ワーホリのeSIM完全比較|Airalo・Holafly・Saily・Ubigiの選び方
ワーホリで使えるeSIM主要4社(Airalo・Holafly・Saily・Ubigi)を料金・容量・無制限プラン・テザリングで比較。到着〜1週間の繋ぎ、1か月の繋ぎ、長期滞在の用途別おすすめと、設定3ステップを体験談で解説。

ワーホリや留学で最初に「やっておいてよかった」と口を揃えて聞くのが渡航前のeSIM設定です。飛行機を降りた瞬間にマップが開き、迎えの人や宿泊先に連絡できる安心感は、到着日の混乱を大幅に和らげてくれます。一方で、長期滞在(6か月以上)は現地キャリアの本契約SIMの方がコスト的に有利なケースが多く、使い分けを知っておくことが重要です。この記事では、eSIMと物理SIMの違いから、渡航前・到着後の選択肢、設定の流れ、よくある失敗まで、初めての海外渡航者にもわかるように解説します。
なお、携帯キャリアの料金プランや対応端末は頻繁に変わります。本記事に記載の金額はあくまでも目安の幅であり、最新の料金・プラン・対応機種は各サービスの公式サイトで必ずご確認ください。
そもそもeSIMとは?物理SIMとの違い
eSIMの仕組みをやさしく説明
eSIMとは「Embedded SIM(組み込みSIM)」の略で、スマートフォンの内部に最初から組み込まれた小さなチップのことです。従来のSIMカード(プラスチック製のカードを物理的に差し込むもの)とは異なり、インターネット経由で通信プランをダウンロードするだけで使えます。カードの差し替えや郵送待ちが不要で、日本にいながら渡航先の通信プランを購入・設定できるのが最大のメリットです。対応機種はiPhone XS以降(2018年発売)、Google Pixel 3以降、Samsung Galaxy S20以降が目安ですが、キャリア版(docomo・au・SoftBankで購入した端末)はSIMロック解除が必要な場合があります。
eSIMと物理SIMの特徴比較
比較項目 | eSIM(海外eSIMサービス) | 物理SIM(現地キャリア契約) |
|---|---|---|
契約の場所 | 日本からアプリ・Webで完結 | 現地の店舗またはネット通販 |
到着即使用 | ◎ 空港を出た瞬間から使える | △ SIM入手・設定が必要 |
短期(1週間〜1か月)コスト | ○ 期間限定プランが豊富 | △ 月額契約が基本で割高になりやすい |
長期(3か月以上)コスト | △ 月額換算で割高になりがち | ◎ 月額プランが安く安定 |
日本番号の維持 | ◎ 日本SIMとデュアル運用が可能 | △ 別途対応が必要 |
端末条件 | eSIM対応・SIMフリー端末が必要 | SIMフリー端末が必要 |
テザリング | サービスによって制限あり | プランによって自由度が高い |
デュアルSIM運用という選択肢
多くの最新スマートフォンはeSIMと物理SIMを同時に使う「デュアルSIM」に対応しています。ワーホリ・留学でよく使われる運用方法は「eSIM(渡航先の通信用)+日本の物理SIM(番号維持・SMS受信用)」の組み合わせです。帰国後に日本の番号が必要な場面(銀行の二段階認証など)でもそのまま受け取れるため、渡航前に日本のSIMを解約せず維持することを検討してみてください。
渡航前と現地、どちらで通信を準備するか
「渡航前eSIM」が向いている人
渡航前にeSIMを購入しておくのは、到着日から行動量が多い人に特に向いています。空港から宿泊先への移動でマップを使う、到着日中に銀行口座開設や住居探しに動く、語学学校の入学オリエンテーションが翌日にある、といった状況では、到着即通信できるメリットが活きます。また、現地の言語や手続きに不安がある場合も、日本語サポートのある海外eSIMサービスを渡航前に契約しておく方が安心です。費用の目安は渡航国・期間によって異なりますが、1週間プランで1,500円〜3,500円程度が多く見られます(2026年時点の参考値。最新料金は各社公式サイトでご確認ください)。
「現地SIM」が向いている人
滞在が3か月を超える場合や、コストを最優先にしたい場合は、現地キャリアとの直接契約(物理SIM)を早めに契約する方が有利になりやすいです。オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・イギリスなど主要なワーホリ先では、現地キャリアの月額プランが20〜30GBで日本円換算で2,000〜4,500円程度(為替・プランによって大きく変動します)と手頃で、長期滞在には向いています。ただし、契約にはパスポートや現地の住所が必要なことが多く、到着直後の数日〜2週間は別の手段で通信を確保しておく必要があります。
