2026年5月30日

ファーム仕事の探し方7選|時給A$30〜40でセカンドビザを取る方法

オーストラリアのファーム仕事を確実に見つける7つの方法(Harvest Trail・専門求人・FB・ホステル・口コミ・エージェント・直接訪問)と、季節別作物・時給A$25〜40の収入レンジ・セカンドビザ要件を体験談で解説。

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ファーム仕事の探し方7選|時給A$30〜40でセカンドビザを取る方法

ワーホリのファーム仕事は「セカンドビザ取得の条件を満たす最短手段」でありながら、繁忙期の月収が40〜60万円に届く数少ない選択肢です。しかし、到着してすぐ「仕事が見つからない」「現金払いで記録が残らない」「シーズンを読み違えてスカッた」という失敗を報告する声も少なくありません。探し方のルートを複数知っているかどうかが、最初の1週間で仕事に就けるか否かを分けます。

この記事では、政府公式のHarvest Trailから始まり、ホステル・SNS・人材派遣・直接訪問まで7つの探し方、季節と作物の組み合わせ(作物カレンダー)、時給制と歩合制の違い、住み込みの実態、悪質な仲介や現金払いを回避する方法、そしてセカンドビザの指定労働としてカウントするための注意事項を体験談つきで整理しました。

ファーム仕事の全体像と魅力

セカンド・サードビザ取得の最短ルート

オーストラリアのワーキングホリデービザには、「指定地域(特定の郵便番号)で指定業種(農業・漁業・林業・建設・観光業など)の仕事を88日(約3か月)以上行うと、セカンドビザの申請資格が得られる」というルールがあります。さらにセカンドビザ期間中に指定地域で6か月の同種労働を行うと、サードビザ(3年目)につながります。1年の予定が「もう1年いたい」に変わるパターンは非常に多く、ファーム経験はその選択肢を手元に残すための実質的な投資といえます。

ビザの条件や対象業種は移民局(Home Affairs)の公式サイトで定期的に更新されるため、最新の指定地域・指定業種は必ず公式サイトでご確認ください。セカンドビザへの切り替え全体像はオーストラリア・セカンドビザ取得ガイドでも詳しく解説しています。

収入面のリアルとレンジ

ファームの賃金は時給制(ホーリー・レート)と歩合制(ピース・レート)の2タイプに分かれます。時給制は法定最低賃金A$24.95以上が義務付けられており、安定収入が見込めます。歩合制はバナナ・いちご・ブルーベリーなどの収穫で多く採用されており、作業スピードが収入に直結します。繁忙期でスピードに乗れれば時間あたりA$30〜40の水準に達する人もいますが、初心者の初週はA$300〜500にとどまるケースも現実にあります。

繁忙期のフルタイム勤務かつ得意な作物であれば週収A$1,200〜2,500、月収換算で40〜80万円のレンジに乗る人も出てきます。エリア・作物・シーズン・本人のスピードの4要素が重なってはじめて高収入が見込めるため、「どの時期にどこへ行くか」の下調べが鍵です。

賃金証明3点セット(セカンドビザへの必要書類)

セカンドビザの労働実績として認められるには、「指定郵便番号エリアでの就労」「Payslip(給与明細)の保管」「Superannuation(退職年金)の納付記録」の3点セットが揃っている必要があります。現金払いや記録のない黒字払いでは実績としてカウントされないリスクがあります。

さらに雇用主にForm 1263(Employment Verification Form)のサインをもらう形式が標準的な証明方法です。仕事を始める初日に「セカンドビザのための書類を出してもらえるか」を確認するのが鉄則であり、確認できない場合はその職場を選ばない判断も必要です。

後半はケアンズの農場に住み込み、汗水垂らして働きました。

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季節と作物のマッピング

春・夏(9〜2月)のメイン作物と地域

南半球の春(9〜11月)に活発なのは、クイーンズランド州中部のいちご・ブルーベリー、西オーストラリア州のメロン・スイカ、ニューサウスウェールズ州のアボカドです。気候が比較的穏やかで屋外作業も入りやすく、初心者に適したシーズンといえます。繁忙期には週6日勤務になるファームも多く、一定のまとまった収入が期待できます。

夏(12〜2月)の主役はクイーンズランド北部のマンゴー・パパイヤ・バナナ。気温が35〜40度に達するため体力的に厳しい時期ですが、繁忙期は時給が上がりやすく短期集中で稼ぎたい人に向いています。南オーストラリア州のワイナリー地帯ではぶどう収穫(ヴィンテージ)も夏〜秋にかけて活発です。

