の4つの言い方を、場面ごとに使い分ける方法を辞書の用例とともに紹介します。イギリスとアメリカで違う大学の呼び方や冠詞のルールも押さえられるので、出願書類で不自然な英語を使う心配が減るはずです。

あわせて、学費・入試・合格など留学で一緒に使う英単語と、海外の大学に必要な英語力の目安も同じ流れで解説します。

「大学に進学する」の英語は4つの言い方で使い分ける

「大学に進学する」は、ふだんの会話や作文なら go to university、高校の次の段階へ進む感じを出すなら go on to university と言います。入学・合格・在籍を言いたいときは、それぞれに合う動詞に切り替えるのが基本です。

4つの言い方と、入学・合格の言い方の違いを先に表で整理します。

言いたいこと

英語

向いている場面

大学に行く

go to university / go to college

会話・作文全般

高校から大学へ進む

go on to university

進路の説明

大学に入学する

enter university

書類・改まった文

入学を認められる

be accepted / be admitted

合否の報告

合格して入る

get into +大学名

会話・作文

大学に通っている

attend / study at +大学名

自己紹介・書類

go to college はアメリカ英語の言い方です。英米の違いは次の章で詳しく説明します。

一番よく使うのは go to university

「大学に進学する」を一番シンプルに言うなら go to university です。オックスフォード大学出版局の学習者向け辞書 Oxford Learner's Dictionaries には、イギリス英語の用例として次の文が載っています。

He's hoping to go to university next year. 訳:彼は来年、大学に進学したいと思っている。

アメリカ英語では、同じ意味で go to college が一般的です。Cambridge Dictionary にも「They want their kids to go to college.」という用例があり、「子どもを大学に行かせたい」という意味になります。どちらの言い方も、university や college の前に the を付けないのが基本の形です。

高校の次に進む感じを出すなら go on to

高校を卒業して次の段階として大学へ進む、という日本語の「進学」に近いのは go on to university です。Oxford Learner's Dictionaries は go on to something を「ある項目から次の項目へ進む」と説明しています。

About a third of the pupils go on to university. 訳:生徒の約3分の1が大学に進学する。

この文はロングマン現代英英辞典の用例で、「進学」の場面でそのまま使える形です。「進学」を直訳した advance to university は辞書の大学進学の用例には出てこず、advance は試合で次に勝ち進む場面の用例が中心となっています。間違いとまでは言えないものの、自然さを優先するなら go on to を選ぶのが無難でしょう。

入学と合格は enter と get into

「大学に入学する」と改まって言うなら enter university です。Oxford Learner's Dictionaries は enter に「改まった言い方」の表示を付け、「He entered college in 2023.」という用例を載せています。

合格を伝えるときは、be accepted が分かりやすい言い方になります。Cambridge Dictionary のアメリカ英語の用例「She applied to six universities and was accepted by three.」は、「6校に出願して3校に合格した」という意味です。

get into +大学名も「合格して入る」の意味で使え、Oxford Learner's Dictionaries の用例は「She's got into Durham to study law.」です。会話でも作文でも使えますが、志望理由書などの書類では enter や be accepted の方が改まった印象になります。

在籍して通っているなら attend と study at

大学に在籍して通っていることを言うなら、attend か study at +大学名を使います。attend は Oxford Learner's Dictionaries で「改まった言い方」とされていて、書類やメールに向く語です。

辞書の用例:She studied at the University of Edinburgh. 訳:彼女はエディンバラ大学で学んだ。出典は Oxford Learner's Dictionaries。

会話では、イギリス英語なら be at university、アメリカ英語なら be in college で「大学に通っている」と言えます。同じ辞書の注記にある「My daughter is at university.」と「My son is in college.」は、どちらも子どもが大学生だと伝える文です。

英米で違う大学の呼び方と冠詞のルール

大学の英語はイギリスとアメリカで呼び方が違い、冠詞の the を付けるかどうかにも決まりがあります。出願先の国の英語に合わせて選べば、書類やメールで誤解されにくくなります。

英米で言い方が分かれる主な語は次のとおりです。

意味

イギリス英語

アメリカ英語

大学に行く

go to university

go to college

大学に通っている

be at university

be in college

大学院・大学院生

postgraduate

graduate school / graduate student

専攻する

study / read

major in

学費

tuition fees

tuition

read は「大学で専攻する」という意味の、古風な、または改まったイギリス英語です。Oxford Learner's Dictionaries には「I read English at Oxford.」という用例があります。

