2026年5月31日

ワーホリ中の周遊旅行|地域別ルートと年間旅費を半額にする5技

ワーホリ中の周遊旅行を計画的に楽しむ仕事と旅のバランス設計、地域別ルート(豪東海岸縦断・カナダ横断・ヨーロッパ周遊)、コスパ最大化の5技(オフシーズン・Hostel・自炊・バス+格安航空券・無料スポット)を体験談で解説。

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ワーホリ中の周遊旅行|地域別ルートと年間旅費を半額にする5技

ワーホリ中の旅行は「仕事と旅のバランス設計」と「節約5技術」があれば、年間の旅費を大幅に抑えながら複数国・複数都市を巡ることができます。滞在国を拠点に格安航空やバス、ロードトリップを組み合わせることで、観光旅行とはまったく違う「生活者目線の旅」を体験できるのがワーホリならではの魅力です。

この記事では、旅費の貯め方・交通手段の選び方・宿の賢い使い方・近隣国への旅・再入国時のビザ注意点・安全対策まで、旅と仕事を両立するための実践的な情報を体験談つきでまとめました。

仕事と旅のバランス設計

1年間の計画の立て方と旅費の積み立て方

ワーホリで旅を充実させるためにもっとも重要なのが、最初に1年間の大まかな設計をしておくことです。多くの渡航者が選ぶパターンは「最初の6〜9か月で集中的に働いて貯金を作り、残り3〜6か月で旅をする」スタイル。あるいは「3か月ごとに2か月働いて2週間旅する」サイクルを繰り返す人もいます。仕事をしながら旅を欲張りすぎると、シェアハウスの契約や仕事の継続性に支障が出やすいため、最初の段階でどちらを優先するか方針を決めておくのが安全策です。

旅費は月の手取りの20〜30%以内を目安に別口座へ積み立てておくのが現実的です。たとえば月25万円程度の手取りなら、旅費として月5〜7万円を積み立てれば半年で30〜42万円を確保できます。採用面接の段階で「まとまった休暇を取りたい時期がある」と伝えておくと、後から調整しやすくなります。

旅行スタイル

月の旅費目安

年間総額の目安

特徴

週末の小旅行のみ

2〜4万円

24〜48万円

仕事を中断しない。日帰り・1泊2日が中心

月1回の中規模旅行

5〜8万円

60〜96万円

2〜4泊の旅が可能。近隣都市・隣国も視野に

長期周遊(仕事を辞めて旅)

10〜20万円

120〜240万円

数週間〜数か月のまとまった旅。帰国後の仕事探しが必要

滞在国別・旅行のしやすさと定番ルート

オーストラリア:国内だけで1か月以上旅できる

オーストラリアは国内が非常に広く、国外へ出なくても1か月以上の旅行コンテンツが詰まっています。もっとも人気の「東海岸縦断」はメルボルンからケアンズへ約3,000kmを北上するルートで、2〜4週間・A$2,500〜4,000(約25〜40万円)が目安です。西海岸はパース〜ブルームのロードトリップが人気で2〜3週間・A$3,000〜5,000(約30〜50万円)。世界遺産ウルルはアリススプリングス発の2〜4日ツアーでA$800〜1,500(約8〜15万円)。南部のタスマニア島は1週間程度・A$1,200〜2,000(約12〜20万円)で周遊できます。

レンタカーでのロードトリップは、広大な自然を自分のペースで体験できる点が最大の魅力です。運転は日本と同じ左側通行ですが、道路状況や距離感は異なります。事前に国際免許を取得し、各州の交通ルールを確認しておきましょう。詳細は海外での運転・国際免許の取り方もご参照ください。

休日には友人とロードトリップに出かけ、地平線まで続く一本道をドライブしたり、キャンプをして満点の星空を眺めたりと、オーストラリアの雄大な自然を五感で感じることができました。