“私は日本にいるうちから現地の掲示板を毎日チェックし、相場とエリアの治安を徹底的にリサーチして初動を早めましたが、準備不足で来た人は数ヶ月間ホステル暮らしを余儀なくされていました。
男性 26歳 カナダ・トロント 13ヶ月 ★4.0 体験談を読む →
渡航前・到着後の通信選択肢まとめ
タイミング | 手段 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
渡航前(日本から) | 海外eSIMサービス | アプリで完結、到着即使用 | 到着日から動きたい人、初渡航者 |
渡航前(日本から) | 海外Wi-Fiルーター | 複数人でシェア可、端末不問 | グループ渡航、eSIM非対応端末ユーザー |
到着後すぐ | 空港内SIM自販機・キオスク | 即入手できる、割高なことが多い | 事前準備ゼロで到着した人 |
到着後1〜2週間以内 | 現地キャリア店舗 | 月額プランで安く安定 | 長期滞在(3か月以上)の人 |
ホテル・宿泊先 | Wi-Fi(無料) | 無料だが外出時は使えない | ごく短期・外出が少ない人 |
主要な海外eSIMサービスの特徴
サービスごとの位置づけ
現在、日本からでも使える海外eSIMサービスは複数あります。それぞれに得意な使い方があるため、自分の渡航スタイルに合わせて選ぶことが大切です。代表的なサービスとしてAiralo・Holafly・Saily・Ubigiの4つをよく耳にしますが、これらはあくまで参考の一例です。サービスは増減しており、新しいサービスが登場することもあります。選ぶ際は「対応国」「データ容量と期間」「テザリングの可否」「サポート言語」を必ず確認してください。
サービスタイプ別の特徴
- データ量指定タイプ(例: 1GB・5GB・20GBなど):使う分だけ買えるため短期渡航や節約したい人向き。使い切ったら追加購入するか、Wi-Fiを活用する前提で使う
- 無制限タイプ:動画視聴やSNS投稿が多い人に向く。ただしほとんどのサービスでテザリング(スマホをWi-Fiルーター代わりに使う機能)に制限がある。PCで仕事する人は注意が必要
- 月額・定期更新タイプ:長期滞在で本契約SIMの代わりとして使うことを想定したもの。自動更新の設定には注意する
- 地域プランタイプ:複数の国を1つのeSIMでカバーできる。ヨーロッパ周遊やアジア複数国を回る旅行者に向く
料金の参考目安(オーストラリアの場合)
サービスタイプ | 1週間プラン目安 | 1か月プラン目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
データ量指定(1〜3GB) | 500〜1,500円程度 | —(短期向き) | 超過後は通信停止か追加購入 |
データ量指定(10〜20GB) | 1,500〜3,000円程度 | 2,500〜5,000円程度 | テザリング可否を確認 |
無制限タイプ | 2,000〜3,500円程度 | 5,000〜10,000円程度 | テザリングは多くが1日500MB前後に制限 |
月額定期更新 | —(月単位が基本) | 3,000〜6,000円程度 | 為替・サービスによって大きく変動 |
上記はあくまでも参考の幅です。為替レートやプランの変更によって大きく異なります。購入前に必ず公式サイトの最新料金をご確認ください。また、カナダ向けのeSIM・SIM情報についてはカナダのSIM・eSIM選び方のページも参考にしてください。
“携帯や家などの契約などは日本語可能なエージェントなどを利用することになるので無駄な費用もかかってしまいました。
女性 30歳 韓国・ソウル 13ヶ月 ★5.0 体験談を読む →
渡航前のeSIM設定の流れ
端末の確認(一番最初にやること)
eSIMを使うには、まず自分のスマートフォンが条件を満たしているか確認する必要があります。確認すべき点は2つです。
- eSIM対応機種かどうか:スマートフォンのメーカーサイトやApple・Googleのサポートページで確認できます。iPhone XS・XR以降、Pixel 3以降、Galaxy S20以降が目安ですが、機種によって異なります
- SIMロックが解除されているかどうか:docomo・au・SoftBank・楽天などのキャリアで購入した端末は、SIMロックと呼ばれる制限がかかっていることがあります。各キャリアのアプリやWebサイトから無料で解除できる場合が多いので、渡航の2週間前までに確認・解除しておきましょう