アメリカでは大学を college と呼ぶ

アメリカでは、学部で最初の学位をめざす人の話をするとき、college が university の意味でよく使われます。Oxford Learner's Dictionaries の用法の注記には「Where did you go to college?」「Ohio State University.」というやりとりがあり、答えが university の名前でも問題ありません。

同じ注記によると、アメリカ英語で university を使うときは a か the を付けて特定の大学を指します。アメリカには2年制の community college もあります。アメリカ国務省の留学情報サイト EducationUSA が紹介しているのは、そこで2年学んだあと大学に移り、学士号をめざす「2+2」の進み方です。

イギリスの college は大学ではないことがある

イギリス英語の college は、大学ではなく16〜18歳が通う学校を指すことがあります。Cambridge Dictionary はイギリスの college を「16〜18歳の教育の場」と説明し、「After my GCSEs I want to go to college for my A levels.」という用例を載せています。

GCSE と A level はイギリスの中等教育の試験で、この文の college は大学に入る前の学校のことです。イギリスの大学に進む話なら、go to college ではなく go to university と書きましょう。オーストラリアでも大学は university と呼び、くだけた会話では uni とも言います。

go to university に the を付けない理由

go to university に the を付けないのは、建物ではなく「大学で学ぶこと」という活動を表しているからです。Cambridge Dictionary の文法解説は、school や hospital について「建物ではなく、そこで行われる活動を言うときは the を付けない」と説明しています。

同じ解説では、「When I was at school」は生徒として学校にいたこと、「When I was at the school」はその建物にいたことを表します。イギリス英語で go to the university と書くと「その大学の建物へ行く」という意味に取られやすいので、大学で学ぶ話なら the を付けません。一方のアメリカ英語では、特定の大学を指して a university や the university と言うことがあります。

大学名には「the University of York」のように the が付く形と、「York University」のように付かない形があり、正式な表記は各大学の公式サイトに合わせます。また university は母音字で始まっても発音が子音なので、an ではなく a university と書くのが正しい形です。

大学院への進学は graduate school で言う

「大学院に進学する」は、アメリカ英語なら go on to graduate school、イギリス英語なら go on to postgraduate study と言えます。Oxford Learner's Dictionaries では、graduate school は北米英語、postgraduate は主にイギリス英語の語という扱いです。

イギリスの大学出願機関 UCAS も、学部を卒業したあとは「you can move on to postgraduate study」と説明しています。graduate の意味も英米で違い、イギリスでは大学を卒業した人を指すので、高校の卒業生だと伝えるなら a high school graduate のように名詞を添えると誤解されません。

大学に進学する英語を場面別の例文で覚える

大学に進学する英語は、予定・希望・過去といった時制と、会話・志望理由書・メールといった場面に合わせて形を変えると自然になります。ここでは辞書に載っている用例と、それをもとにした作例を分けて示すので、自分の文に合わせて使い分けてください。

予定と希望は be going to と hope to で言う

進学の予定は be going to、希望は want to や hope to と組み合わせると伝わります。辞書には次のような用例があります。

辞書の用例:She's going to study law at university. 訳:彼女は大学で法律を学ぶ予定だ。出典は Cambridge Dictionary。

辞書の用例:She wants to go to university to study biology. 訳:彼女は生物学を学ぶために大学へ行きたがっている。出典はロングマン現代英英辞典。

すでに進学したことを話すなら、過去形の went to や went on to を使います。

作例:I went on to university after high school. 訳:高校を卒業して大学に進学した。

自己紹介や会話で進路を伝える例文

現地の友人やホストファミリーとの会話では、相手の質問の形を知っておくと答えやすくなります。Cambridge Dictionary の「Which university did you go to?」と、Oxford Learner's Dictionaries の「Where did you go to college?」は、どちらも「どこの大学に行ったの?」と聞く文になっています。

作例:I'm planning to go to university in the UK. 訳:イギリスの大学に進学するつもりです。

作例:I want to study economics at university. 訳:大学では経済学を学びたいです。

イギリスやオーストラリアでは、くだけた会話で university を uni と縮めて言います。Oxford Learner's Dictionaries には「Where were you at uni?」という用例があり、「どこの大学に通っていたの?」という意味です。

