2026年5月30日

ワーホリ帰国前の15項目|タックスリターン・退職年金で数十万円取り戻す

ワーホリ帰国前の15項目(住居/税金/銀行/書類/人間関係)を2か月前から逆算で整理。タックスリターンとSuperannuation返還で数十万円を取り戻す手順、Bond返還、現地サブスク解約、Reference Letter取得を体験談で解説。

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ワーホリ帰国前の15項目チェックリストを住居・税金・銀行口座・書類・人間関係の5分類で整理しました。タックスリターン(数万〜数十万円の還付)と退職年金返還(豪のSuperannuationは年収の11.5〜12%相当)を取り損ねると、貯金額に直接響きます。Bond返還、サブスク解約、Reference Letter取得など、最後の数週間で雑になりがちな手続きを2か月前から逆算で進めるのが鉄則。この記事では15項目の優先順位と具体的な手順を解説しました。

帰国2か月前から始めるべき理由

多くの手続きに2〜6週間かかる

ワーホリ帰国前の手続きは「数日では終わらないもの」が多数あります。タックスリターンは申請から還付まで2〜6週間、退職年金(オーストラリアのSuperannuation)の返還は2〜3か月、銀行口座解約は最後の給与入金確認後、住居の退去通知は2〜4週間前が標準。

これらを並行で進めると、最終週に「銀行が閉まる前に来てください」「Bondが返ってこない」と慌てるはめになります。帰国2か月前にチェックリストを書き出して、月単位で計画を立てるのが結局は一番早い動き方です。

計画を立てないと数十万円を失う

具体的にお金を失いやすいのは、タックスリターン未申請(数万〜数十万円の還付逃し)、退職年金未請求(年収比で5〜10%相当の積み立て放置)、Bondの未返還(最大4週間分の家賃相当)、銀行口座の維持手数料発生です。合計すると数十万円〜100万円規模になり得る金額で、最後の1〜2か月の動き方で取り戻せる範囲です。

1年費用全体の話はワーホリ1年の費用内訳のページにありますが、帰国前の取りこぼし対策はその総額を実質的に押し下げる効果があります。

住居を整理する3つのチェック

1. 退去通知を契約書通りの期日に出す

シェアハウス・賃貸の退去通知は、多くの契約で2〜4週間前のオーナー通知が必須。期日を守らないとBond(保証金)からその期間分の家賃が差し引かれることがあります。契約書の「Notice Period」を確認し、その分前に書面(メール可)で通知を出します。

シェアハウス選びの段階で退去通知期間を確認しておく重要性は、入居前のチェックリストに含めるべき項目。詳しくはシェアハウスを失敗せず探す7ステップのページで触れています。

2. 部屋の原状回復と退去前清掃

Bondを満額返してもらうには退去前の徹底清掃が必須です。床・壁・浴室・キッチンの汚れ、家具の傷を確認し、入居時の状態に近づけます。プロの清掃業者(Move-Out Cleaning)を依頼する場合は、ワンルームでA$150〜250、シェアハウスの自室のみならA$80〜150が相場。

退去前にスマホで全部屋を動画撮影しておくと、後でBond返還の交渉時に証拠として使えます。入居時の状態と退去時の状態を時系列で残すのが鉄則です。

3. Bond返還の手続きと振込先指定

Bondは公的なBond Board(オーストラリア各州)や家主から、退去後2〜4週間で返還されるのが標準。返還先の口座は日本の銀行を指定すると、現地口座を閉じた後でも受け取れます。WiseのMulti-Currency Accountを使えば、現地通貨のまま受けて日本円に両替するルートも便利。

家主が返還を渋るケースもあるため、退去前にメールで「Bondはこの日までにこの口座に振り込んでほしい」と書面で確認を取っておくのが防御策です。

税金関連の3つのチェック

4. タックスリターン(確定申告)の申請

現地で給与所得があった場合、タックスリターン(確定申告)の申請で源泉徴収分の還付を受けられます。オーストラリアの会計年度は7月1日〜6月30日、カナダは1月1日〜12月31日。会計年度終了後または出国時に申請可能です。

申請はオンライン(豪のmyTax、加のCRA)か、現地の税理士・会計士(手数料A$100〜200程度)に依頼。年間所得がA$45,000以下のワーホリなら、源泉徴収された税金の大半が戻ってくるケースが多いです。詳しい税金の流れはタックスリターン解説のページで国別に整理しています。

1年の任期を終えて帰国したとき、手元に残ったのは、目標にしていた貯金100万円と、以前より少し図太くなった自分でした。

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5. 退職年金(Superannuation)の返還請求

オーストラリアでは雇用主が給与の11.5%(2026年7月以降は12%)を退職年金として積み立てる義務があります。ワーホリビザでも条件を満たせば帰国後にこの積み立て分が返還される制度(DASP: Departing Australia Superannuation Payment)があり、滞在期間と給与によっては数十万円が戻ります。

申請は出国後・ビザ失効後にオンラインで実施。返還額の35〜65%が税金として差し引かれますが、それでも手取りで数十万円のレンジになります。詳しい申請手順は退職年金返還ガイドのページで具体例を解説しています。

6. 帰国後の日本での確定申告準備

日本に帰国した年の日本での確定申告も忘れてはいけません。海外所得を含めた申告が必要なケースがあり、特に出国時の住民票の手続き次第で課税範囲が変わります。

住民票を「海外転出届」で抜いていた場合と、住民票を残したまま渡航した場合では、日本の所得税・住民税の扱いが異なります。帰国後の税務手続きは帰国後の日本の税務のページで整理しています。

