2026年10月28日

韓国の長期留学は学期で決める|3か月・半年・1年のビザと費用

韓国の長期留学は語学堂に通う学期の数で考えると計画しやすくなります。3か月はビザなしで1学期、半年・1年はD-4ビザで2〜4学期。期間別の費用の目安と進める級、残高証明やアルバイトの条件、住まいと保険の決め方まで分かります。

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韓国の長期留学は学期で決める|3か月・半年・1年のビザと費用

「韓国に長期留学したいけれど、3か月・半年・1年のどれにすればいいのだろう」。期間によってビザが要るのか、費用はいくら見ればいいのか、1年いればどこまで話せるのか。決めることが多く、計画が立てにくいと感じている方は少なくないはずです。仕事や学校をどれだけ休めるかとも合わせて考えなければなりません。

そこで本記事では、韓国の長期留学を語学堂に通う学期の数で区切り、3か月・半年・1年ごとのビザ・費用・進める級の目安を整理します。同じ物差しで並べるので、自分の予算と目標に合う期間を選びやすくなるでしょう。

あわせて、住まいや保険の決め方、ワーホリとの比べ方も同じ流れで確かめていきましょう。

韓国の長期留学は語学堂の学期の数で考える

韓国の長期留学は、大学付属の語学堂に何学期通うかで計画すると分かりやすくなります。語学堂の1学期は約10週で、3か月なら1学期、半年なら2学期、1年なら4学期が目安です。

期間

学期の数

ビザ

進める級の目安

3か月

1学期

ビザなし

1つの級

半年

2学期

D-4

2つの級

1年

4学期

D-4

4つの級

級の目安は、毎学期の試験に合格して順調に進級した場合です。ビザの条件は2026年10月時点の案内で、最新は大使館や各校の公式サイトでご確認ください。

語学堂の1学期は約10週で年4学期

韓国の大学の語学堂の正規課程は、春・夏・秋・冬の4学期制です。日本学生支援機構(JASSO)によると、午前か午後に1日4時間の授業を受け、1学期単位でも参加できます。

1学期は約10週なので、期間を決めるときは「何学期通うか」から逆算すると計画が立てやすくなります。開講日と出願の締め切りは、学校ごとに異なるのが注意点です。たとえば2027年春学期は、延世大学校が3月5日の開講に対して1月15日、ソウル大学校が3月8日の開講に対して2026年12月24日が出願の締め切りです。行きたい学期の半年前には学校を決めておきましょう。

1学期ごとに1つ上の級へ進む

語学堂の正規課程は1〜6級に分かれ、10週ずつ1つの級を学ぶ仕組みです。最初にレベル分けの試験を受け、学期末の試験に合格すると次の級へ進みます。

韓国語がまったく初めての人は1級から、日本で学んできた人は2級や3級から始めることもあるでしょう。出発前に初級の文法を少しでも学んでおくと、限られた期間で上の級まで進みやすくなります。

1年通えば4つの級を学べる

1年で4学期通えば、順調に進級した場合に学べるのは4つの級です。1級から始めた人なら4級、3級から始めた人なら6級まで進める計算です。

ただし、授業で分かることと街で話せることは、同じではありません。33歳でソウルに5か月滞在した人は、Study Work Hubの体験談にこう書いています。

授業では理解できても、実際の会話になると発音や話す速さが違って聞こえ、戸惑うことが多くありました。

この人は、授業だけに頼らず、買い物や食事の場面でも韓国語を使うよう勧めています(体験談を読む)。長く滞在するなら、授業の外で韓国語を使う時間をどれだけ作れるかも計画に入れておきましょう。

3か月なら1学期をビザなしで学べる

3か月ほどの留学なら、入国から出国までを90日以内に収めれば、ビザなしで語学堂の1学期に通えます。2026年12月31日までは、日本人は電子渡航認証K-ETAも要りません。

入国から出国まで90日以内なら1学期通える

日本人は、語学研修などを目的とした90日以内の滞在なら、ビザなしで韓国に入国できるのが基本です。語学堂の1学期は約10週なので、開講前のレベル分け試験なども含めて90日以内に収まれば、ビザなしで1学期通えます。

開講日の数日前に入国し、修了式の後すぐ帰国する日程なら、たいてい90日に収まります。航空券を取る前に、学期の開始日と終了日を確かめて日数を数えましょう。10週も休めない人は、延世大学校の3週間のプログラム(2026学年度は108万ウォン、2027学年度は122万ウォン)のような短い課程もあり、詳しくは韓国短期留学の記事で比べられます。