志望理由書では pursue a degree が使える

志望理由書のような改まった文では、pursue a degree in ~で「~の学位をめざす」と書けます。pursue は Oxford Learner's Dictionaries で「改まった言い方」とされている語です。

辞書の用例:She's pursuing a degree in biochemistry. 訳:彼女は生化学の学位をめざして学んでいる。出典は Oxford Learner's Dictionaries。

作例:I hope to pursue a degree in environmental science. 訳:環境科学の学位をめざしたいと考えています。

pursue higher education という言い方も見かけますが、辞書の用例は pursue a degree や pursue a career の形です。学位名を入れた pursue a degree in ~の方が、何を学びたいのかが具体的に伝わります。なお志望理由書は、イギリスの出願機関 UCAS では personal statement という名前です。

出願や合格を大学に伝えるメールの例文

大学へのメールでは、apply to +大学名で「出願する」、apply for +求めるものの形で「入学や奨学金を申し込む」と使い分けます。Oxford Learner's Dictionaries には「I applied to three universities.」と「He's applied for admission to the local college.」の両方の用例があります。

作例:I am writing to ask about the entry requirements for international students. 訳:留学生の入学要件について伺いたく、ご連絡しました。

entry requirements は UCAS が使う「入学要件」の言い方です。条件付きの合格を先生やホストファミリーに伝えるなら、Oxford Learner's Dictionaries の用例「She received a conditional offer from the University of Warwick.」の主語と大学名を入れ替えて使えます。

留学で一緒に使う大学の英単語

海外の大学への進学では、「留学先の大学」「学費」「入試」「合格」といった言葉も欠かせません。出願先の国の公式な呼び方に合わせると、書類やメールで相手に正しく伝わります。

進学や留学の話でよく出る言葉を一覧にしました。

日本語

英語

主に使う国

留学生

international student

共通

学部生

undergraduate

共通

学部という組織

faculty / school

共通

学位・学士号

degree / bachelor's degree

共通

入学要件

entry requirements

イギリス

志望理由書

personal statement / essay

イギリス・アメリカ

大学進学準備コース

foundation year / pathway program

イギリス・オーストラリア

表の語は、Oxford Learner's Dictionaries や Cambridge Dictionary の定義と、UCAS・EducationUSA・オーストラリア政府の留学サイト Study Australia の表記をもとにしたものです。

海外の大学・留学先の大学・正規留学の英語

「海外の大学」は a university abroad か an overseas university で表せます。Oxford Learner's Dictionaries は abroad を「外国で・外国へ」と説明しているので、「海外の大学に留学する」は study at a university abroad と組み立てられるわけです。

留学先の大学は host university と呼び、カナダのマギル大学も交換留学の案内で「Once admitted to your host university」という見出しを使っています。学位の取得をめざす正規留学の学生を表すのは degree-seeking student、交換留学を表すのは exchange program という言葉です。米イリノイ大学は、交換留学生を学位をめざさない学生として受け入れると説明しています。

学費は tuition と tuition fees で言う

学費のうち授業料は、アメリカ英語では tuition、イギリス英語では tuition fees と言うのが基本です。Cambridge Dictionary の説明では、学費の意味の tuition は「主にアメリカ英語で、イギリスではふつう tuition fees」です。

イギリス政府のサイト GOV.UK も「Your university or college sets your tuition fee」と書き、授業料は大学が決めると案内しています。アメリカの大学の案内では tuition and fees という組み合わせもよく使われ、EducationUSA も「a wide array of tuition and fees」と表現しています。

入試の制度は admissions で言う

入試の制度や選考の仕組みを言うなら admissions、試験そのものなら entrance exam です。Cambridge Dictionary は admissions を「大学などが学生を受け入れる手続き、またはそれを担当する部署」と説明していて、出願書類の送り先は admissions office と呼ばれます。

海外の大学の選考は、日本の一般入試のように試験1回で決まる形ばかりではありません。EducationUSA は出願の条件が大学ごとに大きく違うとし、エッセイを出願で最も大切な要素の一つに挙げています。「入試制度」を英語で書くなら、作例として the university admissions system という形がその一例です。

合格を表す offer と acceptance

イギリスやオーストラリアでは、大学が出す「入学の申し出」を offer と呼びます。試験結果などの条件を満たす必要がある conditional offer と、すでに席が確保された unconditional offer の2種類があるというのが、UCAS の説明です。