男性 24歳 オーストラリア・ブリスベン 11ヶ月 ★5.0 体験談を読む →

カナダ:ロッキー山脈と自然アクティビティ

カナダはトロント・バンクーバーを拠点に、ロッキー山脈(バンフ・ジャスパー・レイクルイーズ)への旅がワーホリ定番の最高峰です。夏は登山、冬はスキーと通年で楽しめ、1週間の旅費はCAD 1,500〜2,500(約17〜28万円)が目安。バンクーバー近郊では日帰りハイキングの定番スポット、グラウス・マウンテンが人気です。

休日はハイキングに出かけ、グラウス・マウンテンの頂上からバンクーバーの街並みを見下ろした時、自分の悩みがいかに小さなものだったかを実感しました。

女性 23歳 カナダ・バンクーバー 11ヶ月 ★5.0 体験談を読む →

ヨーロッパ(アイルランド・イギリス拠点):格安航空で近隣国を巡る

アイルランドやイギリスを拠点にすると、RyanairやeasyJetなどの格安航空会社でEU圏内を€20〜50(約3,500〜9,000円)前後で移動できます。週末の2泊3日でパリ・バルセロナ・リスボン・アムステルダムなど新しい国を体験する旅が現実的になるのは、ヨーロッパ拠点ならではの特権です。体験談によると、有給を活用してフランスやスペイン、イタリアへ旅したことがワーホリ期間の一番の思い出になったという声が複数あります。

長期旅行ならInterrail Pass(EU鉄道周遊パス)もあります。料金・条件は年度により変わるため公式サイトでご確認ください。アイルランドを拠点にしたヨーロッパ旅行の全体像はアイルランドワーホリ完全ガイドでまとめています。

さらに、ダブリンはヨーロッパ各国へのアクセスが非常に良く、格安航空会社(ライアンエアー)を利用して、週末にフランスやスペイン、イタリアなどへ数千円で旅行に行けることも大きな魅力でした。

女性 30歳 アイルランド・ダブリン 11ヶ月 ★5.0 体験談を読む →

アメリカ・その他:スケールの大きなロードトリップ

アメリカを拠点にする場合、グランドキャニオン・ヨセミテ・イエローストーンなど世界規模の国立公園がドライブ圏内に点在します。ロサンゼルス拠点ならルート66沿いのロードトリップ、ニューヨーク拠点ならナイアガラへの日帰り旅行が定番です。移動の主役はレンタカーか長距離バス(Greyhound・Megabus)になります。

週末は友人たちとグランドキャニオンまでロードトリップに行ったり、メジャーリーグを観戦したりと、アメリカならではのダイナミックな生活を楽しみました。

男性 20歳 アメリカ・ロサンゼルス 8ヶ月 ★5.0 体験談を読む →

格安移動の手段を使い分ける

交通手段の選択肢と費用の目安

旅費を大きく左右するのが交通手段の選択です。移動距離・所要時間・快適さをセットで考え、最適な組み合わせを選ぶことが節約の基本となります。

手段

適した距離

費用感(目安)

注意点

格安航空(LCC)

500km以上の長距離

2,000〜2万円前後(早割)

2か月以上前の早期予約が鉄則。荷物追加料金に注意

長距離バス(夜行)

200〜800km程度

2,000〜8,000円程度

移動中に宿代が浮く。快適性は低め

レンタカー・相乗り

国内周遊全般

1人あたり3,000〜8,000円/日(複数人で割り勘)

保険・ガソリン代を込みで計算する

鉄道(通常・パス)

都市間移動

区間により大きく異なる

Interrailなど周遊パスは複数国で割安になる場合あり

フェリー

島・海峡越え

1,000〜1万円程度

タスマニア・英仏海峡・フィヨルド等で活躍

LCCを使う際は「表示価格に荷物料金が含まれていない」ことが多いため、荷物の重量制限と追加料金を事前に確認しましょう。預け荷物の購入は出発当日の空港では割高になることがほとんどです。