秋・冬(3〜8月)のメイン作物と地域

秋(3〜5月)はぶどう・りんご・なしが中心。ビクトリア州・タスマニア州のりんご園、クイーンズランド南部スタンソープ周辺のりんご・なし畑で多くの求人が出ます。選果(ソーティング)やパッキングの作業もこの時期に集中するため、体力に自信がない人でも参加しやすい仕事があります。

冬(6〜8月)は南半球の寒冷期にあたり、南部の収穫が落ち着く一方でクイーンズランド北部のバナナやメロン作付け、野菜類の定植作業が続きます。冬は南部から北部へ移動するワーホリ参加者が多く、コミュニティも形成されやすい時期です。地域・年によって作物の時期は変動するため、行く前にHarvest Trail等で最新の求人状況を確認することを強くおすすめします。

季節(南半球)

主な作物

主要エリア

週収の目安

春(9〜11月)

いちご・ブルーベリー・メロン

QLD中部、NSW、WA

A$1,000〜2,200

夏(12〜2月)

マンゴー・バナナ・ぶどう

QLD北部、SA

A$1,200〜2,500

秋(3〜5月)

ぶどう・りんご・なし

VIC、TAS、QLD南部

A$1,000〜2,000

冬(6〜8月)

バナナ・野菜類・メロン作付け

QLD北部、NT

A$800〜1,600

※週収の目安は繁忙期・フルタイム時の参考値です。歩合制の場合はスキルやスピードにより大きく変動します。

仕事を確実に見つける7つの方法

方法1:政府公式「Harvest Trail」を使う

最も信頼できる出発点は、オーストラリア政府が運営するHarvest Trail(harvesttrail.gov.au)です。州・地域・作物・時期を絞り込んで現在募集中のファームを検索でき、指定郵便番号エリアかどうかも同サイトで確認できます。掲載されている雇用主は一定の審査を経ているため、悪質業者リスクがほかの経路より低い点が利点です。

ただし掲載情報が常に最新とは限らないため、求人を見つけたらファームに直接電話・メールで応募状況を確認するのが基本的な動き方です。英語での電話連絡が不安な場合は、まずメールで問い合わせる方法でも対応してもらえることが多くあります。

方法2・3:専門求人サイトとSNSグループを使う

Harvest Trail以外の求人サイトとして、Backpacker Job Board、Gumtree(カテゴリ「Farm Work」)などが定番です。また、Facebook上には「Backpacker Jobs Queensland」「Working Holiday Jobs Australia」などのグループが複数存在し、直近の求人や「このファームはPayslipが出る/出ない」といった生の情報がリアルタイムで流れます。SNSは検索性が低い点が難点ですが、新鮮な情報量はほかの経路を上回ります。

SNSグループでは詐欺的な投稿が混じることもあるため、雇用主のプロフィールを確認し、Payslipの有無・Superannuationの納付可否を事前に質問してから応募するのが鉄則です。連絡先が個人のMessengerだけの案件には特に注意が必要です。

方法4:バックパッカーホステルを拠点にする

ファーム地域のバックパッカーホステルは「ジョブホステル(Working Hostel)」と呼ばれ、提携ファームへの仕事紹介が宿泊費とセットになっているケースがあります。ホステルスタッフが近隣ファームと直接連絡を取っており、「明日から来られる人いる?」という即日案件が舞い込むことも珍しくありません。

ジョブホステルは週A$180〜280の費用感(食事別)が多く、仕事が始まるまでの待機期間の宿泊費にも使えます。宿泊者同士の情報交換でどのファームが今季給与が良いか・悪いかを把握できるのも大きなメリットです。

方法5:現地の口コミ・人づての紹介

すでにファームで働いている先輩ワーホリからの紹介は、採用されやすさが高く、条件も口頭ですぐ確認できます。語学学校でできた友人、ホステルの同部屋の人、Facebookで知り合った先輩からの一言紹介は、ネット求人より確実なルートになりがちです。

地方に到着したら最初の3日間はとにかく人に話しかけることを意識すると、仕事の糸口が見つかりやすくなります。積極的に動くことの重要性は、体験者の声にも繰り返し登場するポイントです。

方法6:有料エージェント(斡旋業者)を使う

A$200〜500前後の費用で仕事を手配してくれるファーム斡旋エージェントも存在します。英語でのやり取りが苦手な人や、到着してすぐに仕事を確保したい人には利便性があります。一方で、エージェント経由では時給からマージンが天引きされていることがあり、Payslipに記載された時給が最低賃金ギリギリになっていたケースも報告されています。