Study Australia も、出願が通ると letter of offer と acceptance form を受け取ると案内しています。acceptance は申し出を受け入れることで、アメリカでは be accepted を使って合格を表すのが一般的です。合格通知の呼び方は国によって違うので、acceptance letter と決めつけず、出願先の公式の呼び方に合わせると確実でしょう。

海外の大学に進学するのに必要な英語力

海外の大学に進学するには、TOEFL iBT や IELTS などの英語のスコアが出願の条件になることが多く、必要な点数は大学ごとに違います。スコアが足りないときも、条件付きの入学や進学準備コースという道があるので、あきらめる必要はありません。

多くの大学は TOEFL や IELTS のスコアを求める

英語圏の大学の多くが留学生に求めるのは、英語の試験のスコアの提出です。たとえばシアトルにあるワシントン大学 University of Washington は、留学生に TOEFL・IELTS・Duolingo English Test のいずれかの公式スコアを出すよう案内しています。

基準は大学によって違うため、EducationUSA は各大学の留学生向けの入試担当のサイトで条件を確かめるよう勧めています。IELTS の公式サイトによると、大学で学ぶために受けるべき試験は IELTS Academic です。

TOEFL iBT は2026年から新しい点数に

TOEFL iBT は2026年1月21日から、1〜6を0.5刻みで示す新しい尺度に変わりました。試験を運営する ETS によると、移行期間の2年間は従来の0〜120点に換算した点数も成績表に併記されます。

大学の基準も新旧が並んで書かれるようになり、カリフォルニア大学は TOEFL iBT 4.5、2026年1月より前の受験なら80を最低基準にしています。ETS の対応表では、2026年1月21日より前に受けた試験の点数で4.5にあたるのは86点以上です。古い記事の「80点あればよい」という情報だけで準備すると、目標を低く見積もるおそれがあります。

数値は2026年10月時点の各公式サイトの情報です。最新は各大学・試験団体の公式サイトでご確認ください。

足りないときは条件付き入学や進学準備コース

スコアが基準に届かなくても、条件付きで入学を認める大学があります。EducationUSA は、成績はよいものの英語力が足りない出願者に conditional admission を出す大学があると説明しつつ、それで本課程への入学が自動的に決まるわけではないとしています。

イギリスのロイヤル・ホロウェイ・ロンドン大学が開いているのは、英語力の向上を条件に合格した学生向けの、入学前の英語コースです。オーストラリアの Study Australia も、大学に進む準備として英語コースや6か月〜1年の Foundation Studies などを紹介しています。

ただし JASSO の海外留学情報サイトは、語学研修を条件に仮の入学が認められても、決められた英語力に届くまでは専門の授業を受けられず、正規の大学生ではないことが多いと注意を促しています。

よくある質問

大学に進学する英語について、よく出る質問への答えをまとめました。

「大学受験」は英語で何と言いますか?

入学試験そのものは entrance exam で、Oxford Learner's Dictionaries には a university entrance exam という用例があります。選考の仕組み全体を指すなら admissions が合い、Cambridge Dictionary の用例「College admissions can be a very fraught process for parents.」がその例です。

「大学生になる」は英語でどう言いますか?

大学生活を始めるという意味なら、start university がぴったりです。ロングマン現代英英辞典には「Some people take a year off before they start university.」という用例があり、改まった言い方として enter university も挙げられています。

「海外の大学に行きたい」は英語でどう言いますか?

作例を挙げると、I want to study at a university abroad. という形です。志望理由書のような改まった文なら、I hope to pursue a degree at a university abroad. のように pursue a degree を使うと、学位をめざす気持ちまで伝わります。

まとめ

「大学に進学する」は、ふだんなら go to university、高校の次に進む感じを出すなら go on to university と言います。アメリカでは college を使い、イギリスの college は大学を指さないことがあるため、出願先の国の英語に合わせることが大切です。

次にやることは、志望する国を1つ決め、その国の大学の公式サイトで出願の用語と英語の基準を確かめることです。国ごとの留学の情報は国別ガイドでも調べられます。

この記事の出典

辞書の定義・用例と各機関の情報は、2026年10月21日に各公式サイトで確認しました。英語の試験の基準は変わることがあるので、最新は各大学・試験団体の公式サイトでご確認ください。

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