購入から設定までのステップ
端末の確認が終わったら、以下の手順でeSIMを購入・設定します。
- サービスのWebサイトまたはアプリを開く(AiraloやHolaflyなどのeSIMサービス)
- 渡航先の国と利用期間・データ容量を選ぶ(例:オーストラリア・14日間・10GB)
- クレジットカードで支払い(Visaまたは海外対応のカードが便利)
- QRコードまたはインストールコードを受け取る(メールで届くことが多い)
- スマートフォンの設定アプリを開き、eSIM追加の画面からQRコードを読み取る(iPhone の場合:設定 → モバイル通信 → SIMを追加 → QRコードを使用)
- eSIMがインストールされたことを確認する(この時点ではまだアクティベーション不要)
設定は日本のWi-Fi環境があるうちに完了させておくのがポイントです。渡航当日の空港でWi-Fi環境がないと設定できない場合があります。
現地到着後のアクティベーション
現地空港に到着したら、スマートフォンの設定でeSIMをオンにして、データローミング(海外での通信を許可する設定)を有効化します。多くの場合、1〜3分ほどで通信が開始されます。接続されない場合は、機内モードをオン・オフすることで解決するケースがよくあります。アクティベーション後は、eSIMをオフにしている間は通信が停止するため、使わないときも設定をオフにしすぎないよう注意してください。
現地SIMへの切り替えと長期滞在の通信設計
本契約SIMを契約するタイミング
ワーホリや長期留学(3か月以上)の場合、現地キャリアとの月額契約(本契約SIM)を早期に結ぶことで、毎月のコストを抑えられます。目安として到着後1〜2週間以内に本契約SIMを手配するのが一般的な流れです。ただし、契約にはパスポートに加え、現地の住所や電話番号(仮のものでもOKな場合が多い)が必要なことがあります。渡航直後のeSIMが「住所が決まるまでの橋渡し」として機能します。
デュアルSIMでの切り替え方法
本契約SIMに切り替えるとき、eSIMを削除する必要はありません。スマートフォンの設定でeSIMをオフにし、物理SIMをオンにするだけで切り替えられます。また、eSIMと物理SIMを同時に使うデュアルSIM運用も可能です。例えば「データ通信はeSIM、電話番号は本契約SIM」のように使い分けることができます。どのように使い分けるかは、到着後に自分の生活スタイルが見えてきてから決めても遅くありません。
長期滞在での月額コスト感(参考)
オーストラリア・カナダ・ニュージーランドなど主要なワーホリ先では、現地キャリアの月額プランが日本円換算で2,000〜5,000円程度(30GB前後)で契約できることが多いです。一方、海外eSIMサービスの1か月プランは、同程度の容量で5,000〜10,000円程度になるケースもあります。長期滞在で毎月コストがかさむことを考えると、現地キャリアへの切り替えは早めに検討する価値があります。ただし、料金は為替や各社プランの変更によって大きく変わるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。
“日本のように常に快適とはいかず、通信の不安定さや設備面の不便さに戸惑う場面がありました。
女性 25歳 フィリピン・セブ 2ヶ月 ★5.0 体験談を読む →
よくある失敗と回避策
失敗1:SIMロック解除を忘れて空港で使えなかった
日本のキャリアで購入した端末(特に数年前の機種)はSIMロックがかかっており、eSIMや海外SIMが使えないことがあります。出発当日に気づいても解除が間に合わないケースもあるため、渡航の2週間前までにSIMロック解除を完了させておきましょう。各キャリアの専用アプリやWebサイトから手続きできます(一般的に無料ですが、購入から一定期間が必要な場合があります)。
失敗2:テザリング制限があってPCが使えなかった
多くのeSIMサービス、特に無制限プランはテザリング(スマートフォンをWi-Fiルーター代わりに使う機能)に制限があります。1日あたり500MB程度に制限されていることが多く、PCでの作業やビデオ通話には不十分なことがあります。リモートワークやオンラインミーティングが多い人は、テザリング無制限のプランを選ぶか、本契約SIMへの切り替えを早めることを検討してください。
失敗3:データを使い切って到着日に通信できなくなった