エージェントを利用する場合は、「Payslipは出るか」「Superannuationは納付されるか」「紹介先ファームの実際の時給はいくらか」を事前に書面または書面に準ずるメッセージで確認しておきましょう。口コミサイトや日本語コミュニティでの評判チェックも必須です。

方法7:ファームを直接訪問する

気になるエリアにレンタカーや中古車で出向き、ファームのオフィスを直接訪問してレジュメを渡す方法です。シーズン直前は「すぐに動ける人」を求めているファームが多く、現場に足を運ぶ行動力が採用につながることがあります。Harvest Trailやグーグルマップでエリア内のファームを事前にリストアップしてから動くと効率的です。

直接訪問は時間・燃料コストがかかりますが、雇用主の顔を直接見て職場環境を感じ取れるメリットがあります。訪問前に電話で「今日、レジュメを持って伺ってよいか」と確認しておくとスムーズです。

方法

費用

即効性

Payslip保証

向いている人

Harvest Trail(公式)

無料

高い

安心感を重視する人

専門求人サイト

無料

要確認

自分でリサーチできる人

SNSグループ

無料

高い

要確認

情報収集が得意な人

ジョブホステル

宿泊費込

高い

中程度

現地で素早く動きたい人

口コミ・紹介

無料

高い

中程度

人脈を広げられる人

有料エージェント

A$200〜500

高い

要確認

英語が不安な人

直接訪問

交通費

中〜高

高い

行動力がある人

仕事先は車で20分のりんごファーム。

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仕事の種類と現場のリアル

収穫・ピッキング:最もポピュラーな仕事

ファーム仕事の大半を占めるのがピッキング(収穫)です。いちご・ブルーベリーなどのベリー類は膝を折った姿勢での作業が続き、腰・膝に負担がかかります。マンゴーやアボカドは高所作業も含まれ、バナナは茎ごと切り落とす重労働です。いずれも特別なスキルは不要ですが、持続する体力と繰り返し動作への慣れが必要です。

歩合制の場合は最初の1〜2週間で自分のペースを把握することが重要で、同じ作物で経験者が1日100kgを収穫するとき初心者は30〜40kgにとどまることも珍しくありません。最初の週は収入が少なくても焦らず、動きのパターンを体に染み込ませる期間と割り切ることが長続きのコツです。

パッキング・選果(ソーティング):体力より正確さが要求される

パッキング(箱詰め)と選果(傷・大きさによる仕分け)は、屋内または屋根付きのシェッドで行う作業です。直射日光を浴びないぶん体力消耗が少なく、作業速度より正確さが評価されます。時給制が多い傾向があり、収入は安定しやすい一方でピッキングよりも時給のアッパーが低いケースがあります。

パッキングはコンベアに沿って数人でチームを組む形式が多く、英語でのコミュニケーションが最低限必要です。ただし日常会話レベルで十分対応できることがほとんどで、英語が苦手な人でも比較的始めやすい仕事のひとつです。

住み込み(ライブイン)の実態

ファームが宿泊施設を提供する住み込みスタイルは、通勤コストゼロ・移動時間なしで効率よく働ける形態です。家賃はPayslipから天引きされ、週A$120〜180程度のケースが多く報告されています。食事が提供されるファームもあれば、共同キッチンで自炊というところもあります。

住み込みの場合は「仕事の日は毎日ファームにいる」状態になるため、シーズン中に都市部へ出かけたり、別のファームに移ったりすることが難しくなります。雇用契約の終了条件や移動の自由度を事前に確認しておくと、後でトラブルを避けられます。オーストラリア地方ファームの生活情報も参考にしてください。

また、仕事は体力的にきついものの、その分しっかり稼げるので、貯金をしながら滞在できた点も大きかったです。

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よくある失敗と回避策

失敗1:現金払い・記録なしでセカンドビザがカウントされない

最も深刻な失敗が「88日間きちんと働いたのにセカンドビザに使えなかった」というケースです。原因の多くは現金払いでPayslipや納税記録が残っていないこと。採用が決まった段階で「毎週Payslipは発行されるか」「TFN(税番号)は登録できるか」「Superannuationは納付されるか」の3点を書面またはメッセージで確認しておくことが必須です。

口頭で「大丈夫」と言われても後で否定されるリスクがあります。確認事項はSMSやメールなど記録が残る形でやり取りし、スクリーンショットを保存しておきましょう。疑問があればワーホリの労働権利・トラブル対処法も参照してください。