ビザなしで入ると滞在は延ばせない

ビザなしで入国すると、韓国で滞在を延ばしたりビザを切り替えたりできません。2学期目も続けたくなったときは、いったん帰国してビザを取り直す必要があります。

「3か月で様子を見て、合えば延長したい」と考えているなら、D-4ビザで2学期分を申し込む方法もあります。ただしD-4では2学期分の授業料を先に払い、残高証明などの準備も要り、合わなかったときに返金されるのは一部だけです。2学期分を払ってでも続けたいかを基準に、出発前に何学期通うかを決めておきましょう。

2026年末まではK-ETAも不要

韓国にビザなしで入る人に求められる電子渡航認証(K-ETA)は、日本人は2026年12月31日まで一時的に免除されています。駐日韓国大使館が、免除期間を2026年12月31日まで延長すると案内しています。

2027年以降に出発する人は、K-ETAの扱いが変わるかもしれません。出発の1か月前には、大使館の最新の案内を確かめておきましょう。

半年・1年ならD-4ビザで学ぶ

半年や1年の留学では、語学研修のためのD-4ビザを取って語学堂に通います。2学期分の登録や残高の証明が求められ、アルバイトは韓国に来て6か月たってから条件つきで認められます。

D-4は語学堂の課程に通う人のビザ

90日を超えて語学堂に通うなら、語学研修のD-4ビザ(D-4-1)が必要です。在大阪韓国総領事館は、D-4-1の対象を大学付属の語学堂の韓国語研修課程としています。

大学の学部や大学院で学ぶ場合は、別の留学ビザ(D-2)が必要です。申請の流れや必要な書類は韓国の留学ビザの記事で詳しく確かめられます。

2学期分の登録と残高証明が求められる

D-4ビザで通う人には、学校が2学期分以上の登録を求めることも珍しくありません。延世大学校と慶熙大学校は、少なくとも2学期分の登録を条件にしています。

残高の証明も必要で、ソウル大学校や慶熙大学校は1,000万ウォン(約118万円)以上の残高証明を求めており、ソウル大学校は発行から30日以内、慶熙大学校は出願の締め切りから30日以内のものとしています。出願の締め切りに間に合うよう、残高証明の発行の時期も逆算しておきましょう。

アルバイトは6か月たってから条件つき

D-4ビザでのアルバイトは、韓国に来てすぐには始められません。韓国政府の留学案内Study in Koreaによると、入国から6か月たってから、許可を得て決められた時間の範囲で働けます。

半年の留学ではほとんど働けないため、生活費は日本で用意しておく必要があります。1年の留学でも後半の数か月に限られるので、アルバイトの収入を前提にしない予算を組みましょう。

期間別の費用の目安

授業料と生活費だけで、3か月は約47万〜59万円、半年は約93万〜117万円、1年は約187万〜235万円が目安です。申請料や航空券、保険は別にかかります。

期間

授業料

生活費

合計の目安

3か月

170万〜196万ウォン

225万〜300万ウォン

約47万〜59万円

半年

340万〜392万ウォン

450万〜600万ウォン

約93万〜117万円

1年

680万〜784万ウォン

900万〜1,200万ウォン

約187万〜235万円

授業料はソウルの主な語学堂の午前クラスの1学期170万〜196万ウォン、生活費はStudy in Koreaの月75万〜100万ウォンをもとにした計算です。円は三菱UFJ銀行の2026年10月23日の公表相場(TTSとTTBの中間値、1万ウォン=約1,183円)で換算しています。Study in Koreaの生活費の内訳を足すと月85万〜130万ウォンになるため、余裕を見て予算を組みましょう。各校の授業料は韓国語学堂の比較の記事に出典付きでまとめています。

3か月は約47万〜59万円

3か月の留学は、授業料1学期分と3か月の生活費で約47万〜59万円です。ビザの申請料はかかりませんが、学校の申請料(数万〜十数万ウォン)と往復の航空券、海外旅行保険が別に必要です。

寮に入れれば住まいの費用を見通しやすくなります。1学期だけの留学は、休学や長期休暇を使って韓国語の基礎を固めたい人に向いた形です。

半年は約93万〜117万円

半年の留学は、授業料2学期分と6か月の生活費で約93万〜117万円です。D-4ビザの申請に向けて、1,000万ウォン(約118万円)以上の残高証明を求める学校もあります。