銀行口座と金融の3つのチェック

7. 最後の給与入金を確認してから解約

現地銀行口座の解約は、最後の給与入金を確実に受け取ってから進めます。一般的な雇用契約では給与は週払い・隔週払い・月払いで、退職後に数週間分が振り込まれることが多い。タックスリターンの還付金やBond返還も口座経由のため、解約タイミングは慎重に判断します。

解約は支店窓口で本人確認書類とカードを持参して手続きするのが基本。残高があれば全額引き出すか、Wiseなどで日本の口座に送金してから解約します。

8. クレジットカードの住所を日本に戻す

日本発行のクレジットカードは、帰国前に住所を日本に戻す手続きを忘れずに。現地住所のままだと、帰国後のカード会社からの郵便が現地に届き、再発行や利用停止のリスクが発生します。

多くのカード会社はオンラインで住所変更が可能。引き落とし口座の残高にも注意し、年会費や請求引き落としで残高不足にならないようにしておきます。

9. 海外送金で手元現金を日本へ

現地通貨で残った現金や口座残高は、低手数料の海外送金サービスで日本に移すのが効率的です。Wise・Revolut・PayPalなどは銀行送金より手数料が安く、レートも有利。たとえばA$5,000を日本円に送金する場合、銀行経由だと8,000〜15,000円の手数料がかかる一方、Wiseなら3,000円台で済みます。

具体的な送金サービスの使い方はWise活用ガイドのページで詳しく扱っています。

またどうしても言葉の壁が大変で自分で銀行や役所など手続きにいくのは難関でした。

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書類とサブスクの3つのチェック

10. 在留届の帰国届を提出

3か月以上滞在で在留届を出していた場合は、帰国時に「帰国届」を提出する必要があります。オンラインで完結する手続きで、パスポートと在留届提出時のパスワードを使います。これを忘れると、その後の領事館サービスや海外渡航時の手続きに影響することがあります。

11. 現地のサブスク・契約を全解約

SIM・Wi-Fi・ジム会員・サブスクサービス(Netflix現地版・Spotify・新聞)など、定額課金されているものを全部リストアップして解約します。クレジットカードの利用明細を3か月分さかのぼってチェックすると、忘れていた契約が見つかることが多い。

解約はオンラインで完結することが多いですが、ジム会員などは契約書の解約通知期間(多くは1か月前)がある場合も。早めに動くのが安全策です。

12. 雇用主からのReference Letter取得

現地で働いた雇用主からReference Letter(推薦状)を出してもらうと、帰国後の転職活動や次回の海外渡航時に強力な書類になります。退職前に「短くてもいいので推薦状をもらえないか」と聞くだけで、多くの雇用主は応じてくれます。

英語の推薦状は日本のキャリア市場でも評価される素材なので、退職時のひと手間で帰国後の選択肢を広げられます。

人間関係と荷物の3つのチェック

13. 現地で築いた人間関係の整理

仕事仲間、ハウスメイト、現地の友人とLINEやWhatsAppの連絡先を整理し、帰国後も連絡を取り続けたい相手とは別れの前にちゃんと話す時間を作ります。SNSのフォローや手紙の住所交換も、帰国後の連絡を続けやすくする小さな投資です。

1年経って帰国後に「現地でできた仲間とのつながりが財産」と振り返る人は多く、ここを雑に終わらせないのが満足度の高い帰国の条件になります。

14. 不要品の売却と日本への発送

現地で買った家具・家電・自転車・車は、出発前に売却するかハウスメイトに譲ります。GumtreeやFacebook Marketplaceで売れば、出発前の数週間でも数万円が手元に戻ります。

日本に送る荷物は船便と航空便を使い分け。書類・思い出の品は手荷物、衣類や書籍は船便(2〜3か月かかるが安い)が定番ルート。重い荷物を航空便で送ると数万円のコストになるため、船便を早めに手配するのが節約のコツです。

15. 帰国便の予約と空港送迎

帰国便の航空券は、出発の2〜3か月前までに予約するとオフシーズン価格で取れます。手荷物の重量制限(23kg×2個など)を超えると追加料金が発生するため、荷物計画と帰国便の制限を合わせて確認します。

空港までの移動はシャトルバス、Uber、空港鉄道など複数の選択肢があり、最終的なシェアハウス退去日と空港行きの便の時間調整が最後の山場です。ホテル1泊を挟むスケジュールが余裕があって安全です。

よくある質問(FAQ)

タックスリターンと退職年金は出国前にやるべき?

タックスリターンは会計年度終了後出国時の申請が可能。退職年金は出国後・ビザ失効後の申請しかできません。両方ともオンラインで申請でき、帰国後の手続きでも問題ありません。

Bondが返ってこない場合の対処法

家主が返還を渋る場合は、各州のTenancy Tribunal(賃貸調停機関)に相談します。公的な調停手続きで、無料または低料金で対応してくれます。証拠として入居・退去時の写真や動画があると有利です。

日本に持ち帰れない物はどうする

家具・電化製品・自転車はGumtreeやFacebook Marketplaceで売却するのが定番。売れ残った日用品はチャリティショップ(Vinnies、Salvation Armyなど)に寄付すると、最後の数日が楽になります。

まとめ

ワーホリ帰国前の手続きは、住居・税金・銀行口座・書類・人間関係の5分類で15項目に整理できます。タックスリターンと退職年金で数十万円、Bond返還で数週間分の家賃を取り損ねないためには、帰国2か月前からチェックリストを書き出して逆算的に動くのが必須。荷物の発送、人間関係の整理、Reference Letterの取得など、最後の数週間で雑になりがちな要素を丁寧に進めると、帰国後の生活立ち上げが圧倒的にスムーズになります。帰国後のキャリア構築は帰国後ガイド、海外送金はWise解説のページで詳しく扱っています。

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