宿泊費を抑える選択肢

ワーホリ中の旅行ではホステル(Hostel)のドミトリールームが最もポピュラーな低コスト宿泊手段です。1泊A$25〜50(オーストラリア)、CAD 30〜55(カナダ)、€15〜35(ヨーロッパ)が目安で、共用キッチンが使えるため食費も抑えられます。Booking.com・Hostelworld・Airbnbを組み合わせて比較予約するのが定番です。また、国立公園内のキャンプ場は1泊A$10〜30程度のところも多く、星空の下での体験はホステルとはまったく異なる記憶になります。キャンプ用品は現地のセカンドハンドショップで安価に調達できます。

近隣国への旅行とビザ・再入国の注意点

ワーホリビザと出国・再入国のルール

ワーホリビザで滞在中に他国へ旅行する場合、ビザの条件によっては「いったん出国すると再入国できない」「滞在日数が消費される」などの制約があります。国やビザの種類によってルールが大きく異なるため、渡航前に必ず各国の大使館・入国管理局の公式サイトで最新情報を確認してください。

たとえばオーストラリアのWorking Holiday Visa(サブクラス417・462)は基本的に出国・再入国が自由ですが、ビザに設定された「有効期限」内に再入国する必要があります。またカナダのIECワーホリビザも出国・再入国は基本的に可能ですが、出入国時に「ワーホリ目的の滞在である」ことを入国審査員に説明できる準備が必要です。アイルランドはEU圏を自由に移動できますが、非EU国(イギリスなど)へ渡航する際は入国スタンプのルールが異なります。いずれも公式サイトの最新情報を必ずご確認ください

近隣国への旅行で必要な準備

ワーホリ中に近隣国へ短期旅行する際の主な確認事項は以下のとおりです。

  • パスポートの残存有効期限:入国先が「6か月以上の残存期限」を求める場合があります
  • ESTA・eVisaなどの事前認証取得:アメリカ(ESTA)や一部のアジア・アフリカ諸国では必須です
  • 保険の補償範囲の確認:ワーホリ保険が第三国への旅行をカバーしているか事前に確認してください
  • ビザ・宿・帰国便のデジタルコピー保存:入国審査で提示を求められる場合があります

旅の安全対策と持ち物

盗難・紛失を防ぐ基本習慣

旅行中のトラブルで最も多いのがスリ・置き引き・盗難です。ホステルや駅・空港・観光スポットでは特に注意が必要で、バックパックの外ポケットにスマートフォンや財布を入れるのは避けましょう。クレジットカードは2〜3枚に分けて携帯し、うち1枚はホテル・ホステルのロッカーや荷物の奥底に保管しておくと、万が一の紛失・盗難時のリスクを分散できます。防犯面の詳細は海外での盗難・スリ対策ガイドもあわせてご覧ください。

旅先の国に合わせて現地SIMまたはeSIMを切り替えると、地図アプリや翻訳ツールが常時使えて安心です。eSIMの選び方は海外eSIM比較ガイドを参考にしてください。

旅行時に追加で用意したい持ち物

通常の生活用品に加え、旅行中は南京錠(ホステルのロッカー施錠用)・マネーベルト(パスポートと現金の身体密着保管)・電源プラグ変換アダプター・モバイルバッテリーがあると安心です。常備薬と下痢止めは旅先で日本のものが手に入らない場合があるため、出発前に準備しておきましょう。パスポート・ビザ・保険証書のデジタルコピーはクラウドに保存しておくと、紛失時の対応がスムーズになります。基本の持ち物全体についてはワーホリ持ち物リスト2026完全版もご参照ください。

よくある失敗と回避策

旅費を使いすぎて帰国資金が足りなくなる

旅の楽しさに引っ張られて支出が膨らみ、帰国前に手持ちの資金が枯渇するのはよくある失敗パターンです。「帰国費用は旅行資金とは別に口座を分けて先に確保する」のが最もシンプルな回避策です。帰国便の購入費用(目安として国によって3〜10万円前後)と、帰国直後1〜2か月分の生活費を別枠で守っておきましょう。