容量限定プランを選んだ場合、思ったより早くデータを使い切ることがあります。動画の視聴・地図の使用・ファイルのダウンロードは特に消費が大きいです。設定アプリからデータ使用量を定期的に確認する習慣をつけ、Wi-Fiが使える場所ではモバイルデータをオフにするように心がけましょう。アプリのバックグラウンド通信をオフにする設定も有効です。
失敗4:現地エージェントに頼んで余計な費用がかかった
体験者の声にもあるように、言語の壁から日本語対応のエージェントを通じてSIM契約をすると、仲介手数料が上乗せされて割高になるケースがあります。主要キャリアの店舗では、英語で手続きするためのサポートスタッフがいることも多く、翻訳アプリを活用しながら直接契約する方が費用を抑えられます。事前に「SIM契約に必要な持ち物・英語フレーズ」を軽く調べておくと安心です。
失敗5:アクティベーションのタイミングを間違えた
eSIMサービスによっては、購入からアクティベーションまでに有効期限があるものがあります。「早めに買って安心」と思って1か月前に購入したところ、渡航時にはすでに有効期限が切れていた、というケースも報告されています。購入から何日以内にアクティベートが必要かを購入前に必ず確認し、渡航1〜3日前の購入が安心です。
よくある質問(FAQ)
eSIMだけで1年間の滞在に使えますか?
技術的には可能ですが、コスト面では長期滞在は現地キャリアの本契約SIMの方が割安になるケースが多いです。eSIMは短期・橋渡し期間向きと考えるのが一般的です。ただし、複数国を移動するスタイルや、現地でのSIM契約手続きが難しい状況では、eSIMサービスの継続利用も選択肢の一つです。
iPhoneとAndroid、どちらがeSIMに使いやすいですか?
どちらも対応機種であれば基本的に使えますが、iPhoneの方がeSIMの設定画面が日本語化されており、手順がわかりやすいという声が多いです。iPhone 14以降は物理SIMスロットがないモデル(主にアメリカで販売されたもの)があり、eSIMが必須になります。Androidは機種によって設定画面が異なるため、購入前にメーカーのサポートページで手順を確認することをおすすめします。
日本の番号はどうすればいいですか?
ワーホリ・留学中に日本の番号を維持したい場合、格安SIM(MVNO)で月額数百円の「最低限プラン」に切り替えて維持する方法が多く使われています。帰国後の銀行やSNSのSMS認証に使えるため、完全に解約しない方が便利なことが多いです。日本のSIMを維持しながら渡航先のeSIMをデュアル運用するのが、現在多くのワーホリ渡航者が選んでいる方法です。
どのくらいのデータ容量が必要ですか?
使い方によって大きく異なりますが、1日あたりの目安としては、地図・SNS・調べ物中心で500MB〜1GB、動画視聴やビデオ通話が多い場合は2〜3GB以上を見ておくとよいでしょう。到着直後は住居探しや仕事探しのためにアプリを多用することが多く、最初の数日はデータ消費が増えがちです。余裕を持って多めの容量を選んでおくか、無制限プランを選ぶのが安心です。
Wi-Fiルーターとどっちがいいですか?
Wi-Fiルーター(ポケットWi-Fi)はeSIM非対応の端末でも使えるのが利点ですが、機器を毎日持ち歩く手間・充電の必要性・紛失リスクがあります。一人旅でeSIM対応端末を持っている場合は、eSIMの方が身軽で手間がかかりません。複数人での渡航や、家族全員分の通信をまとめたい場合はルーターが便利なこともあります。渡航スタイルと端末に合わせて選んでください。
まとめ:SIM・eSIM選びの基本的な考え方
ワーホリ・留学における通信手段の選び方は、大きく「滞在期間」と「渡航直後の動き方」で決まります。到着日から積極的に動きたい人・初渡航で不安が多い人は渡航前eSIM、長期滞在でコストを抑えたい人は早めに現地キャリアへ切り替えが基本の考え方です。多くの人がこの2段階の使い方(渡航前eSIM→現地SIM)を組み合わせています。渡航前にやっておくこととして、SIMロック解除の確認・eSIMの設定・日本のSIMプランの見直しを忘れずに。
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- 荷物全体の準備はワーホリ持ち物リスト2026年版が参考になります
- 到着後1週間の動き方は到着Day 1〜7の10項目で詳しく解説しています
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