失敗2:シーズンを外してスカッてしまう

シーズンを外したエリアに着いてしまうと、ファームには仕事がなく「1週間待ったけど来なかった」という状況になります。Harvest Trailやジョブホステルに事前に電話で「今週・来週から仕事はあるか」を確認してから移動するのが基本です。シーズン情報は変動するため、出発3〜5日前に現地の状況を必ず再確認する習慣をつけておきましょう。

失敗3:悪質なエージェントや中間業者に費用だけ取られる

「保証付き就職」をうたった有料エージェントが費用だけ取って連絡を絶つ事例が過去に報告されています。支払いは仕事が確定してから、かつ領収書を必ず受け取るのが原則です。日本語コミュニティの口コミや、Harvest Trailに登録された正規のプレースメントサービスかどうかを事前に確認しましょう。

失敗4:車の手配を怠ってファームに通えない

ファーム地域は公共交通機関がほぼ存在しないため、車の確保がほぼ必須です。中古車の相場はA$3,000〜8,000程度で、複数人でシェアして購入するパターンも一般的です。国際運転免許証(IDP)は日本出発前に取得しておく必要があります(運転免許センターや自動車連盟で発行可能)。車なしでファーム仕事を探すと選択肢が激減するため、移動手段の確保を最初のステップとして計画に組み込んでおきましょう。

また、ファームワークを考えているなら、日焼け止めと防虫剤、そして何より「体力」と「根性」を準備しておきましょう。

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よくある質問(FAQ)

ファーム仕事は未経験・英語力ゼロでも採用される?

多くのファームが未経験者を歓迎しています。ピッキングやパッキングは1〜2日で動きを覚えられ、特殊なスキルは不要です。英語についても、現場では作業手順を一度見せてもらえれば動けるため、日常会話ができなくても採用されているケースは多く報告されています。ただし採用時の交渉や書類確認は英語で行う必要があるため、最低限の意思疎通能力は事前に準備しておきましょう。

セカンドビザの「88日」はどうカウントする?

88日は暦日ではなく「就労日数」でカウントするため、週5日勤務の場合は単純計算で約18週(4か月強)が必要です。ただし休日・病欠日はカウントされないため、実際の滞在期間は4〜5か月を想定しておくと安心です。正確な計算方法や最新の条件は移民局(Home Affairs)の公式サイトでご確認ください。詳細はセカンドビザ取得ガイドでも解説しています。

歩合制で全然稼げなかった場合、最低賃金の保証はある?

オーストラリアの法律では、歩合制でも1時間あたりの実効賃金が法定最低賃金(A$24.95・2024年基準)を下回ってはならないとされています。実際には守られていないファームも存在するため、週ごとのPayslipで時給換算した金額を確認する習慣をつけることが重要です。問題がある場合はFair Work(フェアワーク・オンブズマン)への相談窓口があります。最新の最低賃金はFair Workの公式サイトでご確認ください。

シーズン外の期間はどう過ごす?

シーズン外は大きく2つの選択肢があります。ひとつは別のエリアへ移動して別のシーズンを追いかける方法(季節の差を利用して年間を通じてファーム仕事を続ける人もいます)。もうひとつは都市部に戻りカフェ・ハウスキーピング・工事など別職種に転換する方法です。建設系の仕事に興味がある場合は建設・工事現場の仕事ガイドも参考になります。

中古車を買う際の注意点は?

ファーム地域で中古車を購入する場合、REVSチェック(ローンが残っていないか確認する無料サービス)とロードワーシー証明(整備証明書)の有無を確認することが基本です。売主が個人の場合はトラブルリスクが高いため、できるだけ書面契約を交わすか、複数人でのシェア購入でリスクを分散する方法もあります。A$3,000以下の激安車は整備状況が不明なケースが多いため、A$4,000〜6,000程度の予算を確保しておくと安心です。

まとめ

ワーホリのファーム仕事は、セカンド・サードビザにつながる最短ルートでありながら、準備次第で月収40〜60万円のレンジも狙える数少ない仕事です。成功の鍵は「探し方を複数持つこと」「季節と作物のマッピングを事前に把握すること」「Payslip・Superannuationの確認を採用前に行うこと」の3点に集約されます。

政府公式のHarvest Trail・専門求人サイト・SNSグループ・ジョブホステル・口コミ・有料エージェント・直接訪問の7ルートを状況に応じて組み合わせることで、シーズンを逃さず仕事に就ける確率を高められます。現金払いの回避、車の事前確保、シーズン直前の再確認という3点の準備を整えてから地方へ移動するのが、失敗を最小化するコツです。

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