シェアハウスの部屋を引き払いすぎて旅から戻れなくなる

長期旅行に出るからと部屋を完全に退去したところ、旅先でトラブルが発生し帰国日が変わってしまい、戻り先の住居確保が大変になるケースがあります。2〜4週間程度の旅行であれば家賃を払い続けて部屋を確保したほうが結果的にコストと精神的負担が低くなることが多いです。1か月以上の長旅なら、ハウスメイトとサブレット(又貸し)の交渉をするか、帰国時の住居を先に確保してから出発するよう段取りしましょう。

LCCの遅延・ビザ再入国条件の見落とし

格安航空は遅延・欠航リスクが比較的高く、乗り継ぎ便には十分な余裕が必要です。また、ワーホリビザの種類によっては国外へ出た時点でビザが終了する「シングルエントリー」タイプがあります。隣国への小旅行でも、出発前に必ずビザの再入国可否を大使館や入国管理局の公式サイトで確認することが絶対の原則です。

よくある質問(FAQ)

ワーホリ中に旅行しても仕事に復帰できますか?

短期(2週間以内程度)の旅行なら、多くの場合は職場に事前に話を通すことで休暇を取れます。ただし仕事の形態(農場・リゾート・カフェ等)によって休暇の取りやすさは大きく異なります。長期旅行で仕事を辞める場合は、帰国後に仕事を再度探すことになるため、仕事探しの手順や求人の時期感を把握した上で計画を立てましょう。

旅行中も現地の保険でカバーされますか?

ワーホリ保険の多くは滞在国内の旅行をカバーしていますが、第三国への旅行は保険会社・プランによって対象外になる場合があります。特にアメリカは医療費が高額なため、出発前に必ず補償範囲を確認してください。詳しくはワーホリ向け海外保険の比較もご参考に。

ホステルの安全性は大丈夫ですか?

評価の高いホステル(Hostelworldで8点以上が目安)は、セキュリティロッカーや鍵付き個人ロッカーが完備されており、基本的な安全性は確保されています。貴重品は必ずロッカーに施錠し、共用スペースにスマートフォンや財布を置き忘れないよう注意すれば、多くの場合は問題なく利用できます。

旅行中のシェアハウスの家賃はどうするのがよいですか?

1〜2週間の短期旅行なら家賃を払い続けて部屋をキープするのが無難です。1か月以上の長期旅行では、ハウスメイトや大家さんに相談の上でサブレット(又貸し)するか、一時退去して別の住居を再確保するかを選択します。いずれの場合も退去・再入居のルールは契約書を確認した上でハウスオーナーと事前に話し合ってください。

旅行中のベストシーズンはいつですか?

滞在国によって異なります。オーストラリア・ニュージーランドは南半球なので日本と季節が逆転し、日本の冬(12〜2月)が夏です。カナダのロッキー山脈は夏(6〜8月)が観光ハイシーズンで緑が美しく、冬はスキーリゾートとして人気があります。ヨーロッパは春(4〜5月)と初秋(9〜10月)が観光客が少なく移動しやすいオフシーズンです。オフシーズンを狙うと宿泊・航空券が30〜50%安くなることが多いため、旅費の節約にもなります。なおワーホリ中に参加できるイベント・フェスティバルのページも計画の参考にどうぞ。

まとめ

ワーホリ中の旅行を成功させる6つのポイントを整理します。(1)最初に1年間の設計をして仕事と旅の優先順位を決める、(2)旅費は月の手取りの20〜30%を別口座に積み立てる、(3)LCC・夜行バス・レンタカーを距離と予算で使い分ける、(4)ホステル+キャンプの組み合わせで宿泊費を抑える、(5)近隣国旅行前はビザ再入国条件・パスポート残存期限・保険補償範囲を必ず確認する、(6)オフシーズンを狙って30〜50%節約する。

旅費全体の考え方はワーホリ1年間の費用内訳、貯金ペースの作り方はワーホリ300万円貯金戦略で深掘りしています。滞在国別の完全ガイドはオーストラリア完全ガイドカナダ完全ガイドニュージーランド完全ガイドもあわせてどうぞ。

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