費用の合計に近い金額を、出発前に口座に用意しておく必要があると考えましょう。1級から始めれば、2学期で初級の1・2級を終え、中級の3級に進める計算です。

1年は約187万〜235万円

1年の留学は、授業料4学期分と12か月の生活費で約187万〜235万円です。延世大学校は2027学年度から授業料を1学期196万ウォンに上げると公表しているため、年度をまたぐと金額が変わることがあります。

30歳でソウルに1年滞在した人は、家賃や交通費は日本より安く済む一方で、食費は高くついたと振り返っています(体験談を読む)。生活費は住む場所と自炊の仕方で大きく変わるので、上限側で予算を組んでおくと安心です。長く通う人は、成績に応じた奨学金も確かめましょう。漢陽大学校は1学期に100人へ級ごとに90万〜30万ウォンを、梨花女子大学校は成績が最上位で次の学期も通う人の授業料を1回だけ半額にしています。

長期留学の前に決めておくこと

長く滞在するほど、住まい・保険・ビザの選び方が満足度と費用を左右します。最初の学期は寮で暮らしてから部屋を探し、半年以上なら保険の入り方を確かめ、原則25歳以下ならワーホリとも比べましょう。

最初の学期は寮、その後は部屋を探す

語学堂の寮は人数が限られ、新入生だけが対象の学校もあります。高麗大学校の寮は正規課程の新入生だけが最大1学期、延世大学校の寮の定員は各学期の学生の約10%で先着順です。

長く滞在するなら、最初の学期は寮に入り、街に慣れてから部屋を探す流れが現実的です。JASSOの海外留学情報(2024年調査)によると、大学近くのワンルームは保証金1,000万ウォンで家賃が平均57万4,000ウォン、別に管理費が平均7万2,000ウォンかかるので、保証金の分も予算に入れておきましょう。

半年以上なら保険の入り方を確かめる

JASSOの海外留学情報(2024年調査)によると、韓国に6か月以上滞在すると国民健康保険への加入が義務になります。日本の海外旅行保険とどう組み合わせるかで、毎月の保険料と、病気やけがのときの安心が変わるからです。

入る時期や保険料の考え方は韓国留学保険の記事で整理しています。出発前に、日本の保険をどこまで掛けるかを決めておきましょう。

25歳以下ならワーホリも比べる

働きながら長く滞在したい人は、ワーキングホリデーも選択肢です。韓国のワーホリはH-1ビザで、申請できるのは原則18〜25歳(事情があれば30歳まで)、30万円以上の残高の証明が必要です。

2025年10月1日からは、日本人は韓国のワーホリに生涯2回参加できるようになりました。語学堂に通う時間を確保しつつ働きたい人は、留学ビザとワーホリのどちらが目的に合うかを比べてみましょう。

よくある質問

韓国の長期留学について、よく出る質問への答えをまとめました。

韓国に1年留学すると韓国語はどこまで話せますか?

語学堂に4学期通って順調に進級すれば、4つの級を学べます。1級から始めた人なら4級までで、授業の外で韓国語を使う時間をどれだけ作れるかでも伸び方が変わります。

3か月の留学にビザは要りますか?

入国から出国までが90日以内なら要りません。日本人は2026年12月31日までK-ETAも免除されています。90日を超える場合はD-4ビザが必要です。

半年の留学でアルバイトはできますか?

ほとんどできません。D-4ビザでは、入国から6か月たってから許可を得て働けるため、半年の留学では生活費を日本で用意しておく必要があります。

1学期だけ通って延長することはできますか?

ビザなしで入国した場合、韓国で滞在を延ばすことはできません。2学期分を前払いしてでも続けたいなら、最初からD-4ビザで2学期分を申し込む方法があります。

まとめ

韓国の長期留学は、語学堂に何学期通うかで考えると計画しやすくなります。3か月ならビザなしで1学期、半年や1年ならD-4ビザで2〜4学期通い、授業料と生活費で1年なら約187万〜235万円が目安です。

次にやることは、通いたい期間と予算を決め、候補の語学堂の開講日と出願の締め切りを確かめることです。学校ごとの授業料や寮は韓国語学堂の比較の記事で比べられます。

この記事の出典

制度・料金は2026年10月28日に各公式サイトで確認しました。最新は各公式サイトでご確認ください。

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